千葉工業大学 小笠原研究室(情報変革科学部 認知情報科学科/社会システム科学部 プロジェクトマネジメント学科)
主に大学外での活動をお知らせします。


  • 2024年7月17日(木) 組込み適塾
    • 第17回組込み適塾で、「組込みシステム開発管理の実践技法」という講義を担当してきました。
    • 今回の講義の章構成は昨年とほぼ同じで、次のとおりです。
    • ───────────────────
      1. ソフトウェア開発とプロセス改善
      2. 定量的品質管理(計画・測定・分析)
      3. 設計レビュー
      4. 派生開発プロセスXDDP
      ───────────────────
    • 今年は昨年に引き続き対面で実施しました。受講者は21名で、3~4名のグループが6つでした。全体的に若い方が多く、演習も活発に行ってくれて、とてもよい雰囲気で進められました。対面はやはり話しかけやすいので、ところどころで話しかけながら進めました。設計レビューのところで質疑応答が活発でした。また、派生開発プロセスXDDPには興味を示してくださった受講生が多かったと思います。来年も開催できるのであれば、テキストと演習問題をさらに見直して、より良い内容を提供できるようにしたいと思います。
  • 2024年7月16日(火) 講師「ソフトウェア品質技術者初級セミナー」
    • 日本科学技術連盟(日科技連と呼んでます)のSQiP(日本科学技術連盟の下に設置されたソフトウェア品質向上のための活動)で主催するセミナー「ソフトウェア品質技術者初級セミナー」の講師をしてきました(今年度1 回目)。今回の私の担当部分は、“ソフトウェア品質マネジメント概論”と“レビュー技法”でした。
    • 前々回からレビュー技法では、Googleスライド(共有可能なプレゼンテーションスライドの作成ツール)を使い、グループワークをしてもらっています。具体的には、個人レビューの結果を個人用のシートに貼り付けてもらい、その後、グループ毎に用意したシートにレビュー結果を集約してもらうという作業です。前回同様、使い勝手もよく、うまく活用できたと思います。オンラインの環境が充実してきているので、対面の時と同じように演習ができるようになっていると思います。今後もオンラインで実施できるものは継続するという流れになりそうです。
  • 2024年7月7日(日)~10日(水) 国際会議(IIAIIIA 2024 @ 高松)に参加
    • IIAI AAIは日本に本部を置く国際学会のInternational Institute of Applied Informatics(略称:IIAI)(日本名:国際応用情報学研究機構)が毎年開催している国際会議で、今回は16回目となり、正式名称は「16th International Congress on Advanced Applied Informatics」です。
    • 今年の IIAI AAI 2024 は、高松で開催でした。
    • 今回は、京都光華女子大学の岡本華枝先生が主筆で、私が共著の論文が採択され発表してきました。タイトルは、「Development of Teaching Methods in Basic Nursing Education Using Process Flow Diagram」です。発表は7/9(火)でした。岡本先生は初めての国際会議での発表でしたが、しっかりとしと発表と質疑応答に対応できました。
    • 今回は、京都光華女子大学の岡本華枝先生が主筆で、私が共著の論文が採択され発表してきました。タイトルは、「Development of Teaching Methods in Basic Nursing Education Using Process Flow Diagram」です。発表は7/9(火)でした。岡本先生は初めての国際会議での発表でしたが、しっかりと発表できました。質疑応答では質問に対して、別の参加者の方々も反応してくださり、いろいろと議論ができました。楽しかったです。
    • この国際会議には2020年から参加していますが、最初の3年間はオンライン/ハイブリッド開催でしたので、参加しているという実感がありませんでした(査読やオンラインでのセッションへの参加はしてましたが)。昨年から基本的に対面に戻り(一部のセッションのみオンライン開催)、今年は、初めてオープニングセレモニーやバンケットにも参加しました。いろいろな方とも交流でき、とても楽しい3日間でした。来年以降もできるだけ参加したいと思います。
  • 2024年7月4日(木) 品質管理セミナー 入門講座:「統計的検定・推定」(1日間)講師
    • 日本規格協会主催の「品質管理セミナー入門講座(6日間)」の講師を担当しました。2020年7月、2021年1月、7月、2023年7月に続き5回目の担当です。この講座は6日間のコースです(詳細はリンクのセミナーコース詳細を参照してください)。私が担当したのはセミナー3日目の「統計的検定・推定」です。統計的検定・推定の内容を1日で伝えるのは大変なのですが、教科書はすべて網羅するという方針で臨みました。
    • すべて網羅するには、考え方や計算式を一つ一つ説明していると時間が足りなくなるので、詳細な内容は教科書を読んでもらうことにして、検定・推定のパターンを「平均値の検定・推定」、「分散の検定・推定」に大きくわけ、それが「基準値との比較(一つの母集団)」が対象なのか、「二つの母集団の比較」なのかに場合分けをしました。分類内容の詳細は、以下の検定統計量を参考にしてください。
    • 検定統計量
    • 今回は、演習の時間を短めに切り上げたので時間の余裕が少しあったため、QC検定2級の過去問から検定・推定に関する問題を数問取り上げ、解いてもらいました。今まで用意した演習問題とは違う種類の問題だったので、気分転換にもよかったのではないかと思っています。
    • 全般的に分かりづらかったと反省しています。もし、次の機会があれば、その時までには今回の反省をふまえて内容を改訂したいと思います(毎回そう言っていますが…)。
  • 2024年6月15日(土)第2回系統的ソフトウェア開発技術研究会に参加
  • 2024年6月12日(水)-14日(金)ソフトウェア・シンポジウム2024を開催
    • 今年も開催しました、ソフトウェア・シンポジウム2024(SS2024)
    • 今年は長崎駅前の出島メッセ長崎で開催しました。今年も実行委員として、主に当日運営を中心に担当しました。ハイブリッド開催だったので、大学からヤマハのスピーカーフォン(YVC-1000)を3台持ち込みました。このスピーカーフォンにマイクを2つ付け、Zoomと接続し、ソニーのカメラ(VLOGCAM)を接続しました。3トラック分の準備をひろのぶさん、本多さん、私の3名が中心となり進めました。昨年もほぼ同じ形式でしたので、だいぶスムーズに運用できました。今年も、配線に足を取られる方が数名いて、カメラが転倒しましたが、壊れることもなく無事でした。大きなトラブルもなく良かったです。
    • 今回の参加者数は146名でした。2011年(長崎で開催)以降では、2019年の熊本(154人)について多い人数でした。若い方も多く、少しずつですが変化の兆しが見えたような気がします。夜は長崎の食事を堪能し、昼は議論を繰り広げるという3日間を過ごしました。疲れましたが、濃密な時間を過ごすことができました。この3日間がないと年を越せない(年末ではないですが)、という感じです。
    • 私も、「安全性解析技法を用いた鉄道障害事故の分析」(スライド)というタイトルで発表しました。これは、令和元年6月1日に発生した金沢シーサイドラインの鉄道人身傷害事故を対象に、STAMP/SPTAで分析した事例です。発表後は質問やコメントをいただき、セッション終了後も数名の方々から声をかけていただきました。これらの議論をとおして、どうしてこのような事故が起きてしまったのか、その裏側には何があったのか、ということをさらに深く考えてみようというきっかけとなりました。この事故は、一見すると通常の安全解析技法(例えば、FMEAなど)をしっかり適用しているれば摘出できそうな感じがしますが、それが出来なかったのはなぜか、そして、このような事故を防ぐにはどうすればよいか、もう少し考えてみようという気持ちになっています。
    • 来年のSS2025は、2025年6月11日(水)~13日(金)に岡山コンベンションセンター(ママカリフォーラム)で開催します。来年もお待ちしております!
    • ss2024(1) ss2024(2) ss2024(3) ss2024(4) ss2024(5)
  • 2024年6月5日(水) 企業でオンラインセミナー:品質分析・メトリクス(応用編:1日間)
    • ある企業と受託研究の契約を締結し、定期的にセミナーを開催しています。今回は、品質分析・メトリクスに関する応用編の1日コースのセミナーを開催しました(通算で4回目)。章構成は昨年の9月に開催した時と同じです。演習6割、座学4割程度の構成で進めました。
    • QC七つ道具の説明も前回ど同様、昨年、放送大学の講義として開発した 数理・データサイエンス・AI 専門講座『ソフトウェア開発への応用』 の内容にしました。
    • 応用編では個人演習としてQC七つ道具を使った分析を行っています。今までは、Googleスプレッドシートを使っていたので実施できることには限界がありました。今回から、Rのクラウド版であるPosit Cloud (formerly RStudio Cloud)を使う事にしました。この環境を使うことで、Rの基本的に操作方法を伝えることができ、QC七つ道具や箱ひげ図など、さまざまな分析手法を実践することができました。特に、qccというライブラリを追加するとパレート図も簡単に作ることができ、結構感激してました。使える環境はうまく活用するに限りますね。次回は10月に開催です。
  • 2024年5月24日(金) 派生開発カンファレンス2024@早稲田大学
    • 派生開発カンファレンス2024に参加してきました。ただ、今回は大学の演習などもあり、午前中だけの参加でした。午前中だけでしたが、久しぶりに会う方々もいて、楽しく過ごせました。消化不良でしたが、これは9月で開催されるサマーワークショップで取り返します!
  • 2024年5月22日(水) 企業でオンラインセミナー:開発プロセスの定義・改善(上級編:1日間)
    • ある企業と受託研究の契約を締結し、定期的にセミナーを開催しています。今回は、開発プロセス定義・改善に関する上級編の1日コースのセミナーを開催しました(通算で4回目)。章構成は昨年の11月に開催した時とほぼ同じですが、今回は、SPI活動の中長期計画を立案する内容を厚めにし、演習も追加しました。4回目でしたが、比較的落ち着いて実施できたと思います。とはいえ改善箇所も見つかったので、次回実施時には内容を更新したいと思います。次回は11月に開催です。
  • 2024年5月11日(土) 10校対抗ラグビーに参加
    • 冬に足の甲を痛めてしまい、痛みが引くまでに結構長い時間がかかってしまいました。10校対抗ラグビーに参加するのは難しいと思ったのですが、1週間くらい前から走れるようになり、当日は、何とか試合に出ることができました。久しぶりに宮古高校の先輩・後輩と会い、たくさん話ができました。試合では、フルバックで出場し、前半・後半(15分ハーフ)ともにフルで出場できました。試合は楽しいですね!
    • 10校対抗1 10校対抗2 10校対抗3 10校対抗4 10校対抗5
  • 2024年5月8日(水) 企業でオンラインセミナー:開発プロセスの定義・改善(初級編:1日間)
    • ある企業と受託研究の契約を締結し、定期的にセミナーを開催しています。今回は、開発プロセス定義・改善に関する1日コースのセミナーを開催しました(通算で10回目)。章構成は今年の2月に開催した時とほぼ同じです。データ分析の事例は、ソフトウェア品質シンポジウム2019で発表された「QC七つ道具を利用したDevOpsプラクティスの導入による開発とテストの生産性改善」を使いました。QC七つ道具をうまく活用した事例です。演習6割、座学4割程度の構成で進めました。演習内容を見直したところはうまくいきましたが、それ以外の課題もいくつか見えたので、次回に向けて改善したいと思います。次回は8月に開催です。
  • 2024年4月26日(金) 専門特別講義で和田さんの講義
    • プロジェクトマネジメント学科の2年生の講義に専門特別講義があり、そこにで和田憲明さんに来ていただき、「DXとアジャイル開発」というテーマで講義をしていただきました。講演の最後には和田さんの改善の習慣としてジャグリングも披露していただきました。盛り上がりました!
    • 途中で、以下のようなディスカッションやワークも入れて行いました。受講している学生も楽しそうに議論してくれていました。やっぱり、みんなで話し合うのは楽しいですね。
      <ディスカッション:DXについて考えてみよう>
       身近にあるDXは?
       もっとDXしたいこと
      <ディスカッション:要求の変化を受け入れる>
       (1) みなさんが普段使用しているサービスを挙げる
       (2) 5年前はどんな状況だったか考えてみる
       (3) 10年後はどんな状況なのか予測してみる
      <ワーク:アジャイル開発における作り方の工夫>
       不確実性の高い領域では、動くソフトウェアを活用して
       なるべく早く「価値の高さ」や「リスクの高さ」を検証する。
  • 2024年4月24日(水) 企業でオンラインセミナー:品質分析・メトリクス(入門編:1日間)
    • ある企業と受託研究の契約を締結し、定期的にセミナーを開催しています。今回は、品質分析・メトリクスに関する1日コースのセミナーを開催しました(通算で12回目)。章構成は今年の2月に開催した時と同じです。演習6割、座学4割程度の構成で進めました。テキストと構成はこのところほぼ一緒なのですが、前回の反省とその時々の興味や社会の出来事などの影響で話す内容も少し変わっていると思います。次は後期なので、今回の反省点などをフィードバックして、少しでもよくなるようにしたいと思います。次回は8月に開催です。
  • 2024年4月20日(土) 国際P2M学会春季研究発表大会開催
    • 4月20日(土)に国際P2M学会2024年度春季研究発表大会千葉工業大学津田沼キャンパスで開催しました。
    • 今回は私が実行委員長で、実行副委員長は社会システム科学部経営情報学科の新谷幸弘教授でした。1月から毎月1回実行委員会を開催しながら準備を進めてきました。いろいろと改善をしながら進めてきましたが、今回も2022年に開催した時と同様、最後はバタバタとなってしまいました。でも、研究室の修士学生1人と学部(3年生)学生4人がバイトとして頑張ってくれたので、当日は何とか大きなトラブルもなく終えることができました。
    • 詳細は、ブログを参照してください。
  • 2024年3月28日(木) SEAフォーラム:レガシーシステムの作り替えについて話し合う
    • SEA フォーラム:レガシーシステムの作り替えについて話し合う」を開催しました。講演者は、有限会社ユニバーサル・シェル・プログラミング研究所の代表取締役の當仲寛哲さんでした。
    • 発表ではユニケージ開発手法の説明後、システム開発の事例を紹介していただきました。ユニケージ開発手法は、シンプルな独立した部品(コマンド)を組み合わせて試しながらアプリケーションを開発する、疎結合型開発アーキテクチャです。開発期間の短縮、ユーザー要件とシステムの乖離の最小化、保守性や拡張性の大幅な向上などを実現できます。簡単に言えば、シェルスクリプトとテキスト形式のデータでシステムを開発するということです。データベースも使わないですし、プログラミング言語も使いません(シェルプログラミングは必要です)。
    • ユニケージ開発手法だけではなく、この開発手法を使うためのプロセスもとても参考になるものでした。基本的な考え方は次のとおりです。
      ・幹から枝葉、繰り返し、重ね合わせ
      ・アウトカム志向
      ・全員参加少人数チーム型
      ・経営から現場まで立ち回る伴走型
      ・フルスタック・フルサイクル
      ・スタートとゴールの共有
      ・設計先行のデータ構造化アプ
    • フォーラム開催後はいつものように懇親会を開催しました。楽しい時間を過ごしたあと、帰りの電車に乗り込みました。
  • 2024年3月7日(木) 日本医療教授システム学会 総会・学術集会でポスター発表
    • 第16回日本医療教授システム学会 総会・学術集会に参加してきました。残念なことに、PM学会の春季研究発表大会と同じ日程になってしまったため、2日目のポスター発表だけの参加となってしまいました。ポスターのタイトルは、「看護基礎教育における統合実習の事前・事後指導プログラムのテーラリングに関する検討」です。
    • ポスター発表の時間は1時間程度でしたが、多くの方々(10名程度)と話ができました。やり取りの中ではっと気がつくこともあり、今後の研究につながるヒントやアイデアをいただけました。やっぱり対話は大事ですね。この数日、かなりバタバタとしていたので、ポスターを印刷する時間も取れず、結局、当日の朝キンコーズで印刷して、会場に持参しました。印刷時間の問題もあり、結局、白黒印刷になってしまいました。しかし、カラー印刷の中でひとつだけ白黒だったので、私のポスターだけ他のポスターと違っていてよかったのかもしれません。終わったあと、会場(武蔵野大学 有明キャンパス)のカフェでご飯を食べてから大学に戻りました。
    • 発表したポスターです。
  • 2024年3月7日(木) PM学会2024年度春季研究発表大会に参加
    • PM学会主催の2024年度春季研究発表大会を行事委員会/表委員会のメンバとして運営するとともに、1つのセッションの司会をしました。
    • PM学会では毎年さまざまな表彰をさせていただいています。2023年度も学会賞、名誉会員(フェロー)、プロジェクトマネジメント功労賞、PM実施賞の各賞を授与させていただきました。私は、表彰委員会の担当として受賞者のみなさまとの事前のやり取りや当日の懇談など、とてもよい機会をいただきました。
    • 今回は、久しぶりに東洋大学(白山キャンパス)で開催しました。2019年3月以来ですのえ、4年ぶりということになります。野中先生とも久しぶりに会い、いろいろとお話をさせていただきました。翌日は別の学会の学術集会のため1日だけの出席でしたが、とても楽しかったです。
  • 2024年3月6日(水) サーティファイ2023年度第2回IT3合同会議
    • 現在、ビジネス能力認定 サーティファイ情報処理能力認定委員会のメンバとして参画しています。この日の夜、今年度の第2回IT3合同委員会が東京駅近くの会場で開催されました。サーティファイの方々、各委員回の委員長や委員のみなさまが集まり、報告、講演、意見交換が行われました。講演は、早稲田大学理工学術院教授 尾形哲也先生の「次世代マルチモーダル生成AIとしてのロボット」でした。最新の動向から将来への展望まで、とても分かりやすく、そして内容の濃い、時々笑いも入る面白く楽しい内容でした。
    • サーティファイの委員を来年度も継続できるならば、少しでも貢献できるように、プログラミングの教育内容や結果のフィードバックや認定の利用など ができるようにしたいと思いまます。
  • 2024年2月21日(水) 企業でオンラインセミナー:開発プロセスの定義・改善(初級編:1日間)
    • ある企業と受託研究の契約を締結し、定期的にセミナーを開催しています。今回は、開発プロセス定義・改善に関する1日コースのセミナーを開催しました(通算で9回目)。章構成は昨年の11月に開催した時とほぼ同じです。データ分析の事例は、ソフトウェア品質シンポジウム2019で発表された「QC七つ道具を利用したDevOpsプラクティスの導入による開発とテストの生産性改善」を使いました。QC七つ道具をうまく活用した事例です。演習6割、座学4割程度の構成で進めました。演習内容を見直したところはうまくいきましたが、それ以外の課題もいくつか見えたので、次回に向けて改善したいと思います。次回は5月に開催です。
  • 2024年2月16日(金) 沖縄PMセミナー2024に参加(現地参加)
    • 日本プロジェクトマネジメント協会(PMAJ)主催の「沖縄PMセミナー2024」に参加してきました。一番の目的は、佐藤達男先生(広島修道大学 経済科学部経済情報学科)の基調講演「「次世代のプログラム&プロジェクトマネジメント ~PMの新潮流を沖縄の視点で考える~」を聞くことでした。基調講演は、当日の9:30-11:00で、素晴らしい内容でした。分かりやすいし、説得力がある。しかも、スライドの使い方がうまくて惹きつけられる。真似したい、と思いました。
    • 基調講演のあとの発表もすべて面白く(講演タイトルと講演者は以下のとおり)、あっという間に夕方になってしまいました。沖縄まで来てよかったと本当に思いました。当然、夜は海さん~市での懇親会で盛り上がりました! PMAJの方々、沖縄の方々と知り合えたのが何よりもよかったです。旅(仕事だけど…)には出るものですね。
      ■講演-1
      「プロジェクトマネージメントとパーパス経営」
      ~沖縄における国際システムの取り組み~
      鈴木智洋(株式会社国際システム 代表取締役社長)
      ■講演-2
      「徹底分析! 沖縄のIT産業の動向」
      ~沖縄のIT産業変革に向けて~
      北嶋修(一般財団法人沖縄ITイノベーション戦略センター シニアリサーチャー)
      ■講演-3
      「首里城復興DX連携協定を通した地域課題解決」
      ~沖縄発の事業モデル開発への取り組み~
      川端卓(SCSK株式会社 ビジネスデザイングループ・地域共創事業開発部 部長)
      ■講演-4
      「AIを活用した実践的ビジネスモデル構築」
      ~ChatGPTによるビジネスモデルキャンバスの作成~
      浜田茂治(株式会社オーシーシー DX推進本部 部長)
    • 楽しかったので、沖縄で撮った写真を何枚か貼り付けておきます! PMセミナーとは関係ないのですが…
    • 沖縄1 沖縄2 沖縄3
  • 2024年2月15日(水) 企業でオンラインセミナー:品質分析・メトリクス(入門編:1日間)
    • ある企業と受託研究の契約を締結し、定期的にセミナーを開催しています。今回は、品質分析・メトリクスに関する1日コースのセミナーを開催しました(通算で11回目)。章構成は昨年の10月に開催した時と同じです。演習6割、座学4割程度の構成で進めました。テキストと構成はこのところほぼ一緒なのですが、前回の反省とその時々の興味や社会の出来事などの影響で話す内容も少し変わっていると思います。次は4月なので、今回の反省点などをフィードバックして、少しでもよくなるようにしたいと思います。
  • 2024年2月6日(火) 講師「ソフトウェア品質技術者初級セミナー」
    • 日本科学技術連盟(日科技連と呼んでます)のSQiP(日本科 学技術連盟の下に設置されたソフトウェア品質向上のための活動)で主催する セミナー 「ソフトウェア品質技術者初級セミナー」の講師をしてきました(今年度3回目)。今回の私の担当部分は、“ソフトウェア品質マネジメント概論”と“レビュー技法”でした。
    • 前回からレビュー技法では、Googleスライド(共有可能なプレゼンテーションスライドの作成ツール)を使い、グループワークをしてもらっています。具体的には、個人レビューの結果を個人用のシートに貼り付けてもらい、その後、グループ毎に用意したシートにレビュー結果を集約してもらうという作業です。前回同様、使い勝手もよく、うまく活用できたと思います。オンラインの環境が充実してきているので、対面の時と同じように演習ができるようになっていると思います。今後もオンラインで実施できるものは継続するという流れになりそうです。
  • 2024年1月29日(月)-30日(火) 企業でソフトウェアプロセス改善に関するオンラインセミナー(SEPG実践)を開催(2日間)
    • 企業からの依頼で2日間のトレーニングコースを開催しました(SEPG関連のトレーニング、受託研究として実施)。今回が20回目の開催となりました。最初の8回は集合形式で行いましたが、それ以降はオンラインでの開催となりました。演習6割、座学4割程度の構成です。
    • 前回開催時にも書きましたが、全体の内容としては落ち着いているのですが、見直したい部分も出てきました。前回、アジャイル開発と派生開発の内容を増やしたのですが、中途半端に増やすと逆に消化不良となってしまったため、元の構成に戻して、開発プロセスとしてシステム開発ライフサイクル(V字モデル、インクリメンタルモデル、スパイラルモデル)、アジャイルソフトウェア開発、派生開発プロセスXDDP、保守開発プロセスの4つを説明するようにしました。次回に向けて、演習内容を一度見直してみたいと思っています。
  • 2024年1月26日(金) ソフトウェア品質管理研究会 演習コースⅠ「ソフトウェア工学の基礎」で講義
    • 2023年度のソフトウェア品質管理研究会演習コースⅠ「ソフトウェア工学の基礎」で、「メトリクスとGQM」というタイトルで講義をしてきました。メトリクスに関する説明・議論のあと、GQMの説明を行い、実際に3グループでGQMを作ってみるという演習をしました。ソフトウェア開発の実践経験がある方々が多かったので、実際の開発に即した内容でGQMを作ってくれました。私自身、とても参考になることが多かったです。GQMを展開する際に、意図や観点を明確にすることの大切さをあらためて認識できました。13時から17時半まで、あっという間の4時間半でした。楽しかったです!
  • 2023年12月16日(土)-17日(日) ソフトウェア信頼性研究会(FORCE2023)に参加
    • 今年は12月16日(土)-17日(日)に、大阪の大阪上本町駅近くの会場で開催しました。基調講演は田中康さん(有限会社ケイプラス・ソリューションズ、奈良先端科学技術大学院大学/大阪芸術大学客員教授)に、招待講演には大平雅雄先生(和歌山大学)にお願いしました。田中さん、大平先生の講演は、ともに面白く議論が盛り上がりました。やっぱり対面形式の方が集中力を持って聞けるので(私の場合)、とても充実した時間を過ごすことができます。学生のみなさんの発表もとても興味深い内容でした。面白かったです!
    • 当日のプログラムはここを参照してください。私も「プログラミングとローコードと生成AIによるWebアプリの開発」というテーマで発表しました。発表後の議論も活発で、今後のプログラミングとか、ソフトウェア開発について考える事ができて楽しかったです。発表資料はここからダウンロードしてください。
    • 研究会終了後、奈良さん、三輪さんと一緒に鶴橋まで行き、焼肉を食べてから帰路につきました。美味しかったです。
    • 今回は行きと帰りの新幹線で S WorkPシート を使ってみました。なかなか快適でした。3人席を2人で使いますが、真ん中の席に仕切りがあります。窓際に座ると通路側が視界に入らないため、落ち着いて仕事や作業ができました。通常のシートより1,500円くらい高いのですが、この快適さが得られるならば十分に元は取れるという感じでした。次回以降も使おうと思います。
    • 来年も今年と同じ時期に開催の予定です。来年はもう少し参加人数を増やせるように頑張ってみたいと思います。
  • 2023年11月29日(水)-12月1日(金) ProMAC2023に参加
    • プロジェクトマネジメント学会(PM学会)主催の ProMAC2023(15th International Conference on Project Management) に参加してきました。
    • 海外での開催は、2019年に Yangon, Myanmar で開催した ProMAC2019 以来、4年ぶりでした。ベトナムのハノイには東芝に在籍していたころ、数回出張したことがありました。その頃と変わらず、道路を走るバイクの数は多く、熱気(と言うのとはちょっと違う感じですが、うまい表現が見つからない…)を感じました。
    • 今回は、FPT Software F-Ville 2 で開催しました。FPT Software の方々の献身的なサポートもあり、大変盛り上がった4日間(最後の1日は Fact Finding Tour)でした。私の研究室からは3年生の学生が発表をしました。初めての国際会議への参加でしたが、しっかりと発表できました。
    • 今回は、ハノイでの国際会議を終えたあと、ホーチミンに行き(はじめてのホーチミンでした!)、宮古高校ラグビー部時代の同級生と会って、お酒を飲んできました! 17時にホテルで待ち合わせをして、そこから4~5軒ハシゴ(途中、ビリヤードもあり)をして楽しんできました。久しぶりの再開で、とにかく楽しかった。時間が高校~大学時代にワープしてるという感じでした。
    • ブログには写真も載せました。
  • 2023年11月24日(金) SEAフォーラム in 北海道に参加
    • 毎年恒例のSEAフォーラム in 北海道に参加してきました。今回のテーマは「北海道でリスキリングを話し合う」でした。2つの話題のあと、みんなで議論をしました。話題1は、"AIエンジニアの視点から見る機械学習プロダクト開発の紹介とそれに伴う教育のニーズとリスキリングの需要性"というテーマで、平間 友大さん(平間AIラボ)が発表しました。話題2は、"みんなで集めるソフトウェアテストの教育のコツ"というテーマで、根本紀之さん、小楠聡美さん(SEA北海道)の発表でした
    • リスキリングとは何か、リカレント教育とは何が違うのか、などなど、さまざまな視点からの議論で盛り上がりました! ソフトウェア技術者は常に勉強すること(成長すること)が求められていると思うので、どこまでがやるべき学習で、どこからのリスキリングなのかという明確な線は引けない、というのが個人的な結論です。もちろん、新たな分野や職務にて新しいスキルを習得することを指すという場合をリスキリングということ自体には特に問題はないと思います。
    • フォーラムの翌日は、小楠さんと根本さんにいろいろな場所に連れて行ってもらいました。お土産用に安く美味しいものをたくさん買えました。北海道ボールパークFビレッジ(エスコンフィールド)にも行きました。今度、ここでプロ野球を観戦したいなぁ、と思いました。
    • 北海道1 北海道2 北海道3
  • 2023年11月19日(日)-21日(火) ゼミ合宿
    • 小笠原研究室が立ち上がってから2回目のゼミ合宿を行いました。ゼミ合宿は、2021年以来2年ぶりでした。前回のゼミ合宿の様子は"こちらから参照してください。
    • 今回は山梨県の石和温泉(宿はホテルうかい)に行ってきました。私は、初日の夜から合流し、2日目は富士急ハイランドに行き、3日目は朝食のあと石和温泉までみんなで散策し、そこで学生とは別れて帰路につきました。富士急ハイランドでは、今年のオープンしたばかりの「ZOKKON」と「高飛車」に乗ってきました。年齢制限があるのですが、まだ数年は大丈夫でした。Zookkon は、バイクに乗るタイプのジェットコースターで、自分で運転している感覚になりとても楽しかったです。参加した学生(4年生と修士の学生)も楽しそうでした。元気が一番ですね。あと残るのは「卒業研究」だけとなりました!
    • ゼミ合宿1 ゼミ合宿2 ゼミ合宿3
  • 2023年11月17日(金) 企業でオンラインセミナー:開発プロセスの定義・改善(上級編:1日間)
    • ある企業と受託研究の契約を締結し、定期的にセミナーを開催しています。今回は、開発プロセス定義・改善に関する上級編の1日コースのセミナーを開催しました(通算で3回目)。章構成は今年の5月に開催した時とほぼ同じですが、今回は、SPI活動の中長期計画を立案する内容を厚めにし、演習も追加しました。3回目でしたが、比較的落ち着いて実施できたと思います。はいえ改善箇所も見つかったので、次回実施時には内容を更新したいと思います。
  • 2023年11月9日(木) 企業でオンラインセミナー:開発プロセスの定義・改善(初級編:1日間)
    • ある企業と受託研究の契約を締結し、定期的にセミナーを開催しています。今回は、開発プロセス定義・改善に関する1日コースのセミナーを開催しました(通算で8回目)。章構成は今年の8月に開催した時とほぼ同じです。データ分析の事例は、ソフトウェア品質シンポジウム2019で発表された「QC七つ道具を利用したDevOpsプラクティスの導入による開発とテストの生産性改善」を使いました。QC七つ道具をうまく活用した事例です。演習6割、座学4割程度の構成で進めました。
  • 2023年10月29日(日) 国際P2M学会秋季研究発表大会@同志社大学に参加
    • 国際P2M学会秋季研究発表大会を同志社大学で開催しました。大会のテーマは「哲学とP2Mで拓くソーシャル・イノベーションの地平」です。午前中の論文発表、午後の講演とパネル・ディスカッションともに、とても良い内容でした。パネリストの一人であるJKの斎藤俊幸さんが早速記事を書いてくださいました。JKは、実務家研究者です (^^)
    • JKである斎藤俊幸さんの実務家研究者に関する原稿「地域活性学会は実務家研究者を JK と名付け活動を開始した」に感銘を受けました。
    • 今回もハイブリッド開催だったので、準備はいろいろと大変でしたが、同志社大学のみなさまをはじめ、たくさんのサポートがあり無事開催できました。前夜祭、懇親会でもたくさんの人と話ができて楽しかったです!
  • 2023年10月11日(水)-13日(金) ソフトウェアプロセス改善カンファレンス2023 (SPI Japan 2023) @ 新潟に参加
    • 今年の SPI Japan 2023 は久しぶりの対面(ハイブリッド)での開催となりました。場所は新潟の朱鷺メッセです。1日目はオンラインで参加、2日目は終日現地で参加、3日目は、朝9時過ぎの新幹線に乗って、午後から始まる授業のための大学に向かいました。フル参加はできなかったのですが、2日目は発表セッション、トーク&納得セッション(通称:小部屋)、懇親会でたくさんの方々を話をすることができ、それはそれは楽しいひとときでした。
  • 2023年10月6日(金)-7日(土) 高品質ソフトウェア技術交流会(QuaSTom)合宿に参加
    • 高品質ソフトウェア技術交流会(QuaSTom)の合宿@熱海に参加してきました。金曜日のお昼からのセッションには参加できなかったのは残念でしたが、金曜日の夜から参加し、夕食、2次会、翌日のセッションと濃密な時間を過ごしました。経験豊富な方々の話は本当に面白いですね(若い人が入ってこないということもありますが…)。私は、金曜日の午前中のセッション(VUCA時代の魅力的品質とは?)後に帰ってしまったのですが、参加した方がFacebookにアップしてくれた写真を添付しておきます(想い出として)(^^)
    • 来年は大阪で開催の予定です! 今から楽しみです。関西分科会のみなさま、ありがとうございます。そして、これからもよろしくお願いします。
    • 熱海(2) 熱海(4) 熱海(1) 熱海(3)
  • 2023年10月5日(木) 企業でオンラインセミナー:品質分析・メトリクス(入門編:1日間)
    • ある企業と受託研究の契約を締結し、定期的にセミナーを開催しています。今回は、品質分析・メトリクスに関する1日コースのセミナーを開催しました(通算で10回目)。章構成は前回の8月に開催した時と同じです。演習6割、座学4割程度の構成で進めました。
  • 2023年9月29日(金)-30日(土) 派生開発サマーワークショップ2023 in 信州
    • 派生開発推進協議会ながの部会の方々中心となり、派生開発サマーワークショップ2023 in 信州を開催してくださいました。1日目の夜からの参加になってしまったのですが、とても楽しい2日間でした。夜はバーベキューのあと、2次会(大会議室)、3次会(宿泊部屋)と続きました。久しぶりに夜遅くまでみんなと話をしながら飲みました。まじめな話とくだらない話が行き交いながら、楽しい時間が過ぎていきました。
    • 2日目の内容は次のとおりでした:
      【講演】PFDの原点「DFD」(Data Flow Diagram)を理解する
      【演習】実践USDM2UML
          要求をクラス図へ変換し早期にモレを見つける)
      【講演】PFDエディタ(Helitrix)のご紹介と使用方法説明
      【演習】実践PFD
      とても密度の濃い1日でした。すべての講演、演習ともに面白く、勉強になりました。来年の授業でUSDMからUMLに変換する内容を組み込もうと思いました。また、PFDの描き方については、いろいろと気づきがありました。来年は9月上旬に開催予定とのことでした。来年も参加しよう、と思いながら松本駅からあずさに乗って帰りました。
  • 2023年9月24日(日) 日本ソーシャル・イノベーション学会第5回年次大会
    • 日本ソーシャル・イノベーション学会第5回年次大会に参加してきました。開催場所は、同志社大学の今出川キャンパスでした。10月29日に国際P2M学会の秋季研究発表大会をここで開催するので、大会企画委員長の大和田順子先生と打ち合わせをするのも目的の一つでした。
    • 年次大会は午後からの参加になってしまったのですが、とても面白かった です。基調講演は、明石市市長の丸谷聡子さんで、テーマは、「ソーシャル・イノベーションが拓く市民目線のまちづくり」でした。市長になるまでの活動、市長になってからの活動を具体的な事例を交えながら紹介してくださいました。地域活動、社会活動を実践する際に大事な事がぎゅっと詰まった内容でした。これからも応援したいと思いました。
  • 2023年9月17日(日) 日本教育工学会 2023年秋季全国大会
    • 日本教育工学会 2023年秋季全国大会に参加し、「看護基礎教育における多重課題に関する授業設計の方向性検討」というタイトルでポスター発表をしてきました。この研究は、JSPS科研費(22K02872)の助成を受けて実施しているもので、2023年度からは、鈴木克明先生(武蔵野大学、熊本大学)、徳永基与子先生、岡本華枝先生(京都光華女子大学)と一緒に活動させてもらっています。
    • 医療関係の発表は少なかったのですが、それでも興味を持ってくださる方は多く、ポスター発表(10:10-11:00)の時間中、誰かに説明していました。参考になるコメントもいただいたので、これからの活動につなげていきたいと思います。
  • 2023年9月15日(金) 7th長崎QDG
    • 7th長崎QDG (7th 長崎 Software Quality and Development Gathering)に参加してきました。午後の部は司会もしてきました。今年も面白かったです!
    • 「京セラコミュニケーションシステムでのメタバース取組み事例紹介」「「ミク☆さんぽ」が出来るまで」といった、メタベースやVRに関連した発表もあり、いろいろな場面で活用されていることがよくわかりました!
  • 2023年9月14日(木) SS2024ロケハン@出島メッセ長崎
    • 来年のソフトウェア・シンポジウム2024出島メッセ長崎で開催します。明日、この会場で 7th長崎QDG があり、その開催に合わせて、例年に比べて3ヶ月早いロケハンを開催し、会場を確認してきました。出島メッセ長崎は新しく、綺麗で、使いやすい感じのした建物でした。来年の開催のイメージを想定できてよかったです。
    • 集合前に、栗田さん、本多さんと一緒に長崎の街を歩き、お昼ご飯を食べ、少し観光し、コーヒーを飲みました。蒸し暑かったですが、楽しい時間を過ごしました。ロケハン後の夜は、SS2024実行委員長の中野さん、栗田さん、本多さん、私の4人で「大衆割烹 安楽子」に行き、美味しいお酒と肴を楽しみました!
  • 2023年9月10日(日) 中野先生を偲ぶ会に参加
    • 大阪新阪急ホテルで開催された「中野先生を偲ぶ会」に参加してきました。参加者数は約200名で、中野先生が多くの方々に慕われていたのがよくわかります。とても悲しいことですが、偲ぶ会は賑やかで楽しい時間でした。中野先生の好きな日本酒もたくさんあり、いろいろと思い出しながらお酒を飲んできました。関西オープンフォーラム(KOF)の方々との知り合いになれば良かったです! 今年の KOF2023 は、11月10日(金)-11日(土)の開催です。場所は、大阪南港ATC ITM棟 10Fです。まだ1回も参加していなかったので、今年は参加してみようと思ってます。
    • 中野先生との想い出は、次の2つのリンク(「SS2023 in 仙台、楽しかったです!」「SEAフォーラム:デジタル田園都市国家構想に実現に向けて」)載せてあります。
  • 2023年9月8日(金) SEA教育分科会月例会に参加
    • SEA教育分科会の9月月例会に参加しま した。今回のテーマは、「大学におけるプログラミング教育-自作プログラミングから写経プログラミングへ-」で、話題提供者は河村先生(東京国際大学)でした。
    • 大学におけるプログラミング教育の実状がよく分かる内容でした。今年度から写経プログラミング(ソースコードをそのままキー入力してデバッグ)に切り替えて実施する予定ということでした。今後の報告が楽しみです!
  • 2023年9月7日(木) SEAフォーラム:自然言語処理研究者が見た言語基盤
    • 第4回自然言語処理連続セミナー 自然言語処理研究者が見た言語基盤 を開催しました。今回の講演者は、言語商会の山本和英さんで、司会は、富山国際大学の新森先生です。自然言語処理の専門家から見た今の状況をいくつかの視点から整理して発表してくださいました。とても面白く、興味深い内容でした。概要を次に載せておきます。
    • 概要:ChatGPTをはじめとする言語基盤(大規模言語モデル、言語生成AI)は,登場してわずか1年足らずで,アイデア生成,文書作成,自動応答,情報集約などのタスクで既に活用が始まっている.自然言語処理の歴史において,一つの技術がこれほど普及し,社会に大きな影響を与えた例はない.言語基盤が急速に普及した背景には,旧来の自然言語処理技術にはなかったいくつかの革新的な要因があるからである.本講演では,従来の自然言語処理技術と比較することで言語基盤の持つ革新性やその要因を明らかにする.また,言語基盤が抱える課題と今後の方向性について,現状の情報を整理して私見を述べる.
  • 2023年9月7日(木) 企業でオンラインセミナー:品質分析・メトリクス(応用編:1日間)
    • ある企業と受託研究の契約を締結し、定期的にセミナーを開催しています。今回は、品質分析・メトリクスに関する応用編の1日コースのセミナーを開催しました(通算で3回目)。章構成は今年の4月に開催した時と同じです。演習6割、座学4割程度の構成で進めました。
    • QC七つ道具の説明も前回ど同様、昨年、放送大学の講義として開発した 数理・データサイエンス・AI 専門講座『ソフトウェア開発への応用』 の内容にしました。
    • 今回のアンケート結果を再確認し、さらに良い内容になるように次回に向けて改善をしたいと思います。
  • 2023年9月6日(水) ソフトウェア品質シンポジウム2023でチュートリアルを開催
    • ソフトウェア品質シンポジウム2023でチュートリアル「ソフトウェアプロセス改善」を開催しました。
    • 時間は13:00~17:00の4時間で、オンライン形式で実施しました。申込者数は24名で、思ったより多いという印象です。今回はグループ演習(オンラインホワイトボード miro を利用)を3つにし、毎回、グループのメンバを入れ替えながら実施しました。
    • チュートリアルの章構成は次のとおりです:
       1. SPIとSEPG
       2. 改善推進リーダの役割
       3. プロセス設計
       4. 新技術への取り組みについて
       5. まとめ
  • 2023年8月31日(木)-9月1日(金) 2023年度PM学会秋季研究発表大会@山口大学(工学部)
    • PM学会主催の「秋季研究発表大会」を開催しました。今回は、PM学会の2つの委員会の役割もあり、いろいろと新しい経験ができました。楽しかったです。
    • 3年生の二人が発表しました。タイトルは「ChatGPTを用いたWebアプリケーションの開発」です。夏休みに入ってから投稿原稿を仕上げ、当日の発表の準備を進めてくれたました。内容はWebアプリケーションが開発できました、ということにとどまっていて、プロジェクトマネジメントとの関係性などに関する分析や考察はできていないので、物足りない部分もありました。しかし、実際にChatGPTを使って開発ができ、その内容と昨年の3年生が開発したシステムとの比較などもしていることが一応評価され、「学生研究発表賞奨励賞」を受賞できました。嬉しいです!
    • ChatGPTを用いて作成したWebアプリケーションは「アルバイトのシフト管理システム」です。アルバイトの人は、自分の希望するシフトを他のアルバイトの情報を参考に登録します。シフトを作成する管理者は、アルバイトの方々とう登録した情報を元にシフトを作成します。開発したシステムは、研究室のサーバにアップしましたので、興味のある方はアクセスしてみてください。
  • 2023年8月25日(金) SEAフォーラム:CAST -学びのための事故分析-
    • 連続セミナー『ハザードとレジリエンスの分析の新潮流 STAMPとFRAM』第3回 学びのための事故分析CASTを開催しました。講演者は日下部先生(長崎県立大学)で司会は落水先生(University of Information Technology, Myanmar)です。
    • CASTは、Causal Analysis using STAMP の略で、STAMP に基づく事後の事故分析(ボトムアップ型)の方法です。すでに知られている手法で、事例集などもすでに出版されていることを知りました。Webサイトを検索するとIPAから出版されている「情報処理システム 高信頼化教訓集 ITサービス編」が見つかりました。
    • 3年生の課題研究、4年生の卒業研究などのテーマとしても取り上げてみても面白いと思いました。開催後はいつもどおり懇親会を開催したのですが、残念ながら、今回は参加できませんでした。
  • 2023年8月9日(水) 企業でオンラインセミナー:品質分析・メトリクス(入門編:1日間)
    • ある企業と受託研究の契約を締結し、定期的にセミナーを開催しています。今回は、品質分析・メトリクスに関する1日コースのセミナーを開催しました(通算で9回目)。章構成は前回の4月に開催した時と同じです。演習6割、座学4割程度の構成で進めました。
  • 2023年8月7日(月)-8日(火) 企業でソフトウェアプロセス改善に関するオンラインセミナー(SEPG実践)を開催(2日間)
    • 企業からの依頼で2日間のトレーニングコースを開催しました(SEPG関連のトレーニング、受託研究として実施)。今回が19回目の開催となりました。最初の8回は集合形式で行いましたが、それ以降はオンラインでの開催となりました。演習6割、座学4割程度の構成です。
    • 前回開催時にも書きましたが、全体の内容としては落ち着いているのですが、見直したい部分も出てきました。特に演習については、今回一工夫したつもりだったのですが、あまりうまくいきませんでした。また、テキストもアジャイル開発と派生開発の内容を変更したのですが、今一歩という反応でした。もう一工夫してみたいと思いました。次回に向けて見直したいと思います。
  • 2023年8月3日(木) 企業でオンラインセミナー:開発プロセスの定義・改善(初級編:1日間)
    • ある企業と受託研究の契約を締結し、定期的にセミナーを開催しています。今回は、開発プロセス定義・改善に関する1日コースのセミナーを開催しました(通算で7回目)。章構成は前回5月に開催した時とほぼ同じです。データ分析の事例は、ソフトウェア品質シンポジウム2019で発表された「QC七つ道具を利用したDevOpsプラクティスの導入による開発とテストの生産性改善」を使いました。QC七つ道具をうまく活用した事例です。演習6割、座学4割程度の構成で進めました。
  • 2023年7月24日(金) QuaSTom講演会
  • 2023年7月21日(金) 組込み適塾
    • 第16回組込み適塾で、「組込みシステム開発管理の実践技法」という講義を担当してきました。
    • 今回の講義の章構成は昨年とほぼ同じで、次のとおりです。
    • ───────────────────
      1. ソフトウェア開発とプロセス改善
      2. 定量的品質管理(計画・測定・分析)
      3. 設計レビュー
      4. 派生開発プロセスXDDP
      ───────────────────
    • 今年は久しぶりに対面で実施しました。受講者は12名で、ちょうど3名のグループが4つでした。対面はやはり話しかけやすいので、ところどころで話しかけながら進めました。設計レビューの中の「レビューの計画」のところは、テキストの内容と演習の内容に少しギャップがあるので見直したいと思いました。来年も開催できるのであれば、テキストか演習問題のどちらかを見直したいと思います。
  • 2023年7月18日(火) 講師「ソフトウェア品質技術者初級セミナー」
    • 日本科学技術連盟(日科技連と呼んでます)のSQiP(日本科学技術連盟の下に設置されたソフトウェア品質向上のための活動)で主催するセミナー「ソフトウェア品質技術者初級セミナー」の講師をしてきました(今年度2回目)。私の担当部分は、“レビュー技法”でした。
    • 今回から、Googleスライド(共有可能なプレゼンテーションスライドの作成ツール)を使い、グループワークをしてもらいました。具体的には、個人レビューの結果を個人用のシートに貼り付けてもらい、その後、グループ毎に用意したシートにレビュー結果を集約してもらうという作業をしてもらいました。なかなか使い勝手もよく、うまく活用できたと思います。
  • 2023年7月17日(月) 岩手県立宮古高等学校東京同窓会に参加
    • 岩手県立宮古高等学校東京同窓会に参加してきました。100人程度が集まっ賑やかに開催しました。楽しかったです。来年は、宮古高校創立100周年なので、10月に宮古で100周年記念のイベントを開催するそうです。
  • 2023年7月12日(水) IIAI AAI 2023 (Koriyama, Japan)
    • IIAI AAI 2023 (14th International Congress on Advanced Applied Informatics)に参加してきました。今年は、郡山市の郡山商工会議所で開催でした。私の研究室の博士課程に在籍している上條さんの論文が採択され発表しました。タイトルは、"Efforts to Improve Business Agility in Enterprise Agile Methodology" です。
    • 私は、SBIT 2023 (8th International Conference on Social and Business Information Technology) というセッションのセッションチェアも担当しました。上條さんの発表は、このセッションでした。このセッションでは5件の発表がありました。学生の発表も3件あり、みなさん頑張って発表をしてくれました。発表後の議論も活発で、いろいろと参考になることが多かったでgす。来年も同じ時期に開催されるので、学生あるいは私の論文を投稿したいと思いました。
  • 2023年7月8日(土) 第25回 SEA教育事例研究会2023
    • 第25回 SEA教育事例研究会2023 -DXとAI時代の教育デザインと実践事例-に参加し、「ChatGPTを利用したWebアプリケーションの開発」というタイトルで発表もしてきました。
    • 今回は、京都光華女子大学 富小路まちやキャンパスで開催でした。古民家という感じの建物で、よい雰囲気の中で開催できました。
    • 報告書がアップされていますので、興味のある方は参照してください。
    • 私の発表は、ChatGPT を利用して Webアプリケーションを開発した実践事 例です。目次は次のとおりです。興味のある方発表スライドを参照してください。
      ――――――――――――――――――――――――――
      1. Generative AI の現状
      2. ソフトウェア・シンポジウム2023ではどうだったか?
      3. 授業(演習)での活用
      4. 自分で試してみた
      5. 感想
      6. これからの進展(予想)
      ――――――――――――――――――――――――――
  • 2023年7月6日(木) 品質管理セミナー 入門講座:「統計的検定・推定」(1日間)講師
    • 日本規格協会主催の「品質管理セミナー入門講座(6日間)」の講師を担当しました。2020年7月、2021年1月、7月に続き4回目の担当です。この講座は6日間のコースです(詳細はリンクのセミナーコース詳細を参照してください)。私が担当したのはセミナー3日目の「統計的検定・推定」でした。統計的検定・推定の内容を1日で伝えるのは大変なのですが、教科書はすべて網羅するという方針で臨みました。
    • すべて網羅するには、考え方や計算式を一つ一つ説明していると時間が足りなくなるので、詳細な内容は教科書を読んでもらうことにして、検定・推定のパターンを「平均値の検定・推定」、「分散の検定・推定」に大きくわけ、それが「基準値との比較(一つの母集団)」が対象なのか、「二つの母集団の比較」なのかに場合分けをしました。分類内容の詳細は、以下の検定統計量を参考にしてください。
    • 検定統計量
    • 今回も前回に引き続き、対面とオンラインのハイブリッドだったので、受講生はかなりの人数でした(オンラインでの参加者が多い)。
    • 全般的に分かりづらかったと反省しています。もし、次の機会があれば、その時までには今回の反省をふまえて内容を改訂したいと思います。
  • 2023年6月20日(火) ソフトウェア技術者協会(SEA)総会
    • ソフトウェア技術者協会の第38回総会を開催しました。2018年6月の総会で代表幹事就任の承認をいただきました。それから5年間、代表幹事を努めました。新型コロナの感染拡大のタイミングと重なってしまったのは、良い経験もありましたが、いろいろと動きに制約もあって残念な事もあったかなと思います。大役でしたので、ちょっと緊張してました。次の代表幹事は本多さんです。これからも、積極的に関与して、SEAの活動を盛り上げていきたいと思います。
  • 2023年6月18日(日) オープンキャンパス
    • 5月14日(日)に開催した説明会に引き続き、オープンキャンパスを開催しました。今回は、学科説明会、総合型選抜説明会、学び体験などを実施しました。今回も170名と多くの方にご来場していただきました。学科説明会とオープンキャンパスの状況は、学科の「最新ニュース」から参照してください。
  • 2023年6月12日(月)-14日(水)ソフトウェア・シンポジウム2023を開催
    • ソフトウェア・シンポジウム2023 in 仙台を開催しました。今年もハイブリッドで開催しました。今年は、ヤマハのスピーカーフォン(YVC-1000)にマイクをつなげてオンライン用の音声を改善したつもりです。また、ソニーのデジタルカメラ(VLOGCAM)を使えるようにしっかり準備をしました。ちょこちょことトラブルはありましたが、大きなトラブルはなく、何とか3日間のイベントを開催することができました。
    • 今回の参加者数は127名でした。80~90名は現地での参加でした。現地での参加が増えているという一方、オンラインでの参加者も一定数いることが分かります。ハイブリッド環境は、運営側としては結構大変なのですが、ニーズがあるので、継続をすることになるのかなとも思います。
    • 今回は、当然と言えば当然なのですが、Generative AI に関する発表が多かったです。最優秀発表賞は、酒匂さんの「Generative AI とソフトウェア開発への応用の試行」でした。また、最優秀論文賞は、東芝時代に大変お世話になった深谷さんと関さんの論文「テストからはじめよ」~忍者式テスト20年の実践から~でした。発表スライド発表原稿(文字起こし)もアップしてありますので、参考にしてください。とてもとても面白く、興味深い内容です。
    • 来年は長崎で開催します! 日程は今年と同じで曜日だけが違います。2024年6月12日(水)~14日(金)の3日間です。来年、長崎で会えることを楽しみにしています! 全員集合ということで(誰に言っているのかよくわかりませんが…)!
  • 2023年6月10日(土) ラグビー10校対抗
    • 10校ラグビーフェスティバルに参加して、ラグビーの試合をしてきました! 会場は、埼玉 パナソニックワイルドナイツの本拠地でもある、熊谷スポーツ文化公園でした。天気もよく、絶好のラグビー日和でした。私は、シニアチームに入り、20分ハーフの試合をしてきました。前半はウィング、後半はフルバックで参加させてもらいました。久しぶりの試合でしたが、多少走り込んできた成果もあり、怪我をすることもなく最後まで試合に参加できました! 残念ながらトライは取れませんでした。
  • 2023年5月26日(金) 派生開発カンファレンス2023@早稲田大学
  • 2023年5月25日(木) サーティファイ 2023年度第1回合同委員会
    • 現在、ビジネス能力認定 サーティファイ情報処理能力認定委員会のメンバとして参画しています。この日の夜、今年度の第1回合同委員会が東京駅近くの会場で開催されました。サーティファイの方々、各委員回の委員長や委員のみなさんと久しぶりに直接会うことができて楽しかったです。少しでも貢献できるように、特に日本語プログラミングによる教育(1年次の授業「コンピュータサイエンス入門」で利用)については力を入れたいと思っています。
  • 2023年5月24日(水) 企業でオンラインセミナー:開発プロセスの定義・改善(上級編:1日間)
    • ある企業と受託研究の契約を締結し、定期的にセミナーを開催しています。今回は、開発プロセス定義・改善に関する上級編の1日コースのセミナーを開催しました(通算で2回目)。章構成は昨年7月に開催した時とほぼ同じです。2回目でしたが、比較的落ち着いて実施できたと思います。とはいえ改善箇所も見つかったので、次回実施時には内容を更新したいと思います。
  • 2023年5月17日(水) 企業でオンラインセミナー:開発プロセスの定義・改善(初級編:1日間)
    • ある企業と受託研究の契約を締結し、定期的にセミナーを開催しています。今回は、開発プロセス定義・改善に関する1日コースのセミナーを開催しました(通算で6回目)。章構成は前回2月に開催した時とほぼ同じです。データ分析の事例は、ソフトウェア品質シンポジウム2019で発表された「QC七つ道具を利用したDevOpsプラクティスの導入による開発とテストの生産性改善」を使いました。QC七つ道具をうまく活用した事例です。演習6割、座学4割程度の構成で進めました。
  • 2023年5月14日(日) 新学科(認知情報科学科)の説明会
    • 来年度(2024年)から、新しく情報変革科学部と未来変革科学部の2つの学部がスタートします。今日は、新学科の説明会を津田沼キャンパスで実施しました。私は、情報変革科学部の認知情報科学科に所属となります。
    • 150名を超える方々(保護者を含む)に参加していただいました。説明会のあと、個別相談を行いました。学科の特徴や入試の内容などを聞かれることが多く、かなり具体的な話をすることが多かったです。これから、オープンキャンパスや説明会が続きますが、興味を持っていただけるように丁寧に説明したいと思います。
  • 2023年4月22日(土) 国際P2M学会春季研究発表大会@東京都市大学(横浜キャンパス)の開催
    • 国際P2M学会2023年度春季研究発表大会を東京都市大学(横浜キャンパス)で開催しました。今回もハイブリッドでの開催です。会場の設備が充実していたので、ハイブリッドの開催でも大きな問題はなく、とてもスムーズに当日の運営ができました。普通にハイブリッドで開催できる、というのはすごい進歩ですね(当たり前ですが、コロナ前では考えられない…)。
    • 当日は、午前中に研究発表、午後に基調講演、パネル討論という構成で進めました。今回のテーマは「SX(Sustainability Transformation)×DX(Digital Transformation)を支えるP2M」です。実行委員長は岡田先生(東京都市大学)、実行副委員長は下田先生(千葉工業大学)です。私は、大会企画副委員長として、当日の運営を中心に対応しました。
    • 今回も発表、基調講演、パネル討論ともにとても面白く、興味深い内容でした。何というか、学ぶ事は当然として、いろいろと考えさせられる事も多く、あっという間に時間が過ぎてしまうという感じです。次回は、10月29日(日)に同志社大学(今出川キャンパス)で開催です! 今から楽しみです(^^)
  • 2023年4月19日(水) 企業でオンラインセミナー:品質分析・メトリクス(応用編:1日間)
    • ある企業と受託研究の契約を締結し、定期的にセミナーを開催しています。今回は、品質分析・メトリクスに関する応用編の1日コースのセミナーを開催しました(通算で2回目)。章構成は前年の3月に開催した時と同じです。演習6割、座学4割程度の構成で進めました。
    • 構成は前回と同じにしましたが、QC七つ道具を説明するスライドは、昨年、放送大学の講義として開発した 数理・データサイエンス・AI 専門講座『ソフトウェア開発への応用』 の内容を取り込みました。
    • 今回のアンケート結果を再確認し、さらに良い内容になるように次回に向けて改善をしたいと思います。
  • 2023年4月15日(土) 医療ID・実践事例研究会@東京に参加
    • 日本医療教授システム学会主催の医療ID・実践事例研究会に参加しました。今回の開催地は東京でしたが、現地には行かず、オンラインで参加しました。発表は3件あり、それぞれ実践に基づく内容であり、とても参考になりました。特に、(1)発表スライドの内容や構成を分析・評価するための方法、(2)質的分析技法SCAT(Step for Coding andTheorization)の2つは初めて知る内容であり、自分の研究や学生の卒業研究などでも活用できると思いました。
    • 研究会後に開催された新橋での懇親会には参加し(^^)、3次会まで楽しんできました。懇親会でも結局は仕事(研究、大学での授業、学会の活動)の話になるのですが、いつもとは違った方々とのやり取りは新鮮で面白いですね。
  • 2023年4月12日(水) 企業でオンラインセミナー:品質分析・メトリクス(入門編:1日間)
    • ある企業と受託研究の契約を締結し、定期的にセミナーを開催しています。今回は、品質分析・メトリクスに関する1日コースのセミナーを開催しました(通算で8回目)。章構成は前々回の昨年9月に開催した時と同じです。演習6割、座学4割程度の構成で進めました。
  • 2023年4月7日(金) SS2023プログラム委員@仙台
    • 今年のソフトウェア・シンポジウムは仙台で開催します(6月12日(月)~14日(水)に開催)。会場は仙台国際センター)です。投稿された論文の査読結果を議論し、採択を決定することが主目的のプログラム委員会をハイブリッドで開催しました。現地の会場は、当日の会場である仙台国際センターです。現地には、県内、県外から10名が参加しました。
    • 2019に対面でのプログラム委員会を開催して以来、4年ぶりの対面での開催でした。人が集まると楽しいですね。プログラム委員会終了後は、懇親会で郷土料理を楽しみました。落水先生、岡本先生と3次会まで行きましたが、途中の記憶が少し曖昧でした(^^;)
    • プログラム委員会での議論は、採否に関わることなので、毎回濃い内容のやり取りが繰り広げられます。継続することが大事なのだとつくづく感じます。今年のシンポジウムの発表も楽しみです!
  • 2023年3月27日(月) SEAフォーラム:AI とシステム品質・ソフトウェア工学の現在地と未来
    • SEAフォーラム:AI とシステム品質・ソフトウェア工学の現在地と未来を開催しました。講演者は徳本さん(富士通)にお願いしました。徳本さんは、社内外で活躍している研究者です。
    • 講演内容は次のとおりでした。
      ・AIシステムの課題
      ・AIのためのソフトウェア工学
       - AIシステムのためのテスト・デバッグ
      ・大規模言語モデルで変わるソフトウェア工学
    • 最後は、最近話題となっている「ChatGPT」の内容になりました。このような新しい技術に対して、ソフトウェア工学としてどのような事をしなければいけないのか、どのように立ち向かえばよいのか、といったさまざまな観点からの議論が出来ました。現在地を知ることができ、かつ、多様な意見を聞くことが出来て楽しかったです。フォーラム終了後、徳本さんに参加していただき、懇親会を開催しました。当然ですが、懇親会もとても楽しかったです!
  • 2023年3月16日(木)~17日(金) 第15回日本医療教授システム学会総会学術集会
    • 第15回日本医療教授システム学会総会学術集会に初めて参加しました。初参加でしたが、ポスター発表もしてきました。ポスターのタイトルは「看護基礎教育における統合実習の事前・事後指導プログラム開発に関する検討(その3)~実践プロセス(手順と導入ツール)の開発~」です。この研究は、JSPS科研費(22K02872)の助成を受けて実施しているもので、2023年度からは、鈴木克明先生(武蔵野大学、熊本大学)、徳永基与子先生、岡本華枝先生(京都光華女子大学))と一緒に活動させてもらっています。
    • 学術集会には、200名程度の参加者がいて、各セッションでは活発な議論が行われていました。いろいろと勉強になることも多く、楽しかったです。ポスター発表をした研究をより加速させよう、という気持ちが強くなりました。
  • 2023年3月9日(木)~10日(金) 2023年度PM学会春季研究発表大会@霧島
    • 2023年度PM学会春季研究発表大会ホテル京セラ(鹿児島県霧島市)で開催しました。1日目は大学院の入試と重なってしまったため、9日(木)の夜に現地に入り、2日目の10日(金)だけ大会に参加しました。司会を一つ対応したあと、そのあとの発表セッションを聞いてきました。発表は実践的な内容であり、どれもが聞き応えのあるものでした。みなさん、日々現場で頑張っているということがよく分かります。
    • ホテルに着いてから晩ご飯を食べようと外に出ました。コンビニで買って帰るのも寂しいと思い、橋を渡ったところにある居酒屋にふらっと入ったのですが、この居酒屋の居心地がよく、楽しい時間を過ごせました。その日に来ていたお客さんとも仲良くなり、翌日に仲良くなった方の甥の会社経営者の方との面会の約束もさせてもらいました。料理もメニューはなく、すべてお任せでした。美味しかったし、楽しかったです。帰りは、女将さんがホテルまで車で送ってくれました。出張にはこういった楽しみがあるので良いですね!
  • 2023年2月22日(水) 企業でオンラインセミナー:品質分析・メトリクス(入門編:1日間)
    • ある企業と受託研究の契約を締結し、定期的にセミナーを開催しています。今回は、品質分析・メトリクスに関する1日コースのセミナーを開催しました(通算で7回目)。章構成は前回9月に開催した時と同じです。演習6割、座学4割程度の構成で進めました。
  • 2023年2月20日(月) SEAフォーラム:デジタル田園都市国家構想に実現に向けて ~ソフトウェア技術者の役割を考える~
    • SEA Forum in Feb. 2023 デジタル田園都市国家構想に実現に向けて ~ソフトウェア技術者の役割を考える~」を開催しました。今回も、オフライン(会場)とオンラインの同時開催にしました。
    • 今回は、司会が中谷先生(放送大学)で、講演は端山さん(NTTデータ,PMI日本支部会長)、中野先生(中野秀男研究所、大阪市立大学名誉教授)、野村さん(ワイノムラドットコム)の3名でした。端山さんの講演タイトルは、「デジタル田園都市国家構想の目的とアプロ―チ ~ソフトウェア技術者への期待を読み解く~」で、デジタル田園都市国家構想の全体像の説明でした。中野先生と野村さんは「デジタル田園都市国家構想の取り組み事例紹介」として、現在関わっている取り組みの紹介でした。
    • デジタル田園都市国家構想とは、「心ゆたかな暮らし」(Well Being )と「持続可能な環境・社会・経済」(Sustainability )を実現する構想です(端山さんの資料から)。取り組みとしてはよく分かりましたが、実現可能性や効果という視点からするといろいろと難しそうということが分かりました。
    • 個人的には中野先生からのコメント「無限責任社(者?)、儲け無視、スタートアップ・エコシステムを作る」と「コミュニティを作って、そのメンバーになることです」というメッセージが心に残りました。
    • 最後に、「ソフトウェア技術者は働き方の自由度が高いので、以下の1. ~ 3.のようなことの実践が求められる」という何となくのまとめをして終わりになりました。いろいろな議論ができて楽しかったです! フォーラム終了後は、参加者の方も含め5名でイタリアン(栗田さん行きつけのレストラン)のお店に行き、楽しい時間を過ごしました。料理も美味しかったです。
      1. 日本の大都市を中心に2~3時間の通勤圏を作る(このようなモデルを作る)
      2. 個人の生活スタイルを大事にする(ゆったり暮らして、効率化を図る:在宅勤務、サテライトオフィス勤務を推進する)
      3. みんなで活性化するための仕組みを作る(コミュニティ、技術、産業):旗振り役を筆頭に個人や企業がのっかれるような仕組み
  • 2023年2月15日(水) 企業でオンラインセミナー:開発プロセスの定義・改善(初級編:1日間)
    • ある企業と受託研究の契約を締結し、定期的にセミナーを開催しています。今回は、開発プロセス定義・改善に関する1日コースのセミナーを開催しました(通算で5回目)。章構成は前回10月に開催した時と同じです。演習6割、座学4割程度の構成で進めました。
  • 2023年2月13日(月)-14日(火) 企業でソフトウェアプロセス改善に関するオンラインセミナー(SEPG実践)を開催(2日間)
    • 企業からの依頼で2日間のトレーニングコースを開催しました(SEPG関連のトレーニング、受託研究として実施)。今回が18回目の開催となりました。最初の8回は集合形式で行いましたが、それ以降はオンラインでの開催となりました。演習6割、座学4割程度の構成です。
    • 前回開催時にも書きましたが、全体の内容としては落ち着いているのですが、見直したい部分も出てきました。特に演習については、もう一工夫してみたいと思いました。次回に向けて見直したいと思います。
  • 2023年2月4日(土)~5日(日) 実践的IT教育研究会@函館
    • 実践的IT教育研究会(通称rePiT、レピット)に参加してきました。1年生の授業「コンピュータサイエンス入門」や3年生の授業「ソフトウェア開発管理」の中で、プログラミングやソフトウェア工学に関連する内容を取り上げているので、その授業のヒントになればと思い参加しました。
    • 今回は、公立はこだて未来大学で開催でした。30数年ぶりの函館でした。空港には大きな雪だるまがありました。
    • 研究会の発表は、実践結果をベースにしたものであり、いろいろと参考になりました。新たな視点もえら得た気がします。基調講演は美馬みのり先生で、講演のタイトルは「学習の変革−社会をデザインするPBL−」でした。これからのIT教育のあり方を考えるよい機会となりました。素晴らしい講演でした。
    • 帰りは、函館駅からバスで函館空港に向かったですが、バスの発車時刻まで2時間程度あったので、駅の近くで昼食を食べることにしました。美味しいそうな写真付きで定食が980円という看板にひかれてお店に入りました。入る時にちゃんと確認してなかったのですが、昼カラオケ(歌い放題 1人500円、朝11:00~夕16:00まで)という看板もかかっていました(^^;) 。すでに地元の方々がいて、昼カラオケを楽しんでいました。最初は定食だけを食べて帰るつもりだったのですが、みなさんとても優しく楽しい方々だったので、結局、一緒に飲んで歌う、ということになってしまいました。めっちゃ楽しかったです。ベテランの方々の歌は味がありますね! ほんと、楽しい2時間でした。今度函館に行ったらまた行きたいと思います。
    • rePit(1) rePit(2) rePit(3)
  • 2023年1月20日(金) SS2023のロケハン@仙台に行ってきました
    • SS2019開催のためのロケハンを2018年10月に実施して以来、久しぶりにロケハンを実施しました。SS2020~SS2022の間は、少人数で非公式に実施したことはありましたが、公式に開催したのは4年ぶりした。
    • 実行委員長の福川さん、プログラム委員長の岡本先生、プログラム副委員長の小楠さん、実行委員の池田さん、栗田さん、奈良さん、中野先生、小笠原の8名で会場を見学し、その後、打ち合わせを行い、夜は懇親会となりました。懇親会からは、滝田さんも参加しました。
    • SS2023は、地元企業のパイオニアシステムテクノロジーの方々にもご協力をいただき、実行委員長、実行委員として参画してもらいっています。福川さん、滝田さんとは初めて対面で会いましたが、前から知り合いのような感じですんなりと話すことができました。一緒に活動できることはとても嬉しいです。
    • 夜の懇親会では、地元の食材を使った料理を堪能しました。焼き鯖とセリ 鍋が特に美味しかったです! よいお店を選んでくれた岡本先生に感謝です。
    • 翌日は、定義とうふ店で「三角定義あぶらあげ」を食べたあと、その周りを散策してから、ニッカウィスキー「宮城峡蒸溜所」に見学に行きました。その途中で、大倉ダムも少しだけ見学しました。思ったより大きなダムでびっくりしました。でも、迫力があり楽しかったです。
    • 久しぶりのロケハンでしたが、本当に楽しい2日間でした。6月の開催に向 けて頑張ろう、という気持ちをさらに大きくしてくれました!
  • 2022年12月24日(土) 医療ID・実践事例研究会@京都に参加
    • 日本医療教授システム学会主催の2022医療ID・実践事例研究会に参加しました。今回の開催地は京都で、開催場所は、京都光華女子大学富小路まちやキャンパスでした。
    • 今回は、3件の事例発表があり、それぞれ活発な議論がありました。私にとっては、医療教育や看護の領域の内容は新鮮で、いろいろな気づきがあります。今回の研究会で、次の論文を紹介していただきました。

      タイトル:教育改善と研究実績の両立を目指して:デザイン研究論文を書こう[総説]
      著者:鈴木克明・根本淳子
      収録刊行物:医療職の能力開発 2(1) 45-53, 2013

    • 教育実践場面を研究フィールドとする際に用いられる研究方法して、「デザイン研究 (Design-Based Researc) という考え方があることを知りました。代表的な研究アプローチの種類と特徴は次の表のとおりです。今後、私の研究領域であるプロセス改善や、授業の改善評価などに活用していきたいと思います。

      研究
      アプローチ
      デザイン研究 アクションリサーチ
      目的 実践改善と理論構築
      <デザイン的>
      特定の状況の改善
      <デザイン的>
      対象領域 教育実践 人文社会科学一般
      研究プロセス 理論に基づいた実践→効果測定→実践の改定→効果測定→デザイン原則の提案→理論の見直し 現状分析→理論に基づく改善案提案→実施→評価(→一般化と限界の検討)
      特徴 ・実践改善と論文化の両立が可能
      ・認知されつつある
      ・看護実践での実績・指針が豊富、真似できる
      ・一般化には慎重
  • 2022年12月10日(土)~11日(日) ソフトウェア信頼性研究会(FORCE)@岡山の開催
    • 3年ぶりとなったソフトウェア信頼性研究会(FORCE)を開催しました。今年は岡山で開催しました。久しぶりの開催でしたが、参加者は17名(現地;16名、オンライン:1名)と以前と同じ程度の人数が集まってくれました。
    • 当日のプログラムは次のURLを参照してください:
      https://www.sea.jp/force/force2022/force2022_program.pdf
    • FORCE実行委員の松本先生(NAIST)、楠本先生(大阪大学)、水野先生(京都工芸繊維大学)、阿萬先生(愛媛大学)、横川先生、天嵜先生(岡山県立大学)、奈良さん(NARAコンサルティング)、三輪さん(SCSK)とも久しぶりに会うことができてとても楽しかったです。Face to face で議論するのはやっぱり良いですねぇ。空き時間のちょっとした挨拶や雑談も嬉しいものです。実行委員会のリストです。
    • 夜は、有志の方々で懇親会を開催しました。焼肉屋さんでの開催だったので、いわゆる懇親会という感じではなかったのですが、焼肉がとても美味しく、かつボリュームもあり、最高でした。幸せな気分でホテルに戻りました。お店を探してくださった天嵜先生に感謝です。来年は、奈良で開催の予定です(おそらく12月だと思います)。産業界側からの出席者が少ないので、来年はもう少し増やせるように頑張りたいと思いました。
  • 2022年11月24日(木)~26日(土) SEAフォーラム in 北海道に参加
    • ソフトウェア技術者協会(SEA)北海道支部主催の「SEAフォーラム」に参加してきました。
    • 今回は、2部構成での開催でした。講演のタイトルと講演者は以下のとおりです。
      ────────────────────────────────────
      ◇第1部
      チームワーク形成ための協調課題の導入が分野横断型PBLに及ぼす影響
      講師:北海道情報大学 情報メディア学部情報メディア学科
         坂本 牧葉 先生
      ◇第2部
      ドローン空撮画像のディープラーニングなどを用いた解析および両技術を活用した社会課題の解決について
      講師:酪農学園大学 環境共生学類
         小川 健太 先生
      ────────────────────────────────────
    • 坂本先生の発表は、PBLにおけるチームワーク形成に関する内容であり、現在、3年生が行っている課題研究のテーマとも関連性がありとても参考になりました。PBLに関する課題研究を行っている学生に、今回の内容を伝えようと思います。
    • 小川先生の発表は、ドローンを使ったさまざまな取り組みの紹介でした。ドローンに関しても詳しく説明をしていただき、とても参考になりました。
    • 久しぶりの対面での開催でした、いつものメンバーが集まり、当日の講演とその後の懇親会を楽しみました。
  • 2022年10月29日(土) 医療ID・実践事例研究会に参加@岐阜
    • 日本医療教授システム学会主催の2022年医療ID・実践事例研究会に参加しました。今回は岐阜で開催でした。私は、今年度採択された科研で、これまでに検討してきた内容を発表しました。看護基礎教育の状況、看護における多重課題のとらえ方など、これからの研究を進めるうえでとても参考になる意見やコメントをいただきました。
    • 夜は、岐阜の繁華街に行き、美味しい料理とお酒を楽しみました。みんなと会って、話をするのは楽しいですね。
  • 2022年10月17日(月) 企業でオンラインセミナー:開発プロセスの定義・改善(初級編:1日間
    • ある企業と受託研究の契約を締結し、定期的にセミナーを開催しています。今回は、開発プロセス定義・改善に関する1日コースのセミナーを開催しました(通算で4回目)。章構成は前回7月に開催した時と同じです。演習6割、座学4割程度の構成で進めました。
  • 2022年10月15日(土) 国際P2M学会 2022年度秋季研究発表大会
    • 国際P2M学会主催の「22年度秋季研究発表大会」を開催しました。私は大会企画副委員長として運営に携わりました。今回、初めて司会も担当しました。
    • 今回は、早稲田大学リサーチイノベーションセンターで開催しました。テーマは、「さまざまな社会課題に挑む地域コミュニティにおける協働と共創のP2M -地域社会の中長期的な未来を展望する-」でした。今回もハイブリッドでの開催です。会場はとても使いやすく、音響設備も万全なので、ハイブリッドでも大きな問題はなく開催できました。
    • 基調講演とパネルディスカッションが素晴らしい内容で、いろいろと参考になりましたし、勉強になりました。
      13:10~14:10
      基調講演1「地方自治における地域経営」
      谷畑英吾氏(一般社団法人地方自治マネジメントプラットフォーム代表理事・前門市長合同会社代表社員・前滋賀県湖南市長)
      14:30~15:30
      基調講演2「対話で地域を考え続ける」
      菅波香織氏(弁護士・未来会議事務局長・はまどおり大学代表)
      15:50~17:30
      パネルディスカッション:地域社会の未来展望とP2M
      モデレータ:大和田順子氏(同志社大学教授)
      パネリスト(順不同):
       谷畑英吾氏、菅波香織氏、
       嶋田俊平氏(株式会社さとゆめ代表取締役)
       小泉勇輔氏(嘉麻市役所総合政策課・早稲田大学政治経済学部)
       和田義明氏(国際P2M学会理事)

    • 開催校である早稲田大学の方々のご尽力もあり、準備から当日まで、スムーズに進めることができました。大会終了後は関係者が集まって懇親会を開催しました! 久しぶりに会う方々と話ができ、また、新しい出会いもあり、基調講演のお二人とも話が出来て、とても楽しかったです。みなさん、ありがとうございました。
  • 2022年10月13日(木) 修士2年生中間審査
    • 修士2年生の中間審査がありました。発表15分、質疑応答5分と短いですが、先生方の前で発表するのはやっぱり緊張するようです。「電子カルテのブロックチェーン活用方法の提案」というテーマで研究を進めていますが、私もよく分かっていない領域なので、一緒に勉強や調査をしながら進めているという感じです。中間審査はパスしたので、あとは、修士論文を仕上げる活動に注力してもらいたいと思っています。
  • 2022年9月25日(日) 放送大学の講座2本収録
    • 今期、放送大学で11月から開講する“数理・データサイエンス・AI 専門講座『ソフトウェア開発への応用』”という講義を開発しました。全部で8回シリーズで、私は、そのうちの4回を担当しました。今日は、「第4回 レビューの測定と分析」と「第5回 テストの測定と分析」を収録しました。2回目の収録でしたが、やっぱりまだ慣れません。語りかけるような話し方にしたいのですが、うまくいきません…
    • この講座は、放送大学の中谷先生の監修の元、私と、阿萬先生(愛媛大学)片峯先生(九州工業大学)の3名で分担して開発をしました。
    • 収録はひとまずこれで終わりました。4回の講義資料の準備は結構大変でした。いろいろな方々にご迷惑をおかけしました。申し訳ありませんでした m(_ _)m
  • 2022年9月22日(木) 企業でオンラインセミナー:品質分析・メトリクス(入門編:1日間)
    • 企業からの依頼で、1日コースのセミナーを開催しました。品質分析・メトリクスに関する内容です。今回で通算6回目の開催となりました。章構成は次のとおりです。演習6割、座学4割程度の構成で進めました。
    • ──────────────────────────
      1. はじめに
      2. メトリクスを活用した仮説・検証による改善
      3. 定量的管理の基礎
      4. 品質分析・メトリクス活用によるプロジェクトの管理
      5. おわりに、総合質疑
      ──────────────────────────
    • 今回もオンラインで開催のため、Zoom と Miro を利用しました。日本語版も出たので、メニューも日本語になり、より使いやすくなってました。ボードに向かって話しをしなくなってしまうグループが時々出てくるので、「議論を行い、その結果をホワイトボードに示してください」と繰り返し伝えるようにしています。
    • オンラインでの進め方も慣れてきました。このような機会は、実際の開発現場の状況を知ることもでき、自分にとっても役立つと実感してます。今後も、声をかけていただいた時には、できるだけ積極的に対応したいと思います。
  • 2022年9月12日(月)-13日(火) 企業でソフトウェアプロセス改善に関するオンセミナーを開催(2日間)
    • 企業からの依頼で2日間のトレーニングコースを開催しました(SEPG関連のトレーニング、受託研究として実施)。今回が17回目の開催となりました。最初の8回は集合形式で行いましたが、それ以降はオンラインでの開催となりました。演習6割、座学4割程度の構成です。
    • 次回で、対面とオンラインでの開催が同じ回数になります。対面で出来ることの大部分はオンラインでも実施できるということが分かりました。企業研修の場合、“対面ならでは”という工夫をしないと、対面に戻ることはないのではないかと思っています(一度、オンラインでの開催が根付いた場合)。それは、懇親会なのか… 次回以降の講義では、こんなことも考えながら実施してみようと思います。
    • 全体の内容は落ち着いてきたのですが、見直したい部分も出てきました。特に演習については、もう一工夫してみたいと思いました。次回までは今の内容で進めますが、来年度は一部見直してみようと思います。
  • 2022年9月10日(土)-11日(日) 千葉工業大学 PPA(保護者と教職員の会) 地区懇談会
    • 千葉工業大学では、PPA(保護者と教職員の会)という組織があり、学生と保護者のための活動を行ってます。毎年秋には、地区懇談会を開催しています。今年、私が担当した地区は広島と福岡でした。広島の地区懇談会のあと、同窓会広島県支部及び出張者の方々で懇親会を開催しました。豆匠という、歴史のあるお店で開催しました。とにかく楽しい2時間でした。あっという間に時間が過ぎました。
    • この週末は、北海道→東京(を経由して)→広島→福岡→東京と移動しました。疲れましたが、楽しい数日でした。また来年もどこか地方に行けたらいいな、と思ってます。
  • 2022年9月8日(木)-9日(金) PM学会 2022年度 秋季研究発表大会
    • プロジェクトマネジメント学会(PM学会)主催の「2022年度秋季研究発表大会」に参加してきました。今回は、オンライン開催でした。
    • 今回はハイブリッドではなく、対面だけで開催しました。Zoom の設定、当日の運営管理の負荷はだいぶ減りました。参加者数は315名で、発表登録者数は135名(共著を含む)でした。基調講演、研究発表ともに興味深い内容が多く、とても参考になりました。やっぱり、人が集まると良いですね!
    • 今回は、私の研究室から3年生が4名参加しました。発表は次の2件です。初めての学会参加、初めての発表で、戸惑うことも多かったようですが、良い経験を積めたと思います。学会後の北海道旅行も楽しんだようです(^^)
      ■発表(1)
      初学者のソフトウェア開発PBL実践における課題と解決案
      小星 春緋,小笠原 秀人
      PMBOKを用いたソフトウェア開発PBL(Project Based Learning)の特徴は,プロジェクトをマネジメントするための一般的な知識を用いてプロジェクト進めることである.しかし経験が浅い初学者がPBLを実施する際には,チームビルディングに不慣れ,実施すべき項目の理解不足,成果物の欠陥による品質低下など,さまざまな問題がある.今回、2022年4月~7月の13週間に渡りPBLを実践した.このPBLでは,4名のメンバでチームを構成し,「千葉工業大学施設混雑状況マップ」というシステムを開発した.本稿では,その実践内容を具体的に紹介し,初学者が陥りやすい問題点を挙げ,その解決方法を提案する.

      ■発表(2)
      EVMのPV見積もり精度向上に関する一考察
      山本 翔太,清水 颯太,瀬戸口 大空,小笠原 秀人
      筆者らは,大学の講義にて,プロジェクトマネジメントに関する知識を活用し実践する,プロジェクトマネジメント演習(以下,PM演習)と呼ばれるPBL(Project Based Learning)に取り組み,ソフトウェア開発プロジェクトの計画を行った.その際,Planed Value(以下,PV)の設定に時間を要し,またPVの精度もあまり高くなかったために,Earned Value(以下,EV)との差異が大きくなり,プロジェクトに遅延を発生させてしまう状況が多発した.本論文では,PVの見積もり精度の向上に関する,筆者らが提案した見積もり方法の提案を行う.

    • 運営以外には、2日目の午前のセッションで司会をしました(11:20-12:20)。私が担当したセッションでは3つの発表があり、それぞれ、実践的であり面白い発表でした。春の研究発表大会でも私の研究室からも引き続き発表できたらいいなぁ、と思ってます。
  • 2022年9月5日(月) 組込み適塾
    • 第15回組込み適塾で、「組込みシステム開発管理の実践技法」という講義を担当してきました。
    • 今回の講義の章構成は昨年と同じで、次のとおりです。
    • ───────────────────
      1. ソフトウェア開発とプロセス
      2. プロセスモデルとプロセス改善
      3. ソフトウェア開発管理の概要
      4. 計画・測定・分析
      5. 設計レビュー
      6. 派生開発プロセスXDDP
      ───────────────────
    • 受講者は少なかったのですが、いろいろと話をしながら進めることができました。来年度、来年も開催できるのであれば、ボリュームを少し減らし、演習問題をもう一工夫してみたいと思います。
  • 2022年8月27日(土) 医療ID・実践事例研究会に参加
    • 日本医療教授システム学会主催の2022年医療ID・実践事例研究会に参加しました。ソフトウェア開発の領域とは違うのですが、医療や看護の領域での実践事例や改善事例を聞くことができ、とても勉強になります。事例以外にも、ファシリテーターの方々のコメントを聞くのも参考になります。自分だったらこうコメントしようかなということと、ファシリテーターの方々とのコメントを比較することで、新しい気づきや再認識できることが多く出てきます。2ヶ月に1回の頻度で開催されるので、できるだけ出席したいと思っています。
  • 2022年8月12日(金) 放送大学の講座2本収録
    • 今期、放送大学で11月から開講する“数理・データサイエンス・AI 専門講座『ソフトウェア開発への応用』”という講義を開発しました。全部で8回シリーズで、私は、そのうちの4回を担当しました。今日は、「第1回 ソフトウェア開発における測定と分析」と「第2回 データ分析・品質予測の技法と統計手法」を収録しました。初めて収録だったので、かなり緊張しました。あとで録画を確認したのですが、全ダメですね。表情が硬すぎるし、声も聞きづらい。もう、恥ずかしい。これを最後にしたいと思ってます(^^;)
    • この講座は、放送大学の中谷先生の監修の元、私と、阿萬先生(愛媛大学)片峯先生(九州工業大学)の3名で分担して開発をしました。
  • 2022年8月8日(月)~10日(火) 企業でソフトウェアプロセス改善に関するオンセミナーを開催(2日間)
    • 企業からの依頼で2日間のトレーニングコースを開催しました(SEPG関連のトレーニング、受託研究として実施)。今回が16回目の開催となりました。最初の8回は集合形式で行いましたが、それ以降はオンラインでの開催となりました。演習6割、座学4割程度の構成です。
    • 全体の内容は落ち着いてきたのですが、見直したい部分も出てきました。特に演習については、もう一工夫してみたいと思いました。次回までは今の内容で進めますが、来年度は一部見直してみようと思います。
  • 2022年8月5日(金) SEAフォーラム:大規模自然言語モデルは汎用AI(AGI)に繋がるか
    • SEA Forum in Aug. 2022 「第3回自然言語処理連続セミナー 大規模自然言語モデルは汎用AI(AGI)に繋がるか – 自然言語処理分野の最近の動向 –」を開催しました。このセミナーは、連続セミナー『自然言語処理連続セミナー』の3回目の開催でした。
    • 今回は、山本 雅裕さん(独立行政法人 IPA 情報処理推進機構 社会基盤センターイノベーション推進部 先端リサーチグループ 専門委員)に講演をしていただきました。 司会は、この連続セミナーの企画も担当していただいている、新森先生(富山国際大学)にお願いしました。
    • とても刺激的な内容で、自然言語処理分野の最近の動向を知ることができました。参加者との意見交換も活発で、いろいろと楽しい話ができました。
  • 2022年7月31日(日) 千葉工業大学オープンキャンパス開催(新習志野キャンパス)
    • 今日は、6/19に続き、千葉工業大学のオープンキャンパスの日でした(場所は新習志野キャンパス)。プロジェクトマネジメント学科(PM学科)も、11名の教員が全員参加し、来場者の方々とたくさん話ををしました。親子で来るパターンはかなり絞り込んだ状態(第1志望にしてくれていることもある)で来てくださることが多いので、推薦入試や受験に関する話になります。友達同士で来るパターンは2年生が多いという印象です。この場合は、PM学科を認知してもらうことに主眼を置いて話をしています。
    • 私の研究室からも3年生が5名参加し、キャンパスを歩いている方々に声をかけて、PM学科の部屋まで案内してくれました。そのあと、私と一緒に説明もしてくれました。在学中の学生の話を聞くことで、来場者の方々もいろいろと知ることができたようです。暑い中ありがとうございました! 大感謝です。終わったあと、みんなで居酒屋に行きました! 楽しかったです。
  • 2022年7月27日(水) 企業でオンラインセミナー:開発プロセスの定義・改善(上級編:1日間)
    • ある企業と受託研究の契約を締結し、定期的にセミナーを開催しています。今回は、開発プロセス定義・改善に関する1日コースのセミナーを開催しました。これまでも何回実施してきましたが、今までのコースは初級編でした。今回は、初級編を受講した方々の次のコースとして上級編を実施しました。新しい教育コースだったので、あれこれ考えながら開発をしました。章構成は次のとおりです。演習6割、座学4割程度の構成で進めました。
      ──────────────────────────
      1. はじめに
      2. 【復習】プロセス改善とは
      3. 改善推進リーダの役割
      4. プロセス設計
      5. プロセスモデル
      6. 技術への取り組みについて
      7. まとめ
      ──────────────────────────
    • 今回もオンラインで開催のため、Zoom と Miro を利用しました。初めての上級編だったのですが、思った以上にうまくいったような気がします(一部、初級編と重なるところがあり見直しが必要ですが…)。次回に向けてブラッシュアップしたいと思います。。
  • 2022年7月22日(金) 企業でオンラインセミナー:設計レビュー(3時間半)
    • 企業からの依頼(受託研究として実施)でレビュー関連の教育をオンラインで実施してきました(3時間半の教育)。オンラインでの開催でしたが、オンライン環境は企業側で準備してくださったので、直接、開催場所まで出向き、そこで実施しました。教育のタイトルは「設計レビュー教育(中級編) ~効果的な設計レビューの方法を習得し実践する~」にしました。章構成は次のとおりです。
      ─────────────────────
      1. レビューの方法
       (1) レビューとは?
       (2) 効果的なレビューの行い方
       (3) レビューの計画
       (4) WT実施時の注意点
       (5) 実践事例
      2. WTを実施するプロセス
       (1) 基本原理
       (2) WTの分類と定義
       (3) WTの役割分担
       (4) WTプロセス
        - WT実施上のポイント
        - WTのノウハウ
      3. 効果的・効率的なレビューの実践に向けて
       (1) 未然防止
       (2) メトリクスの活用
       (3) レビュー効率化のポイント
      4. おわりに
      ─────────────────────
    • 今回は、グループ演習はなしにして、個人演習と対話を中心にしました。対面だと、反応や雰囲気が見えてしまうので、話しかけづらいなぁと思う時もあるのですが、オンラインだと、あまり気にせず話しかけられる気がします。オンラインで開催する時の良い面の1つだと思います。
    • 実施後のアンケート結果もそれほど悪くはなく、内容としてはそれほど悪くはない、ということが分かりました。もし次回も継続してくれるようであれば、再度ブラッシュアップしてみようと思います。
  • 2022年7月20日(水) 企業でオンラインセミナー:開発プロセスの定義・改善(初級編:1日間)
    • ある企業と受託研究の契約を締結し、定期的にセミナーを開催しています。今回は、開発プロセス定義・改善に関する1日コースのセミナーを開催しました。章構成は次のとおりです。演習6割、座学4割程度の構成で進めました。
      ──────────────────────────
      1. はじめに
      2. ソフトウェア開発におけるプロセス改善
       2.1プロセス改善の本質
       2.2 ソフトウェアプロセス改善活動(SPI活動)とは?
       2.3改善事例
      3. 課題分析とプロセス改善活動の進め方
       3.1 課題分析
       3.2 改善策立案
       3.3 パイロッティング
       3.4 横展開
      4. 開発プロセスの設計と実践
       4.1 開発プロセスの設計
       4.2 PFD(プロセスフローダイアグラム)
       4.3 スイームレーンダイアグラム
       4.4 テーラリングの方法
      5. おわりに
      ──────────────────────────
    • 今回もオンラインで開催のため、Zoom と Miro を利用しました。Miro の使い方にも慣れてきました。このような機会は、実際の開発現場の状況を知ることもでき、自分にとっても役立つと実感してます。今後も、声をかけていただいた時には、できるだけ積極的に対応したいと思います。
  • 2022年7月19日(火) 講師「ソフトウェア品質技術者初級セミナー」
    • 日本科学技術連盟(日科技連)のSQiP(日本科学技術連盟の下に設置されたソフトウェア品質向上のための活動)で主催するセミナー「ソフトウェア品質技術者初級セミナー」の講師をしてきました(今年度初めて)。私の担当部分は、“ソフトウェア品質マネジメント概論”でした。
    • 実施後、それほど手応えはなかったのですが、アンケート結果はそれほど悪くありませんでした。次回担当する時は、もう少しブラッシュアップした内容にしたいと思います。
  • 2022年7月15日(金) 3年生のPM演習終了! みんなで打ち上げ
    • 私が所属するプロジェクトマネジメント学科 プロジェクトマネジメントコース ソフトウェア開発管理グループでは、2年生時の「プロジェクトマネジメント実験(PM実験)」ではWebサイトを構築し、3年時の「プロジェクトマネジメント演習(PM演習)」ではWebシステムを開発します。
    • 今年度配属になった3年生(11名)が3グループに分かれて、4月から3ヶ月をかけてプロジェクトを実施しました。各グループとも、とても頑張って良いWebシステムが開発できました。今日は発表会でした。今年は、4研究室から各3グループの発表があり、各研究室から優秀賞を選出し、その中でも最も優れたグループに最優秀賞が授与されます。小笠原研の優秀賞を受賞したグループは、残念ながら最優秀賞は取れませんでした。
    • 発表会のあと3年生全員と“打ち上げ”をしました。感染に注意しながらも楽しい時間を過ごすことができました! みんなお疲れ様。後期は課題研究、来年は卒業研究です。頑張りましょう!
  • 2022年7月9日(土)~10日(日) 科研打ち合わせ
    • 今年度から科研(科学研究費)が始まりました。私が主担当ではないので、分担研究員という役割で関わっています。科研のタイトルは、多重課題に対応する看護統合実習における事前・事後指導プログラムの開発です。研究メンバーは以下のとおりです。
      研究機関:岐阜聖徳学園大学
      研究代表者:
      岡本 華枝(岐阜聖徳学園大学, 看護学部, 准教授)
      研究分担者:
      鈴木 克明(熊本大学, 教授システム学研究センター, 教授)
      徳永 基与子(京都光華女子大学, 健康科学部, 教授)
      小笠原 秀人(千葉工業大学, 社会システム科学部, 教授)
      原田 浩二(岐阜聖徳学園大学, 看護学部, 准教授)
    • 今回、メンバー全員が集まり最初の打ち合わせを行いました。自己紹介のあと、研究内容を確認したあと、現状認識のための意見交換を行い、最後に今後の進め方とスケジュールを決めました。
  • 2022年6月29日(水) SEA総会開催、SEAフォーラム:「ウォータフォール開発は実在したのか?」
    • SEA Forum in June 2022 「ウォータフォール開発は実在したのか?」を開催しました。
    • SEAフォーラムの前にSEA総会を開催し、SEA会員に昨年度の活動を説明し、今年度の予算と活動計画について承認をいただきました。これで代表幹事の4年目が終わりました。あと1年継続する予定です。総会の資料は、ここからアクセスできます。
    • 今回のSEAフォーラムの講演者は、SEAの幹事でもある、NTTデータの端山さんにお願いしました。概要は次のとおりです。
      ■概要
      アジャイル開発の対極として引き合いに出されるウォーターフォール開発.アジャイルマニフェスト以前の開発実態はどのようなものだったのか.ソフトウェアエンジニアリングの古典にあたりながら,1960年代から2000年までの状況を振り返り,アジャイル開発に至る道を辿る.20世紀に積み上げられたソフトウェアエンジニアリングの知見が再編成され,今日も継承実践されていることを主張する.
    • 予定どおり、予想どおり、いろいろな意見が出てきてとても楽しかったです。今までの歴史を知り、認識することは大切なことだとあらためて思いました。
  • 2022年6月29日(水) 企業でオンラインセミナー:品質分析・メトリクス(入門編:1日間)
    • 企業からの依頼で、1日コースのセミナーを開催しました。品質分析・メトリクスに関する内容です。今回で通算5回目の開催となりました。章構成は次のとおりです。演習6割、座学4割程度の構成で進めました。
    • ──────────────────────────
      1. はじめに
      2. メトリクスを活用した仮説・検証による改善
      3. 定量的管理の基礎
      4. 品質分析・メトリクス活用によるプロジェクトの管理
      5. おわりに、総合質疑
      ──────────────────────────
    • 今回もオンラインで開催のため、Zoom と Miro を利用しました。日本語版も出たので、メニューも日本語になり、より使いやすくなってました。ボードに向かって話しをしなくなってしまうグループが時々出てくるので、「議論を行い、その結果をホワイトボードに示してください」と繰り返し伝えるようにしています。
    • オンラインでの進め方も慣れてきました。このような機会は、実際の開発現場の状況を知ることもでき、自分にとっても役立つと実感してます。今後も、声をかけていただいた時には、できるだけ積極的に対応したいと思います。
  • 2022年6月19日(日) 千葉工業大学オープンキャンパス開催(津田沼キャンパス)
    • 今日は、千葉工業大学のオープンキャンパスの日でした(場所は津田沼キャンパス)。プロジェクトマネジメント学科(PM学科)も、11名の教員が全員参加し、来場者の方々とたくさん話ををしました。親子で来るパターンはかなり絞り込んだ状態(第1志望にしてくれていることもある)で来てくださることが多いので、推薦入試や受験に関する話になります。友達同士で来るパターンは2年生が多いという印象です。この場合は、PM学科を認知してもらうことに主眼を置いて話をしています。
    • 7月には、新習志野キャンパスでオープンキャンパスがあるので、そこでも来てくださった方々とたくさん話をしたいと思います。
    • 私の研究室からも3年生が6名参加し、キャンパスを歩いている方々に声をかけて、PM学科の部屋まで案内してくれました。そのあと、私と一緒に説明もしてくれました。在学中の学生の話を聞くことで、来場者の方々もいろいろと知ることができたようです。暑い中ありがとうございました! 大感謝です。終わったあと、みんなと居酒屋に行きました! 楽しかったです。
  • 2022年6月11日(土) 久しぶりの宮古への帰省、KAMAISHIマスターズ交流会に参加
    • ソフトウェア・シンポジウム2022 in 盛岡が終わったあと、地元の宮古に久しぶりに戻りました。目的は、第3回 KAMAISHIマスターズ交流会 2022 への参加でした。6/11(土)-12(日)の2日間のイベントで、私は初日の1日だけの参加でした。1試合目のプレーはポンコツで、2試合目の最初に足を痛めてしまったのですぐに交代となってしまいましたが、楽しい時間を過ごしました! みんなで集まるのは楽しいですね。
    • 一応、試合にも参加したということを示すために、後ろ姿(11番)とプレーもどきの写真をアップしておきます。全国各地から多くの方々が集まり、楽しくも、激しい試合を繰り広げてました。オール茗渓が優勝しました! パス回しがさすがでした。
    • 夜は、宮古に戻り、飲み会でした! ずっと笑ってた気がします。それと、やっぱり宮古の海産物は最高でした(特にホヤ)。ほんと、美味しかった。
    • KAMAISHI Rugmy(1) KAMAISHI Rugmy(2) KAMAISHI Rugmy(3)
  • 2022年6月8日(水)~10(金) ソフトウェア・シンポジウム2022を開催
    • 盛岡でソフトウェア・シンポジウム2022を開催しました。ハイブリッド開催で、会場の参加者とオンラインの参加者がちょうど半分でした。音声と映像の配信ではいくつか失敗もありましたが、何とか無事に終了しました。久しぶりにたくさんの方々と会い、美味しい肴とお酒を楽しみました!
    • 来年以降もハイブリッド開催は続くと思うので、今回の経験を次回の改善につなげていきたいと思います。当たり前なのですが、オンラインでの発表でトラブルは少ないのですが、会場からの発表となると、いろいろなことが起きますね(^^;) 想定不足ももちろんありました。
    • 来年は、6/12(月)~14(水)の3日間、仙台で開催します!
  • 2022年5月28日(土) 派生開発カンファンレンス2022に参加
    • 派生開発カンファンレンス2022に参加してきました。私はこのイベントの実行委員ですが、今回あまり貢献できませんでした。このカンファレンスではまだ1回も発表をしたことがないので、次回は発表(投稿)をして貢献できればと思ってます。
    • サテライト会場(大崎駅近く)に行くまでは、電車の中で携帯からZoomに入り聞いていました。サテライト会場でいくつかの発表を聞いたあと、基調講演を聴講しました。基調講演は株式会社ソシオラボ中川郁夫さんで、講演タイトルは「腹落ちするDX (導入編) ~デジタルがもたらす変革の本質とそのインパクト~」でした。
    • 中川さんの講演は、とても分かりやすく面白かったです。オンラインで1時間半、集中して聞くことができる内容は素晴らしかったです。事例を交えながら、DXとは何か、DXを実践する時のマインドや大切な事は何かを伝えていただきました。
    • イベント終了後、スタッフが集まり懇親会を開催しました。東芝時代に一緒に仕事をした方と久しぶりに会い、いろいろと話ができて楽しかったです。また、1次会では、基調講演者の中川さんともたくさん話しができ、DXに関する気づきを得ることができました。ありがとうございました。
    • 2次会では渡辺さん、永田さん、林さんと大いに盛り上がりました。何がそんなに楽しかったのか、今となってはよく覚えていませんが、楽しそうな写真が残っていました(^^) ほんと、楽しかったです! やっぱり、直接会って話をするということは良いですね! これから、多くの方々にこのような機会が増える事を願っています。
    • XDDP Conf(1) XDDP Conf(2) XDDP Conf(3) XDDP Conf(4)
  • 2022年5月27日(金) SEAフォーラム:第2回 STPA in a nutshell
    • SEA Forum in May 2022 「第2回 STPA in a nutshell – はじめようハザード分析STAMP/STPA –」を開催しました。このセミナーは、連続セミナー『ハザードとレジリエンスの分析の新潮流 STAMPとFRAM』の2回目の開催でした。
    • 今回も、前回に引き続き、講演者は長崎県立大学の日下部先生で、司会は落水先生(北陸先端科学技術大学院大学(JAIST) 名誉教授)です。今回は、STPAについて具体例も交えながらの説明でした。
    • 参加者は講演者や司会も含め全部で20名程度でした。会場には、日下部先生、落水先生、私のほうかに、3名が集まりました。そのほかの方々はオンラインでの参加でした。セミナー終了後、司会の日下部先生、落水先生、私のほかに、会場からの参加者2名を加え、総勢5名で懇親会を開催しました。楽しかったです! 芝浦工業大学の久住先生とは過去にも何回か接点はあったのですが、初めて、じっくりと話すことができました! ネットワークが広がるのはとても嬉しいですね。
  • 2022年5月27日(金) サーティファイ 2022年度第1回合同委員会
    • 現在、ビジネス能力認定 サーティファイ情報処理能 力認定委員会のメンバとして参画しています。この日の午後、ハイブリッドで今年度の第1回合同委員会が開催されました。私は、東京駅近くの会場で参加しました。この合同委員会では、各委員会の委員長から、現在の動向などを踏まえて、今後の方向性や今後の活動に対する提言をいただきました。各委員長の話はとても参考になる内容でした。話し方もとても上手で、さすがだなと感じました。少しでも近づくことができるように頑張りたいと思いました。
  • 2022年5月19日(金) セミナー「ソフトウェアテストの効果的な進め方と効率化のポイント」開催
    • 日本テクノセンター主催のオンラインセミナーを開催しました(10:30~17:30)。セミナーのタイトルは「ソフトウェアテストの効果的な進め方と効率化のポイント」としました。章構成は以下のとおりです。
      ───────────────────
      1. ソフトウェアテストとは
      2. テストの技法
      3. ブラックボックステストの技法
      4. ホワイトボックステストの技法
      5. 組み合わせテストの技法
      6. おわりに
      ───────────────────
    • 講義の途中に演習を交えながら進めました。演習は以下の10個を実施しました。今回はグループ演習をしなかったので、すべて個人演習としました。基本的な内容でしたが、実際に手を動かし、いろいろと考えてもらいながら進めたので、まあまあ伝わったのではないかと思います。次回も実施するのであれば、もう少し見直しできそうな感じです。実施後、受講生から直接問い合わせもありました。実際の業務に少しでも活用できればありがたいです。
      ────────────────────────
      演習1. 同値分割
      演習2. 同値分割・境界値分析
      演習3. デシジョンテーブル
      演習4. 状態遷移テスト
      演習5. 組み合わせテスト
      演習6. エラー推測
      演習7. ホワイトボックステスト
      演習8. 命令網羅100%を満たすには
      演習9. PictMasterを利用した組み合わせテスト
      演習10. 健康診断申込システムの因子・水準の設定
      ────────────────────────
  • 2022年5月14日(土) SERCフォーラム:御社のソフトウェア、制御できてます?
    • ソフトウェア・メインテナンス研究会(SERC:Software Evolution Research Consortium)主催のフォーラムに参加しました(オンライン参加)。今回のテーマは、「御社のソフトウェア、制御できてます?~DXと技術的負債にうまく付き合う法~」でした。
    • 基調講演は、和歌山大学の大平先生でした。講演タイトルは「技術的負債に関連する課題票分類手法の構築」でした。これは、情報処理学会ソフトウェア工学研究会主催の第210回ソフトウェア工学研究会で発表された内容です。基調講演では、ソフトウェア工学研究会で発表された内容も含め、技術的負債(TD:Technical Debt)に関する研究動向と SATD:Self-Admitted Technical Debt の解説が組み込まれたものでした。技術的負債(TD)について、全体像がよく分かり、かつ、大平先生の研究室で取り組まれている内容がよく分かるものでした。いろいろと勉強になりました。
    • ちなみに、SATD:Self-Admitted Technical Deptとは、「開発者自らが認めている、あるいは、意図的に混入させた技術的負債」のことです。現在、TDの新たなカテゴリとして盛んに研究されているそうです。この研究は、2014年のICSMEでの次の発表が起点になっています。
    • A. Potdar and E.Shihab, An Exploratory Study on Self-Admitted Technical Debt, IEEE international conference on software maintenance and evolution (ICSME'14),pp.91-100,2014
  • 2022年4月26日(火) SEAフォーラム:新しい品質保証のかたちを目指して
  • 2022年4月23日(土) 国際P2M学会 2022年度春季研究発表大会
    • 国際P2M学会主催の「22年度春季研究発表大会」を開催しました。私は大会企画副委員長として運営に携わるとともに、開催校である千葉工業大学の実行委員長も務めさせていただきました。
    • 開催準備とプログラムのコーディネイトの役割を持ってはいけない、ということを認識しました。分かっていたつもりでしたが、何とかなるだろうと思っていて、同時に2つの役割を担いました。しかし、やはり、一人二役はちょっと無理がありました。また、今回は、ハイブリット開催ということもあり、当日の会場の準備とオンラインの準備の2つが重なったので、かなり大変な状況でした。音声や映像でちょっとうまくいかないところもあり、反省すべきことが多くありました。少しへこみました。
    • 内容は、私が言うのも何ですが、結構良かったと思います。発表のほかに、招待講演も入れることができました。これは、亀山副会長のご尽力によるものでした。あと、パネルディスカッション(1時間半)は、「これからのプログラムマネジメント教育」というテーマで企画しました。モデレータは私が努め、パネリストは次の方々にお願いしました:
      ─────────────────────────────
      パネリスト(順不同)
      鈴木克明氏(熊本大学 教授システム学センター/大学院教授システム学専攻教授)
      藤井健視氏(国立研究開発法人 科学技術振興機構科学技術イノベーション人材育成部 部長)
      古畑慶次氏(株式会社デンソー 技術企画部、博士(数理情報学))
      玉木欽也氏(青山学院大学 経営学部 経営学科 教授)
      ─────────────────────────────
    • 最初にパネリストの3名(藤井さん、古畑さん、玉木先生)から実践事例を紹介していただいたあと、以下の4つのテーマで議論しました。鈴木先生には、個々のテーマについて総括的なコメントをいただきました。最初、うまく回していけるのか心配してましたが、みなさん、百戦錬磨の方々ですので、私からの無茶ぶりにもさくっと対応していただき、面白い議論ができました。ありがとうございました!
      ・ゴールは?
      ・サポートをどのようにすればよいか?
      ・環境をどのように整えるのか?
      ・今後の計画や展望
    • 鈴木先生には基調講演もお願いしました。Webサイトにはタイトルと概要を載せていませんでしたので、ここで紹介しておきます(Proceedingsには載ってるのですが…)。
      ────────────────────────────────────
      タイトル:
      「教育の設計ができるとはどういうことか:ピンチをチャンスにこれからを創造するためのヒント」
      概要:
      コロナ禍によってあらゆる分野の教育実践が中断・変形を余儀なくされた。他方で、危機対応の中で「火事場のバカじから」とも言えるような様々な知恵が生まれた。「昨年通り」をずっと続けてきた感が強い教育実践をワンランクアップさせて、変化の激しい次世代に備えることを目指すのであれば、これはピンチではなく千載一遇のチャンスである。本講演では、あらゆる分野の教育実践を効果的で効率的で魅力的なものにするための理論やモデルを過去70年以上に及んで研究してきた教育工学、なかでも教育設計学(Instructional Design)の視座から、教育の設計ができるとはどういうことを意味するかについて考えてみたい。工学であるから、教育の効果・効率・魅力を高めるという目的を達成するために、与件が許す範囲で、活用可能な手段を組み合わせて、漸進的・全体的にアプローチしてきた。設計であるから、受益者に「こういう教育が欲しかったんです」と言わせることができるような新しい何かを創造することを目指してきた。本学会が直面する問題の解決に役立ててもらえることを願って、教育を工学的に捉え、設計するために構築してきたノウハウを紹介したい。
      ────────────────────────────────────
    • 次の図は、「P2M Version 2.0 コンセプト基本指針」です。
      P2M Version 2.0 コンセプト基本指針
  • 2022年4月21日(木)~22日(金) PM学会 2022年度 春季研究発表大会
    • プロジェクトマネジメント学会(PM学会)主催の「2022年度春季研究発表大会」に参加してきました。今回は、オンライン開催でした。
    • 私は行事委員としてこのイベントの準備に関わり、当日は、Zoom の管理を中心に行いました。発表をクラウドに録画し、イベント開催後に復習用の動画として公開しました(参加者限定で、期間は2週間)。Zoom の運営方法や録画の方法など、経験しなければ分からない事も多く、いろいろと勉強になりました。
    • 今回は、運営側に伝えるIDとパスワード、参加者に伝えるURLの間違いはないと思っていたのですが、2日目にパスワードの間違いが一つだけありました。コピー&ペーストをする際、最後の一文字だけ消えてしまってました(^^;) 朝の準備段階で見つけてくれたのでよかったのですが、これが直前だったら、かなり慌てた事になっていただろうなぁ、と思います。何事も準備やテスト(確認)が大切ということも再確認しました。
    • 運営以外には、2日目の最終セッションで司会をしました(14:40-16:20)。私が担当したセッションでは5つの発表があり、それぞれ、実践的であり面白い発表でした。秋の研究発表大会では、私の研究室からもぜひ発表したいなぁ、と思ってます。
  • 2022年4月16日(土) 医療ID・実践事例研究会に参加
    • 日本医療教授システム学会主催の2022年医療ID・実践事例研究会に参加しました。ソフトウェア開発の領域とは違うのですが、医療や看護の領域での実践事例や改善事例を聞くことができ、とても勉強になります。事例以外にも、ファシリテーターの方々のコメントを聞くのも参考になります。自分だったらこうコメントしようかなということと、ファシリテーターの方々とのコメントを比較することで、新しい気づきや再認識できることが多く出てきます。2ヶ月に1回の頻度で開催されるので、できるだけ出席したいと思っています。
  • 2022年4月15日(金) 6th長崎ODGに参加
    • 毎年恒例の長崎QDG(Software Quality and Development Gathering)に参加してきました。このイベントは、長崎IT技術者会(NaITE)の主催で毎年開催されています。
    • 今年は、4/15(金)10:30-18:40に、DEJIMAメッセ長崎(長崎市内)で開催されました。オープニングセッションから始まりクロージングセッションまで、全部で13の発表がありました。すべてのセッションとも、とても内容が濃く、質疑応答も活発に行われ、とても楽しい1日でした。
    • スペシャルセッション1「シフトレフトとアジャイルテスト」は、高橋寿一氏(デジタルハーツ株式会社 CTSO)でした。寿一さんとは、2000年頃から緩い関係でつながっていて、久しぶりに会えたので嬉しかったです。発表も最近の開発内容や最新技術に関係した内容であり、とても参考になりました。
    • 最新の図書「ソフトウェア品質を高める開発者テスト(改訂版) ~アジャイル時代の実践的・効率的でスムーズなテストのやり方~」が6月に発刊されるとのことでしたので、すぐに、購入予約をしました!
    • 当日は、総合司会ということで、朝から晩まで司会をさせていただきました。司会をするとよいですね。発表もちゃんと聞くようになるのと、質問がなければ、自分の聞きたい事が聞けるので、役得だと思います。久しぶりに対面で実施できて、とても楽しかったです! “来年も参加しよう”と決意をして、長崎空港をあとにしました。
    • 開催レポートはこちらから参照してください。
    • 6th長崎QDG
  • 2022年4月8日(金) SS2022プログラム委員会開催
    • ソフトウェア・シンポジウム2022のプログラム委員会を開催しました。今回は現地(盛岡)には集まれず、オンラインでの開催となりました。
    • 今回は投稿件数は例年より少なめでした。来年は、投稿数を増やすための工夫を考えてみたいと思います! 投稿数は例年より少なめでしたが、査読自体は例年どおりであり、かつ、採否の議論も例年と変わることはありません。論文の内容を少しでも良くしよう、プログラムを少しでも魅力的なものにしよう、という意見が多く出て、結構白熱した議論が行われました。毎年思いますが、このような議論の場は大切だと再認識しました。その道の専門の方々の意見は深く重みがあり、なるほどと納得することも多いです。勉強にもなります。
    • 今年のソフトウェア・シンポジウムは、6/8(水)~6/10(金)の3日間、オンラインと現地(盛岡)でのハイブリッド開催とsなります。興味のある方はぜひぜひご参加ください。面白いと思いますよ!
  • 2022年4月7日(木) 企業でオンラインセミナー:開発プロセスの定義・改善(初級編:1日間)
    • ある企業と受託研究の契約を締結し、定期的にセミナーを開催しています。今回は、開発プロセス定義・改善に関する1日コースのセミナーを開催しました。章構成は前回と同じです。演習6割、座学4割程度の構成で進めました。
    • 今回もオンラインで開催のため、Zoom と Miro を利用しました。Miro の使い方にも慣れてきました。このような機会は、実際の開発現場の状況を知ることもでき、自分にとっても役立つと実感してます。今後も、声をかけていただいた時には、できるだけ積極的に対応したいと思います。
  • 2022年3月30日(木) プロジェクトマネジメントに関する意見交換
  • 2022年3月30日(木) 東芝時代の同僚の息子がやって来た
    • 東芝時代の同僚から連絡がありました。その同僚の息子が4月から大学3年生となり、4年間終了後大学院進学を希望しているとのことでした。嬉しいことに、千葉工業大学も進学希望校の一つでした。その息子(お父さんに似てました)がやってきて、いくつかの研究室を訪問しました。私は、その先生方へのつなぎをしました。小笠原研究室も候補の一つに挙げてくれていたので、私のところにも来てくれました(^^)。
    • 世間話をしたあと、私の研究テーマを紹介しました。ピンと来ないところも多かったと思いますが、しっかりと聞いてくれました。まだまだ選択の時間はあるので、慌てる必要はないということと、3~4年生でしっかり学び、卒業研究に力を注いだ方がよいということを伝えました。2年後が楽しみです!
  • 2022年3月23日(水) 受託研究最後の打ち合わせ
    • 大学に異動した2018年度にある企業から声をかけていただき、その年は経営層向けのセミナーを開催し、数回の打ち合わせを実施させていただきました。その後、2019年度から2021年度までの3年間、受託研究として一緒に活動をさせていたきました。この企業との最後の打ち合わせを開催しました。いろいろと振り返りながら、さまざまな話ができました。とても心地のよい1時間でした(お互い、いろいろと頑張ったよねという雰囲気)。
    • 受託研究をいただいていた3年間は、月2回程度のペースで打ち合わせを行いました。また、以下のセミナーを開催しました。セミナーは1時間半で行い、発表と議論を半々としました。振り返ってみると、結構ハードでしたが、現場の生の情報を入手できたことと、打ち合わせやセミナーのために勉強することができ、とてもよい機会を与えていただきました。
    • 実施したセミナーは以下の7つです:
      ───────────────────────────
      2019年度
      ・派生開発プロセスの改善
      ・組み合わせテスト技術
      2020年度
      ・メトリクスと定量的品質管理
      ・計画に基づく開発管理
      ・メトリクスと定量的品質管理(2) ~計画・測定・分析~
      2021年度
      ・設計レビュー
      ・USDMにもとづいた見積りの方法
      ──────────────────────────
  • 2022年3月22日(火) 企業でオンラインセミナー:品質分析・メトリクス(応用編:1日間)
    • 企業からの依頼で、1日コースのセミナーを開催しました。今回は、新規のセミナーです。今まで、品質分析・メトリクス(初級編)を開催していましたが、今回は、品質分析・メトリクス(応用編)です。応用編ということで、内容をどうすればよいかいろいろと悩みながら、最終的には、以下の構成としました。
    • ──────────────────────
      1. はじめに
      2. 定量的な品質管理活動の必要性
      3. データ分析の技法
      4. 品質予測のアプローチ
      5. おわりに
      ──────────────────────
    • データ分析の技法のところでは、Googleスプレッドシートを使ってQC七つ道具の基本と活用方法を理解するという内容にしました。データ分析の技法で実施する演習は次のとおりです。
    • ──────────────────────
      ・基本統計量を計算する
      ・ヒストグラムを作成する
      ・パレート図を作成する
      ・箱ひげ図を作成する
      ・複雑度を計算する
      ・QC七つ道具の理解度確認
      ──────────────────────
    • “QC七つ道具、古いよね”という方もいますが、私はそうは思いません。データサイエンスという用語が広がり、大学でも、積極的にデータサイエンスの教育を実施しなさい、という流れになっています。高度な統計手法やAIなどを活用したデータ分析はさらに進める必要は当然あると思いますが、基本に立ち返って、基礎をしっかりと身につけるということがまずは大切なことだと思います。
    • 「QC七つ道具を活用する際の心構え」を以下に示します。このような考え方を認識することが最も大事だと思っています。
    • ──────────────────────────────
      ・QC7つ道具は目的達成のための[有効な手段
      ・[問題の95%]はQC7つ道具の活用で解決可能
      ・理論を知るよりも、[実践的な使い方]を体験することが大切
      ・QC7つ道具の価値は使う人、使う目的によって決まる
      ・最終結果だけで判断せず、[データ収集]の過程を
      ・[重視]して[事実]を把握することが大切
      ・[層別]しなければ、うまい解析も管理もできない
      ・真に大きな問題はたいてい[2、3]のもので占められている
      ──────────────────────────────
    • アンケート結果はまだいただいていないのですが、実施した感触としては、良かったです! 来年度も開催できそうなので、ブラッシュアップをしておきたいと思います。
  • 2022年3月17日(木) 九州工業大学 PSP/TSP/PBL成果発表会
    • 九州工業大学 情報工学部で実施しているPSP/TSP/PBLの成果発表会(オンライン)に参加しました。
    • 今回は、PSP/TSP/PBLの紹介と今後の計画、基調講演、成果発表、基調講演成果発表の3件の発表がありました。成果発表での実践事例はPSP/TSPの実践結果がよく分かる素晴らしい発表でした。学生の時にこのような経験を積むことができるのは素晴らしい事だと思います。
    • 基調講演は日立製作所 八木将計氏で、タイトルは、“プロセスを「設計」する”でした。八木さんとはいろいろなところで顔を合わせることが多いのですが、あらためて八木さんの考えている事や実践してきた事を聴くことができて良かったです。
    • 話はちょっと外れますが、八木さん夫妻の書いたバッファデザイン—製造業における多品種少量・短納期化に応えるための方法論はとても分かりやすく、読みやすい図書です。いろいろな場面で役立つ内容だと思いますので、興味のある方はぜひ購入してみてはいかがでしょうか。
    • 九州工業大学 情報工学部の「PSP/TSPに基づく実践的ソフトウェアエンジニアリング教育」のサイトは、PSP/TSP の概要を知るにはよくまとまっているサイトだと思います。
  • 2022年3月14日(月) 企業でオンラインセミナー:品質分析・メトリクス(入門編:1日間)
    • 企業からの依頼で、1日コースのセミナーを開催しました。今回は、品質分析・メトリクスに関する内容です。章構成は次のとおりです。演習6割、座学4割程度の構成で進めました。
    • ──────────────────────────
      1. はじめに
      2. メトリクスを活用した仮説・検証による改善
      3. 定量的管理の基礎
      4. 品質分析・メトリクス活用によるプロジェクトの管理
      5. おわりに、総合質疑
      ──────────────────────────
    • 今回もオンラインで開催のため、Zoom と Miro を利用しました。オンラインでの進め方も慣れてきました。このような機会は、実際の開発現場の状況を知ることもでき、自分にとっても役立つと実感してます。今後も、声をかけていただいた時には、できるだけ積極的に対応したいと思います。
  • 2022年3月8日(火) SEAフォーラム:深層学習技術を用いたテキスト分析
    • SEA Forum in Mar. 2022「深層学習を用いたテキスト分析」を開催しました。講演者は難波英嗣子先生(中央大学 理工学部 ビジネスデータサイエンス学科 自然言語処理研究室 教授)先端科学技術研究センター 教授)で、司会は、新森昭宏先生(富山国際大学)です。
    • 難波先生には、深層学習を用いたテキスト分析の研究事例として,(1)特許を対象とした技術動向分析及び(2)新型コロナウィルス関連のTweetを対象とした分析について紹介していただきました。質疑応答では、現在の分析技術の限界および今後の方向性について活発な議論が行われました。自分の知らない領域の話を聞くのは楽しいですね!
  • 2022年3月4日(金) 情報処理学会 第84回全国大会
    • 情報処理学会 第84回全国大会で、修士1年生の学生が発表しました。タイトルは「電子カルテのブロックチェーン活用方法の提案」です。
    • 初めての学会発表がオンラインというのは少し寂しい気持ちもしますが、通常の対面時で開催するより多くの方々に聴いてもらえたのは良かったと思います。この数ヶ月は、原稿を書き上げるということと、当日の発表の準備をするということに集中できたと思います。研究を加速させるという意味でも、修士1年の時に、学会で発表をするのはよいタイミングだったと思います。来年度以降も継続していきたいと思います(来年度の修士課程の新入生は1名の予定)。
  • 2022年2月15日(火) SEAフォーラム:全体論的視点からプログラムを眺める
    • SEA Forum in Feb. 2022「全体論的視点からプログラムを眺める」を開催しました。講演者は田中久美子先生(東京大学 先端科学技術研究センター 教授)で、司会は、玉井哲雄先生(東京大学 名誉教授)でした。田中先生は、第75回毎日出版文化賞を受賞などの実績も多く、世界的にも有名な研究者です。
    • 公演後の質疑応答も非常に活発で、とても味わいのある議論ができました。いろいろと思考が広がるよい時間でした。講演の概要や先生の研究内容については、上記のリンク先から参照してください。
  • 2022年2月24日(木)~25日(金) 企業でソフトウェアプロセス改善に関するオンセミナーを開催(2日間)
    • 企業からの依頼で2日間のトレーニングコースを開催しました(SEPG関連のトレーニング、受託研究として実施)。今回が15回目の開催となりました。最初の8回は集合形式で行いましたが、それ以降はオンラインでの開催となりました。演習6割、座学4割程度の構成です。
    • 開発現場の方々とトレーニングをとおしてですが、いろいろとやり取りできるというのはとても貴重な機会であり、ありがたいと思っています。継続していただけるよう、講義や演習の内容を見直していきたいと思います。
  • 2022年2月7日(月) 講師「ソフトウェア品質技術者初級セミナー」
    • 日本科学技術連盟(日科技連と呼んでます)のSQiP(日本科学技術連盟の下に設置されたソフトウェア品質向上のための活動)で主催するセミナー「ソフトウェア品質技術者初級セミナー」の講師をしてきました(今年度2回目)。私の担当部分は、前回と同じで、“ソフトウェア品質マネジメント概論”と“レビュー技法”の2つでした。
    • 東高円寺にある日科技連ビルにオンラインセミナーのための環境を整え、そこから発信しました。10月に実施した時にうまくいかなかった部分を少し改善したので、前回よりスムーズに実施できたと思います。来年のセミナーに向けて、少し手を加えたいなぁ、と思ってます。
  • 2022年1月24日(月)~25日(火) 企業でソフトウェアプロセス改善に関するオンセミナーを開催(2日間)
    • 企業からの依頼で2日間のトレーニングコースを開催しました(SEPG関連のトレーニング、受託研究として実施)。今回が14回目の開催となりました。最初の8回は集合形式で行いましたが、それ以降はオンラインでの開催となりました。演習6割、座学4割程度の構成です。
    • 全体の内容は落ち着いてきたのですが、見直したい部分も出てきました。特に演習については、もう一工夫してみたいと思いました。次回までは今の内容で進めますが、来年度は一部見直してみようと思います。
  • 2021年12月25日(土) 医療ID・実践事例研究会に参加
  • 2021年11月25日(木)~26日(金) ProMAC2021 & PM学会 2021年度 秋季研究発表大会
    • プロジェクトマネジメント学会(PM学会)主催の「ProMAC2021(14th International Conference on Project Management)2021年度秋季研究発表大会」に参加してきました。今回は、ハイブリッド形式で開催しました。開催場所は、ホテルメルパルク熊本です。
    • 私は行事委員としてこのイベントの準備に関わり、当日は、Zoom の管理を中心に行いました。また、2日目に ProMAC2021 の1セッションで司会をしました。
    • 新型コロナの感染状況がちょうど落ち着いていた時期だったので、現地で参加された方も多く、久しぶりに多くの方々と話すことができました。やっぱり、Face to face で話をするのは良いですね。とても楽しかったです。
    • 私の研究室からは ProMAC2021 に次の2件の発表をしました。
    • ────────────────────────────
      Development of a Case Search Retrieval System Using
      Software Process Improvement Activity Factors
      Yuki Konno,Hideto Ogasawara

      Proposal of System Test Automation Method
      Tomoya Shinozaki,Hideto Ogasawara
      ────────────────────────────
    • 千葉工業大学からは、上記を含めて、ProMAC2021、秋季研究発表大会に合わせて10件近く発表しました。同じ学科の田隈研から発表した河上君の発表の様子が田隈研究室のFacebookに挙がっていましたので、ここにも載せておきます。発表タイトルは次のとおりです。
    • ───────────────────────────────
      Proposal for a Method of Extracting and Inheriting Attributes of
      Project Lessons That Are Difficult to Document in Writing
      Yuya Kawakami,Hironori Takuma
      ───────────────────────────────
  • 2021年11月22日(月) 日本テクノセンターでセミナー開催
    • 日本テクノセンターの方に声をかけていただき、セミナーを開催しました。タイトルは「ソフトウェア品質の作り込み技術と品質確保の実践ポイント」としました。時間は、9時半~17時半の7時間で、オンラインで開催しました。テキストの構成は以下のとおりです。ちょっと盛り込み過ぎの部分もあったので、もし、次回実施する機会があれば、ボリュームを少し減らし、演習を見直したいと思います。
    • ─────────────────
      1. ソフトウェア品質管理
      2. メトリクスと定量的品質管理
      3. 設計レビューの方法
      4. 組み合わせテストとテスト自動化
      5. 派生開発における品質の作り込み
      ─────────────────
  • 2021年11月18日(木) 地域産業活性化研究会 in 小田原
    • 公益社団法人日本技術士会 神奈川県支部の方に声をかけていただき、「地域産業活性化研究会 in 小田原」で講演をしてきました。今回のタイトルは「DXに向けた土台作り~共創とデータ活用~」としました。スライドの構成は以下のとおりです。発表時間は約40分でした。新しい技術を取り込んだり、新しい事にチャレンジすることはとても大切なことですが、基本に立ち返り、まずは土台をしっかり作ることを意識しましょうという話にしました。
    • ────────────────────────
      1. DXとは何か?
      2. いつか来た道~ソフトウェアプロセス改善活動~
      3. 変革を支える土台
      4. 共創
      5. データ活用
      6. どのように立ち向かえばよいか
      7. おわりに
      ────────────────────────
    • 私の講演のあと2つの発表がありました。結果的にですが、私の講演と関連する内容になっている部分もあって、全体的によい構成だったのではないかと思います。
    • 2件の発表のタイトルと発表者は以下のとおりです。
    • ──────────────────────────────────
      講演1「自分でつくれるIoT ifLinkの紹介とコミュニティでの事業共創」
      講師:ifLinkオープンコミュニティ 理事 ifLinkディレクター 吉本 武弘 氏

      講演2「ノーコードで中小製造業のための業務アプリ開発をDXする」
         ~ Power Appsでアプリの内製化 ~
      講師:ピディアック(株) 代表取締役 技術士(応用理学部門) 西村 裕司 氏
      ──────────────────────────────────
  • 2021年11月18日(木) QBook ソフトウェア品質向上プラットフォーム
  • 2021年11月11日(木) 産学懇談会
    • 今年は3年生の担任で、来年はそのまま繰り上がり4年生の担任です。4年生の担任の主な役割の一つが就職活動のサポートがあります。毎年、3年生、4 年生の担任が参加している産学懇談会に参加してきました。開催場所は「ホテルニューオータニ幕張」でした。
    • 今年は、482社の人事・採用担当者が参加されたそうです。私もたくさんの方々と名刺交換と歓談をさせていただきました。今後の学科での就職活動にうまく役立てていきたいと思います。
  • 2021年11月8日(月)~10日(水) ゼミ合宿
    • 千葉工業大学に来てから3年半が過ぎました。その間ゼミ合宿の話は何回かあがりましたが、実現できませんでした。今年もコロナ過の中で合宿に行くのは難しいかなと思ったのですが、状況が落ち着いてきたのと、4年生のぜひ行きたいという思いもあり、実施することに決めました。現4年生は、3年次からオンラインでのやり取りが中心なので、懇親会を開催したこともありませんでした。私も何とかしたいと思っていたので、ちょうどよい機会だと思い、総勢13名で伊東温泉(伊東ホテルジュラク)に2泊3日で行ってきました。
    • 初日はゼミのあと伊豆高原ミッシェルガーデンコートに行きました。雰囲気がとても良く、館内も見どころが多く楽しい時間を過ごせました。2日目は富士急ハイランド、3日目は三島スカイウォークに行き、楽しく過ごしました。私は3日目の朝にホテルを出発して大学に向かったので、3日目は一緒に活動できませんでしたが、とても楽しい3日間でした。今の4年生は、普通であれば演習や発表後に実施する“打ち上げ”もできていなかったので、よい思い出になりました。あと残るのは「卒業研究」だけとなりました!
    • ゼミ合宿1 ゼミ合宿2 ゼミ合宿3
  • 2021年10月29日(金) SEAフォーラム:ハザードとレジリエンスの分析の新潮流 STAMPとFRAM
    • SEA Forum in Oct. 2021 [online] 「第1回連続セミナ「ハザードとレジリエンスの分析の新潮流 STAMPとFRAM」」を開催しました。
    • 連続セミナーでは、特定の技術にフォーカスし、さまざまな観点からの議論を深めていくことを目的として企画しました。「ハザードとレジリエンスの分析の新潮流 STAMPとFRAM」セミナーは、年2回のフォーラムを3年間かけて実施する予定です。講演者は長崎県立大学の日下部先生です。
    • 今後の予定は以下のとおりです。
    • ───────────────────────────────
      2021年度
       10月 第1回「モデリング手法 STAMPとFRAMの概要」
        2月 第2回「ハザード分析法 STAMP/STPAを極める!?」
      2022年度
        9月 第3回「事故分析法 STAMP/CASTを極める!?」
        2月 第4回「機能共鳴分析法FRAMを極める!?」
      2023年度
        9月 第5回「STAMPを用いた様々な分析
             (STAMP/STPA-Secによるセキュリティ分析他)」
        2月 第6回「STAMPやFRAMの発展的活用」
      ───────────────────────────────
    • セミナー終了後、司会の落水先生(北陸先端科学技術大学院大学(JAIST) 名誉教授)、日下部先生、栗田さん(ソニー)と一緒に懇親会に行きました。楽しかったです!
  • 2021年10月24日(日) 国際P2M学会 2021年度秋季研究発表大会
    • 国際P2M学会主催の「21年度秋季研究発表大会」を開催しました。私は大会企画副委員長として運営に携わりました。今回の開催校は北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)で、実行委員長は内平先生、実行副委員長は第一工科大学東京上野キャンパスの三宅先生でした。私が東芝にいたころ、内平先生は2年間ほど私の上司でした。私が初めて(18th ICSE 1996: Berlin, Germany)に参加した時の上司で、自由にいろいろとやらせてもらったことを今でも感謝しています。ちなみに、その時の論文のタイトルは"Experiences of Software Quality Management Using Metrics through the Life-Cycle" でした。
    • 今回の大会のテーマは「オープンでアジャイルなイノベーションマネジメントとP2M」でした。基調講演、パネル討論はとても興味深く、面白い内容でした。記憶に残ったキーワードを残しておきます。
      • 計画的であること、非計画的であることのバランスをとる(両立する)ことが大事。無計画だとひらき直りすぎる、計画をベースにすると堅すぎる、ハンドリングしづらい。
      • 中期計画(3ヶ年計画)を毎月書き換えるようなイメージを持つのがよいのではないか
    • 今回は、運営チームはJAIST 金沢駅前オフィスに集まりました。久しぶりに内平先生とも会って話すことができました。楽しかったです。以下は、運営部屋と懇親会後、金沢駅前の写真です。
    • 金沢1 金沢1 金沢2
  • 2021年10月21日(金)~22日(土) SEA教育分科会&まなばナイト
    • 南あわじに行ってきました! 鳴門の渦潮も観てきました! 目的は、「ソフトウェア技術者協会 教育分科会活動 計画検討会」の実施と、22日(土)の夜に大阪で開催された「まなばナイト」への参加です。
    • 計画検討会では、熊本大学の鈴木先生、大阪大学の井ノ上先生SEA教育分科会 世話人の米島さんが集まり、それぞれの活動状況や今後の教育に関する議論をしました。とても良い議論でした。南あわじから大阪まで井ノ上先生の車に乗せてもらいました。井ノ上先生が70~80年代の歌謡曲を流してくれたので、みんなでイントロクイズをやりながら楽しい時間を過ごしました。すごく楽しかったです! 鈴木先生が圧勝でした(^^)
    • まなばナイトは熊本大学大学院教授システム学専攻同窓会が主催のイベントです。初めての参加でしたが、とても楽しかったです! 今回のテーマは「コロナ禍での遠隔授業、IDerとしての取り組み・後悔・これから」でした。修了生3名からの事例発表とグループ討論という構成で、あっという間に2時間が過ぎてしまいました。レポートがアップされていますので、雰囲気を味わってください!
  • 2020年10月9日(土) 医療ID・実践事例研究会に参加
    • 日本医療教授システム主催の2021医療ID・実践事例研究会にて参加しました。8月の参加に引き続き2回目の参加です。前回も書きましたが、分野は違いますが、教育や改善活動に関連した発表は参考になることが多いです。今回は津田沼からオンラインで参加したあと、夕方にスタッフが集まっている神田まで移動し、懇親会に出席しました。羽根田さんと知り合いになりました!
  • 2021年9月16日(木)~17日(金) 企業でソフトウェアプロセス改善に関するオンセミナーを開催(2日間)
    • 企業からの依頼で2日間のトレーニングコースを開催しました(SEPG関連のトレーニング、受託研究として実施)。今回が13回目の開催となりました。最初の8回は集合形式で行いましたが、それ以降はオンラインでの開催となりました。演習6割、座学4割程度の構成です。
    • オンラインでの実施にも慣れてきました。実施する方が慣れてきたのですが、受講者の立場に立つとどうなのかなと思います。もし私が受講者であれば、2日間、一人でPCの前で受講するのは結構つらいだろうなと思います。次回は、座学と演習の比率や、演習の内容や進め方などを工夫してみたいと思います。
  • 2021年9月13日(月) 企業でオンラインセミナー:設計レビュー(3時間半)
    • 企業からの依頼(受託研究として実施)でレビュー関連の教育をオンラインで実施してきました(3時間半の教育)。オンラインでの開催でしたが、オンライン環境は企業側で準備してくださったので、直接、開催場所まで出向き、そこで実施しました。教育のタイトルは「設計レビュー教育(中級編) ~効果的な設計レビューの方法を習得し実践する~」にしました。
    • 今回は、グループ演習はなしにして、個人演習と対話を中心にしました。対面だと、反応や雰囲気が見えてしまうので、話しかけづらいなぁと思う時もあるのですが、オンラインだと、あまり気にせず話しかけられる気がします。オンラインで開催する時の良い面の1つだと思います。
    • 今回も前回と同じ構成にしてますが、3章の(2)は変更しました。
    • 実施後のアンケート結果は、役に立ちそう3名、部分的に役に立ちそう6名という結果でした。4段階評価の上位2つに収まりましたが、もし次回も継続してくれるようであれば、この数を逆転できるようにもう一度見直してみようと思います。
  • 2021年9月10日(金) SEAフォーラム:深層学習時代の自然言語処理
    • SEA Forum in Sep. 2021 [online] 「第1回自然言語処理連続セミナー 深層学習時代の自然言語処理」を開催しました。
    • 連続セミナーでは、特定の技術にフォーカスし、さまざまな観点からの議論を深めていくことを目的として企画しました。自然言語処理連続セミナーは、来年の開催も含め 3 回のフォーラムを計画しました。今回は、東京工業大学の奥村学教授言語処理学会会長)をお招きし、「深層学習時代の自然言語処理」というタイトルでお話しをしていただきました。
    • 最初に、自然言語処理は、規則に基づく手法に始まり、データに基づく統計的な手法を経て、今や深層学習を元にした手法が分野を席巻する時期に入りつつあるという歴史を振り返りました。次に、深層学習を元にした手法により大きく姿を変えた自然言語処理技術において、何が可能になったか、また今後どのような方向に研究を進めていくべきか、何に注意する必要があるかということを説明していただきました。その後、参加者の方々との議論を深めました。自然言語処理について、いろいろと知ることができて楽しかったです。
  • 2021年9月9日(木) 組込み適塾
    • 第14回組込み適塾で、「組込みシステム開発管理の実践技法」という講義を担当してきました。
    • 今年もZoomミーティングを使ったオンラインでの開催でした。昨年に引き続き3回目の講義でした。昨年は、プロジェクト管理を実践するための技法と派生開発プロセスXDDPの説明の2つを主要なテーマとしたのですが、“今一歩”という感じがあり、再度見直しました。
    • プロジェクト管理は必要なのですが、組み込み開発の多くはシリーズ開発が多く、メンバもある程度固定されていることが多いので、プロジェクト管理という側面ではそれほど混乱することは少ないのが実情だと思います。そこで、今年はプロジェクト管理を外し、ソフトウェア開発管理の領域を増やしました。今回の講義の章構成は次のとおりです。
    • ───────────────────
      1. ソフトウェア開発とプロセス
      2. プロセスモデルとプロセス改善
      3. ソフトウェア開発管理の概要
      4. 計画・測定・分析
      5. 設計レビュー
      6. 派生開発プロセスXDDP
      ───────────────────
    • 受講生全員のアンケート結果ではないのですが、回答のあった7名のうち4名が「大変満足している」、3名が「満足している」という結果でした(5段階評価の上位2つに対応)。盛り込み過ぎの部分があったので、来年も開催できるのであれば、ボリュームを少し減らし、演習問題をもう一工夫してみたいと思います。
  • 2021年9月2日(木) 企業でオンラインセミナー:開発プロセスの定義・改善(初級編:1日間)
    • ある企業と受託研究の契約を締結し、定期的にセミナーを開催しています。今回は、開発プロセス定義・改善に関する1日コースのセミナーを開催しました。章構成は前回と同じです。演習6割、座学4割程度の構成で進めました。
    • 今回もオンラインで開催のため、Zoom と Miro を利用しました。Miro の使い方にも慣れてきました。このような機会は、実際の開発現場の状況を知ることもでき、自分にとっても役立つと実感してます。今後も、声をかけていただいた時には、できるだけ積極的に対応したいと思います。
  • 2021年8月26日(木)-27日(金) 企業でソフトウェアプロセス改善に関するオンセミナー(SEPG実践)を開催(2日間)
    • 企業からの依頼で2日間のトレーニングコースを開催しました(SEPG関連のトレーニング、受託研究として実施)。今回が12回目の開催となりました。最初の8回は集合形式で行いましたが、それ以降はオンラインでの開催となりました。演習6割、座学4割程度の構成です。
    • Zoom や Miro を使いながら実施していますが、オンラインでも集合形式とあまり変わらず実施できるようになりました。ただ、オンライン形式の場合は、Zoom でブレークアウトセッションを準備したり、Miro のホワイトボードを用意したりする作業が入るので、サポートの方が必要になる、ということがよく分かりました。当面はオンラインで実施することになりそうなので、オンライン実施時における自分なりの Tips をまとめておこうと思っています。
  • 2020年8月1日(日) 医療ID・実践事例研究会に参加
    • 日本医療教授システム主催の2021医療ID・実践事例研究会に初めて参加しました。分野は違いますが、教育や改善活動に関連した発表は参考になることが多いです。また、この研究会のファシリテーターに鈴木先生がいます。事例発表時の最後のコメント(まとめ)をするのが鈴木先生なのですが、このまとめがとても良く勉強になります。2ヶ月に1回のペースで開催されるので、今後も参加したいと思いました。
  • 2021年7月31日(土) SEAフォーラム:ガンダムGLOBAL CHALLENGE から学ぶ
    • SEA Forum in July 2021 [online] ガンダム GLOBAL CHALLENGE から学ぶを開催しました。
    • 思い起こせば、半年くらい前のSEA幹事会で、MONOistの記事“「実物大の動くガンダム」を実現した道筋とは、プロジェクト関係者が経緯を語る”を読んだ北海道支部の本多さんが、ガンダム GLOBAL CHALLENGE(GCC) テクニカルディレクターの石井さんの話が聞きたい、という提案をしてくださいました。最初は、実現するのは難しいかなと思ったのですが、ダメ元で打診したところ、検討したいという返事があり、そこから4~5回の打合せをして実現まで辿り着きました。企画、設計、調整(メールでのやり取り)、打合せ(オンライン)、当日の司会までを取り仕切ってくれた本多さんに感謝です。
    • 以下は当日の構成です。15時から開始し、16時半で予定どおり終わりました。
    • ───────────────────────────
              本日の構成
      ・ガンダムGLOBAL CHALLENGEの紹介動画
      ・プロジェクトの概要、成功までの話(石井さんから)
      ・プロジェクトの技術マネージメントについてを対話形式
       でお話しを伺う
      ・全体を通してのQ&A
      ・終了時間 16:30
      ───────────────────────────
    • 対話形式で問いかけた内容は、「石井さんがGGCの技術マネージメントとして実践した4つのこと」、「手離れのよさ=インタフェースの切り方について」、「成功の共有について」など14項目でした。どの質問に対しても、実践してきた内容をベースにした回答をいただきました。プロジェクトの裏側を知るという期待と面白さ、“やっぱりそうだよな”と思える納得感が満載のやり取りでした。あっという間の1時間半でした。面白かったです!
    • 私は、プロジェクトマネジメント学科の教員をしていますが、プロジェクトマネジメントの奥深さ、面白さ、厳しさ、楽しさ、ポイントなどを学生に伝えるのは難しいと感じています。このような実際の事例をベースにした内容だと、学生にも伝わりやすいと思いました。世の中にはたくさんのプロジェクトマネジメントの事例があるので、今後、それらを参考・活用して、学生へ伝えるメッセージを考えてみたいと思います。
    • 今回は、動くガンダムが設置されている横浜・山下ふ頭に近い会場を借りて、そこから発信をしました。フォーラム終了後、ひろのぶさん、栗田さん、私の3人で、GUNDAM FACTORY YOKOHAMAに行きました。ガンダムが動くのを待っている時、何と嬉しいことに、石井さんと再び会うことができました。実物大のガンダムを前にして、そのガンダム開発のテクニカルディレクターである石井さんと話ができるという至福の時を味わいました! 本当に、楽しい1日でした。本多さん、お疲れさまでした。また、石井さんとこのファーラム開催のためにいろいろとご協力をいただいた皆様に感謝しています。ありがとうございました。
    • ガンダム1 ガンダム2 ガンダム3
  • 2021年7月27日(火)-28日(水) 企業でソフトウェアプロセス改善に関するオンセミナーを開催(2日間)
    • 企業からの依頼で2日間のトレーニングコースを開催しました(SEPG関連のトレーニング、受託研究として実施)。今回が11回目の開催となりました。最初の8回は集合形式で行いましたが、それ以降はオンラインでの開催となりました。演習6割、座学4割程度の構成です。
    • Zoom や Miro を使いながら実施していますが、オンラインでも集合形式とあまり変わらず実施できるようになりました。ただ、オンライン形式の場合は、Zoom でブレークアウトセッションを準備したり、Miro のホワイトボードを用意したりする作業が入るので、サポートの方が必要になる、ということがよく分かりました。当面はオンラインで実施することになりそうなので、オンライン実施時における自分なりの Tips をまとめておこうと思っています。
  • 2021年7月15日(木) 品質管理セミナー 入門講座:「統計的検定・推定」(1日間)講師
    • 日本規格協会主催の「品質管理セミナー入門講座(6日間)」の講師を担当しました。昨年の7月、今年の1月に続き3回目の担当です。この講座は6日間のコースです(詳細はリンクのセミナーコース詳細を参照してください)。私が担当したのはセミナー3日目の「統計的検定・推定」でした。統計的検定・推定の内容を1日で伝えるのは大変なのですが、教科書はすべて網羅するという方針で臨みました。
    • すべて網羅するには、考え方や計算式を一つ一つ説明していると時間が足りなくなるので、詳細な内容は教科書を読んでもらうことにして、検定・推定のパターンを「平均値の検定・推定」、「分散の検定・推定」に大きくわけ、それが「基準値との比較(一つの母集団)」が対象なのか、「二つの母集団の比較」なのかに場合分けをしました。分類内容の詳細は、以下の検定統計量を参考にしてください。
    • 検定統計量
    • 前回は対面で実施したため受講生が少なかったのですが、今回は、対面とオンラインのハイブリッドだったので、受講生はかなりの人数でした(オンラインでの参加者が圧倒的に多い)。
    • オンラインだと質問もし易いということもあり、今回も前回と同じ程度の質問があったと思います。さまざまなタイプの質問に回答できるように準備をしておく必要があることを痛感しました。そのためにも、内容をしっかりと理解して、分かりやすく説明することが必要になってきます。しっかり勉強しないと!
  • 2021年6月30日(水) ソフトウェア技術者協会 総会
    • ソフトウェア技術者協会総会を開催しました。5つの議案(2020年度事業報告、2020年度決算報告、2021年度事業計画、2021年度予算審議、役員改選)も承認を得られました。今年は、特別フォーラムや連続フォーラムを開催することで、常連の方々以外にもチャネルを増やし、新規会員を増やしたいと思っています。今年度も代表幹事を務めることになりました。幹事・会員のみなさまと協力して、より良い活動ができるように頑張りたいと思います。
  • 2021年6月30日(水) 企業でオンラインセミナー:設計レビュー(3時間半)
    • 企業との受託研究の契約に基づき、企業側の推進担当の方々とソフトウェアプロセス改善活動を推進しています。今回は、1時間のオンラインセミナーを開催しました。テーマは「設計レビュー」です。設計レビューの中でも、主に「レビュープロセス」に焦点をあてた内容にしました。
    • 30分程度の説明とその後の質疑応答という構成で1~1時間半程度のセミナーです。毎回、テーマが決まってから資料を作り、セミナーを開催するというパターンにしています。定期的な打合せの中で資料を作り込んでいくので、資料作りは結構大変なのですが、議論をすることで内容もブラッシュアップされより良いものが出来上がっていると感じてます。
    • 配布資料の概要のページを載せておきます(↓)
    • 設計レビュー
  • 2021年6月17日(木) 企業でオンラインセミナー:品質分析・メトリクス(入門編:1日間)
    • 企業からの依頼で、1日コースのセミナーを開催しました。今回は、品質分析・メトリクスに関する内容です。章構成は次のとおりです。演習6割、座学4割程度の構成で進めました。
    • ──────────────────────
      1. はじめに
      2. メトリクスを活用した仮説・検証による改善
      3. 定量的管理の基礎
      4. 品質分析・メトリクス活用によるプロジェクトの管理
      5. おわりに、総合質疑
      ──────────────────────
    • 今回もオンラインで開催のため、Zoom と Miro を利用しました。オンラインでの進め方も慣れてきました。このような機会は、実際の開発現場の状況を知ることもでき、自分にとっても役立つと実感してます。今後も、声をかけていただいた時には、できるだけ積極的に対応したいと思います。
  • 2021年6月11日(金) JASPIC合宿
    • 日本SPIコンソーシアム(JASPIC)の合宿(オンライン開催)に参加しました。今回は、JASPIC設立20周年を記念した企画でした。合宿は10~19時(17~19時は懇親会)に開催されましたが、大学の授業などもあり、午前中と懇親会だけの参加になってしまいました。午前中は、理事長、運営委員長経験者、理事、CMM/CMMI翻訳チームなどからのメッセージを発信しました。私は、JASPIC 3代目の運営委員長として発表させていただきました。
    • 発表したスライド(↓)を添付しておきます。言葉が少ないのでよく分からないと思いますが、とりあえず、記念ということで。
    • JASPIC20周年を記念して
  • 2021年6月2日(水)-4日(金) ソフトウェア・シンポジウム2021
    • ソフトウェア・シンポジウム2021(SS2021)を開催しました。今回も昨年と同様オンラインでの開催でした。開会の挨拶と2つの基調講演は現地から発信することになったので、期間中、ホルトホール大分の会議室を借りました。私も、4月のプログラム委員会に引き続き、大分に行き参加しました。
    • 基調講演と発表セッションの時に、大きな問題が発生したのですが、何とか乗り切ることができました。基調講演の時は、マイクスピーカーとカメラとPCの構成をどうするかというところで少し混乱してしまい、ドタバタしてしまいました。いろいろなシーンを想定して事前準備をしておかないといかんですね。発表セッションの時は、3つのセッションをパラレルで実行させなければいけなかったのですが、2つしか開けないという状況に陥ってしまいました。Zoom は10個分のライセンスを契約していいたのですが(ワーキンググループを開催するために必要となるため)、メールアドレス(アカウント)は1つしか設定していませんでした。1つのアカウントでも2つの会議は設定できるのです。なので、3つ以上もできるのだろうと思い込んでいました。しかし、実際には2つまでしか設定できないという仕様でした(おそらく)。直前に動作確認もしたのですが、2つまでを確認して、ちゃんと3つ同時に動くことを確認していませんでした。大失敗です。「1つ、2つ、たくさん」ではダメで、「1つ、2つ、3つ、たくさん」にしないとダメですね。“詰めが甘い”と言われればそれまです(^^;)
    • 基調講演、発表、ワーキンググループともにとても良い内容だったと思います。また、質疑応答も活発で楽しかったです。来年のSS2022は盛岡で開催です! 今度は対面で開催したいです…
    • Facebookの投稿(1)
      Facebookの投稿(2)
  • 2021年5月29日(土) 派生開発カンファレンス2021
    • 今回は参加できなかったのですが、派生開発カンファレンス2021が開催されました。
    • 発表資料はWebサイトからダウンロードできますので、ぜひ活用してください!
  • 2021年5月13日(木) 企業でオンラインセミナー:開発プロセスの定義・改善(初級編:1日間)
    • 企業からの依頼で、1日コースのセミナーを開催しました。今回は、開発プロセスの定義・改善に関する内容です。章構成は次のとおりです。演習6割、 座学4割程度の構成で進めました。
    • ──────────────────────
      1. はじめに
      2. ソフトウェア開発におけるプロセス改善
      3. 課題分析とプロセス改善活動の進め方
      4. 開発プロセスの設計と実践
      5. おわりに、総合質疑
      ──────────────────────
    • 今回もオンラインで開催のため、Zoom と Miro を利用しました。オンラインでの進め方も慣れてきました。このような機会は、実際の開発現場の状況を知ることもでき、自分にとっても役立つと実感してます。今後も、声をかけていただいた時には、できるだけ積極的に対応したいと思います。
  • 2021年4月24日(土) SEAフォーラム in 北海道:人工知能で俳句を詠む
    • ソフトウェア技術者協会(SEA) 北海道支部主催のSEAフォーラムに参加しました。
    • 今回のタイトルは「人工知能で俳句を読むよ。「AI俳句一茶くん」の取り組み」でした。講演者は、北海道大学大学院情報科学研究科 情報理工学専攻複合情報工学講座 調和系工学研究室 准教授の山下倫央(やましたともひさ)先生です(所属名が長い(^^;))。
    • 以下は、参加者募集の時の説明文です。
    • ───────────────────────────
      今回は”AI文書作成の先進技術”について知る機会を用意で
      きました。

      人工知能による俳句の自動生成に関する実証実験プロジェ
      クトから生まれた「AI一茶くん」が札幌にあります。
      「AI一茶くん」は人工知能が不得意とされる「感性」や
      「独創性」に俳句づくりを通して挑戦しているのです。

      「AI一茶くん」を通して文書作成の先進的技術開発を紹介
      いただきます。また、風景画像から俳句を自動生成する人
      工知能システムについても紹介いただきます。

      AI、俳句の知識はなくても大丈夫です。
      今回はそれを知る機会です。

      多くの皆さまのご参加をお待ち申しあげております。
      ───────────────────────────
    • 山下先生は、今回とは別のテーマでソフトウエア・シンポジウム2021にも投稿してくださいました。ネットワークが広がり嬉しいです! 今回は北海道支部の主催でしたが、SEAの他の支部や研究会からも発表できるようにしたいと思いました。
  • 2021年4月18日(日) 国際P2M学会 2021年度春季研究発表大会
    • 国際P2M学会主催の2021年度春季研究発表大会を開催しました。今回は、大会企画側の副委員長ということで、協賛の依頼、動画投稿サイト、動画視聴サイトの整備などの役割を担いました。動画視聴サイトは Youtube で準備しました。今まで、Youtubeでの投稿をしたことがなかったのですが、投稿の仕組みや方法などを知ることができて面白かったです!
    • 基調講演とパネルディスカッションのプログラムは次のとおりです。基調講演はどちらも興味深い内容でした。今、会社は、世界はどうなっているのかということが分かる内容でした。パネルディスカッションはとても内容の濃い、よい議論が展開されたと思います、当麻先生の議論の進め方が素晴らしかったです。勉強になりました。
      13:40-14:00 開会挨拶 山本秀男氏(国際P2M学会会長)
             開催校挨拶当 麻哲哉氏
             (慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授)
      14:00-14:50 基調講演1「デジタル時代のアジャイル・ガバナンスのすすめ」
             須賀千鶴氏(世界経済フォーラム第四次産業革命日本センター長)
      14:50-15:40 基調講演2「DXのドライバーは何なのか」
             福田譲氏(富士通株式会社執行役員常務CIO兼CDXO補佐)
      15:40-16:00 休憩
      16:00-17:45 パネルディスカッション
            「超VUCA時代の社会変革とプログラムマネジメント」
             モデレータ:当麻哲哉氏
             パネリスト(順不同):
              沼尻祐未氏(経済産業省商務情報政策局情報経済課
                    アーキテクチャ戦略企画室室長補佐)
              深堀昂氏(アバターイン株式会社代表取締役CEO)
              佐藤達男氏(広島修道大学経済科学部教授)
              白坂成功氏(慶應義塾大学大学院
                    システムデザイン・マネジメント研究科教授)
      17:45–17:50 閉会挨拶亀山秀雄氏(国際P2M学会副会長)

  • 2021年4月9日(金) ソフトウェア・シンポジウム2021 プログラム委員会
  • 2021年3月18日(木)-19日(金) 情報処理学会 第83回全国大会
    • 情報処理学会 第83回全国大会で、修士1年生の学生が発表しました。タイトルは「組み合わせテストケースを基にしたテスト自動化手法の提案」です。
    • 初めての学会発表がオンラインというのは少し寂しい気持ちもしますが、通常の対面時で開催するより多くの方々に聴いてもらえたのは良かったと思います。この数ヶ月は、原稿を書き上げるということと、当日の発表の準備をするということに集中できたと思います。研究を加速させるという意味でも、修士1年の時に、学会で発表をするのはよいタイミングだったと思います。来年度以降も継続していきたいと思います(来年度の修士課程の新入生は2名です)。
    • 私もうっかりしていたのですが、学生表彰の対象となるには学生会員である必要がありました。今回は表彰されるのは難しかったと思いますが、受賞する可能性はあるので、今後、発表する際には学生会員になる、ということも推し進めたいと思います。
  • 2021年3月16日(火) 九州工業大学 PSP/TSP/PBL成果発表会
    • 九州工業大学 情報工学部で実施しているPSP/TSP/PBLの成果発表会(オンライン)に参加しました。
    • 今回は、成果発表として2件の発表がありました。1つめは「PSP/TSPコース」の発表で、2つめは「大学院実践演習(需要創発コース)」の発表でした。それぞれ、修士2年生の方々の発表でしたが、内容、プレゼンともに素晴らしいものでした。
    • 私が所属するプロジェクトマネジメント学科 プロジェクトマネジメントコース ソフトウェア開発管理グループでは、2年生時の「プロジェクトマネジメント実験」ではWebサイトを構築し、3年時の「プロジェクトマネジメント演習」ではWebシステムを開発します。計画をたてよう、見積りをしよう、リスクを管理しよう、チームで作業をしよう、といったことを適宜説明したうえで、実践してもらうようにしていますが、初めてのことでもあり、うまくいかないことも多いです。
    • 実習や演習の前に、PSP/TSP の考え方を学び、実践してみるという活動を入れると、説明されていること、実施していることの理解も進み、今よりうまく実践できそうだなと思いました。今後の参考にしたいと思います。
    • 九州工業大学 情報工学部の「PSP/TSPに基づく実践的ソフトウェアエンジニアリング教育」のサイトは、PSP/TSP の概要を知るにはよくまとまっているサイトだと思います。
  • 2021年3月11日(木)-12日(金) PM学会 2021年春季研究発表大会
    • プロジェクトマネジメント学会(PM学会)主催の2021年春季研究発表大会を開催しました。私は、このイベントの行事委員として論文投稿者との質疑や、司会者の選定などの作業を行いました。
    • 1日目の午前のセッション(11:30-12:30)の司会を務めました。私のセッションでの発表は、次の3件でした。
      • 大規模プロジェクトにおけるプロジェクト管理計画の効果と教訓、梅澤知弘(日立製作所)
      • ソフトウェア安全度に基づくOSSに対するソフトウェア信頼性モデルとその評価、柳澤拓(東京都市大学)
      • アジャイルプロジェクトにおける顧客利益獲得モデルの提案、吉田知加(文教大学)
    • 3件の発表とも、面白く興味深い内容でした。このWebサイトでも時々述べていますが、査読や司会をすると、論文をしっかり読むことになりますので、発表を聴いた時の理解度が一段上がるような気がします。これからも、機会があれば積極的に対応したいとあらためて思いました。
  • 2021年3月1日(月)-2日(火) 企業でソフトウェアプロセス改善に関するオンセミナーを開催(2日間)
    • 企業からの依頼で2日間のトレーニングコースを開催しました(SEPG関連のトレーニング、受託研究として実施)。今回が10日目の開催となりました。最初の8回は集合形式で行いましたが、前回と今回はオンラインでの開催となりました。演習6割、座学4割程度の構成です。
    • Zoom や Miro を使いながら実施していますが、オンラインでも集合形式とあまり変わらず実施できるようになりました。ただ、オンライン形式の場合は、Zoom でブレークアウトセッションを準備したり、Miro のホワイトボードを用意したりする作業が入るので、サポートの方が必要になる、ということがよく分かりました。当面はオンラインで実施することになりそうなので、オンライン実施時における自分なりの Tips をまとめておこうと思っています。
  • 2021年2月20日(土) SEAフォーラム:メタ認知を可視化し対話を図る
    • SEA Forum in Feb. 2021 [online & offline] を開催しました。今回のテーマは「メタ認知を可視化し対話を図る」でした。講演者は、横浜創英大学看護学部 准教授の岡本華枝先生です。(2021年4月からの所属は岐阜聖徳学園大学 看護学部です)
    • 最初に、「GOLDメソッド (GOAL ORIENTED LEARNINGDESIGN METHOD):ゴール達成型学習デザイン」の説明がありました。GOLDメソッドは、“「できる」看護師の頭の中を可視化した看護実践モデル”として、医療教育、看護教育・実践に活用するために開発されました。今回のテーマの中に“メタ認知”という言葉があります。GOLDメソッドを活用することで、看護実践能力を高めるための「認知技能:評価・判断力」の向上につながるということでした。
    • できる看護師は、いろいろな場面で視覚、聴覚、触覚、臭覚などからの情報を入力し、処理を行い、プランの実行、説明・報告、記録などの出力につなげることができます。つまり、入力→処理→処理という認知技能が無意識に働いているということです。別の表現で言えば、看護を実践する自分を支えるもう一人の自分いる(メタ認知能力を持つ)、ということだと理解しました。
    • GOLDメソッドは、できる看護師のこのような認知技能を以下の6段階のステップ(ナースステーションで頭を整える(リハーサル)~振り返り)で可視化したところに特徴があります。さらに、この6段階の中でよく現れる場面を看護実践スクリプトとしてまとめてあります。例えば、第1段階であれば、“病状認識カード”や“リハーサルカード”などが用意されています。このスクリプトは全部で20種類程用意されているそうです。
    • GOLDメソッド
    • 講演の中では、この6段階のステップを演習(題材は「彼女とディズニーランドでデート」)をとおして実践してみました。日常における活動や業務にこの6段階のステップが違和感なく当てはまることが実感できました。システムやソフトウェアの開発においても、この6段階を意識することはよくあります。例えば、バグが見つかった時は、バグの報告からどこに原因がありそうか当たりを付け、次に動作確認をし、原因となりそうな部分を絞り込み、再現するかどうか確認したあと、修正案を考える、といったステップを踏みます。最後に、同じようなバグを埋め込まないように対策を練ります。これ以外にも、「進捗会議に参加する」、「レビューに参加する」などいろいろな場面で、このようなステップが使えそうという感触を持ちました。今後、紹介された図書でGOLDメソッドを勉強し、システム/ソフトウェア開発における認知技能のステップと実践スクリプトの提案につなげることができるかどうか考えてみようと思いました!
    • GOLDメソッドの詳しい内容は、「急変させない患者観察テクニック」に載ってます。
  • 2021年2月4日(木) 講師「ソフトウェア品質技術者初級セミナー」
    • 日本科学技術連盟(日科技連と呼んでます)のSQiP(日本科学技術連盟の下に設置されたソフトウェア品質向上のための活動)で主催するセミナー「ソフトウェア品質技術者初級セミナー」の講師をしてきました(今年度2回目)。私の担当部分は、前回と同じで、“ソフトウェア品質マネジメント概論”と“レビュー技法”の2つでした。
    • 東高円寺にある日科技連ビルにオンラインセミナーのための環境を整え、そこから発信しました。10月に実施した時にうまくいかなかった部分を少し改善したので、前回よりスムーズに実施できたと思います。来年のセミナーに向けて、少し手を加えたいなぁ、と思ってます。
  • 2021年1月28日(木) 団体でのオンラインセミナー開始:プロジェクト管理(計6回)
    • ある団体からの依頼で、「プロジェクト管理」に関する連続セミナーの1回目を開催しました。セミナーの時間は約2時間半です。この連続セミナーは1月に1回、2月に4回、3月に1回の合計6回を予定しています(最後の1回はワークショップを開催)。内容は、PMBOKの知識エリアの中でソフトウェア開発を実践する際に特に大切な知識エリアをいくつか絞り込み、座学と演習をとおして理解を深めるというものです。演習は、毎回4択問題を10個前後用意し、Zoom の投票機能を使って回答してもらう、というものにしました。
    • 手元にあるコンテンツをあまり活用できない内容なので、毎回の準備が大変です。残り5回、結構しんどいですが、「プロジェクト管理」に関連したコンテンツを増やせるので、良い機会ととらえて頑張ります!
  • 2021年1月21日(木) 品質管理セミナー 入門講座:「統計的検定・推定」(1日間)講師
    • 日本規格協会主催の「第88回 品質管理セミナー入門講座(6日間)」の講師を担当しました。7月に続き2回目の担当です。この講座は6日間のコースです(詳細はリンクのセミナーコース詳細を参照してください)。私が担当したのはセミナー3日目の「統計的検定・推定」でした。統計的検定・推定の内容を1日で伝えるのは大変なのですが、教科書はすべて網羅するという方針で臨みました。
    • すべて網羅するには、考え方や計算式を一つ一つ説明していると時間が足りなくなるので、詳細な内容は教科書を読んでもらうことにして、検定・推定のパターンを「平均値の検定・推定」、「分散の検定・推定」に大きくわけ、それが「基準値との比較(一つの母集団)」が対象なのか、「二つの母集団の比較」なのかに場合分けをしました。分類内容の詳細は、以下の検定統計量を参考にしてください。
    • 検定統計量
    • 前回は対面で実施したため受講生が少なかったのですが、今回は、対面とオンラインのハイブリッドだったので、受講生はかなりの人数でした(オンラインでの参加者が圧倒的に多い)。
    • オンラインだと質問もし易いということもあり、今回は、前回と比べると4~5倍の質問があったと思います。さまざまなタイプの質問に回答できるように準備をしておく必要があることを痛感しました。そのためにも、内容をしっかりと理解して、分かりやすく説明することが必要になってきます。勉強しないと!
  • 2021年1月20日(水) 企業でオンラインセミナー:設計レビュー(3時間半)
    • 企業からの依頼(受託研究として実施)でレビュー関連の教育をオンラインで実施してきました(3時間半の教育)。オンラインでの開催でしたが、オンライン環境は企業側で準備してくださったので、直接、開催場所まで出向き、そこで実施しました。教育のタイトルは「設計レビュー教育(中級編) ~効果的な設計レビューの方法を習得し実践する~」にしました。
    • 今回は、グループ演習はなしにして、個人演習と対話を中心にしました。対面だと、反応や雰囲気が見えてしまうので、話しかけづらいなぁと思う時もあるのですが、オンラインだと、あまり気にせず話しかけられる気がします。オンラインで開催する時の良い面の1つだと思います。
    • 今回の構成は次のとおりです:

    • 1. レビューの方法(13:20-14:05)
      (1) レビューとは?
      (2) 効果的なレビューの行い方
      2. WTを実施するプロセス(14:10-15:05)
      (1) 基本原理
      (2) WTの分類と定義
      (3) WTの役割分担
      (4) WTプロセス
         - WT実施上のポイント
         - WTのノウハウ
      (5) WT活動をふりかえる
      3. 未然防止とメトリクスの活用(15:10-15:50)
      (1) 未然防止
      (2) メトリクスの活用

    • 実施後のアンケート結果は、思ったより良かったです! 対話を多くしたのが良かったのだと思います。再度依頼があった時には、今回の内容をベースに、もう一度ブラッシュアップしてみようと思います。
  • 2020年12月21日(月)~22日(火) 企業でソフトウェアプロセス改善に関するオンセミナーを開催(2日間)
    • 企業との受託研究の契約に基づき、ソフトウェアプロセス改善に関する2日間のオンラインセミナーを開催しました。2日間、Zoom で開催しました。講師は、私と受託研究先の方の二人で担当しました。セミナーをとおして私が講師をしましたが、もう一人の講師の方には、一部の説明と演習に対するコメントをお願いしました。業界内や企業内の動向をふまえて対応していただけるので、このような二人の体制でセミナーを進めるのはとてもやりやすいですね。
    • セミナーは、講義40%、演習60%といった比率になっています。グループワークは、Zoom のブレークアウトセッションを使って行いました。また、グループでの議論の結果は、miroを使ってまとめてもらいました。miro の操作は結構簡単で、参加者のみなさんはすぐに慣れて使いこなせていたようです。また、作業中の状況も見ることが出来るので、講師側からしてもとても使い勝手が良かったです。
    • 2日間オンラインで集中するのは結構疲れましたが、思った以上にスムーズに進めることが出来ました。これから、このような形態のセミナーが増えるのだろうな、と思います。今後、このような形態のセミナーで活用できるツールやノウハウを蓄積していきたいと思います。
  • 2020年11月19日(木)~20日(金) 日本ソフトウェア科学会 FOSE2020
    • 日本ソフトウェア科学会主催のFOSE2020:第27回 ソフトウェア工学の基礎ワークショップで司会をしました。私は、このイベントにはプログラム委員として関与していました。
    • 2日目の Session4「プログラミング教育」(13:00-14:15)の司会を務めました。私のセッションでの発表は、次の5件でした。
      • (S5) 花川 典子(阪南大学):Project-based learningの効果的な授業設計の検証
      • (S6) 高橋 圭一(近畿大学):Ruby on Railsの初学者の躓き要因分析
      • (S7) 蜂巣 吉成、石元 慎太郎、吉田 敦、桑原 寛明(南山大学):プログラミング学習者の編集途中のソースコードと模範解答における変数の対応づけ方法の提案
      • (S8) 八十田 周作、槇原 絵里奈、小野 景子、米田 浩崇(同志社大学):初学者同士におけるペアプログラミング学習の支援 -Scratchにおける細粒度操作ログ取得環境の提案-
      • (S9) 米田 浩崇、槇原 絵里奈、小野 景子(同志社大学):Scratchを用いたプログラミング授業における教員支援のためのリアルタイム分析可視化システムCRABERの提案
    • これら5件の発表についての発表概要は、来月(2020年12月)のブログに載せておきます。5件の発表とも、面白く興味深い内容でした。昨日、今日と2日間連続で司会をしました。司会をすると集中して発表を聴くので(当たり前なのですが…)、とても充実した時間を過ごせます。これからも、機会があれば積極的に対応したいとあらためて思いました。
  • 2020年11月18日(水)~19日(木) PM学会 2020年秋期研究発表大会
    • プロジェクトマネジメント学会(PM学会)主催の2020年秋季研究発表大会を開催しました。私は、このイベントの行事委員として論文投稿者との質疑や、司会者の選定などの作業を行いました。
    • 1日目の午前のセッション(11:30-12:30)の司会を務めました。私のセッションでの発表は、次の3件でした。
      • 顧客利益の可視化によるプロジェクト目標の設定に関する提案 ―「アジャイルプロジェクトの木」による顧客ベネフィットの構造化の研究―、吉田知加(文教大学)
      • GUIを考慮した深層学習に基づく最適メンテナンス時刻の推定と最適プロジェクト人員数の推定、柳澤拓(東京都市大学
      • 選挙戦のプロジェクトマネジメント、吉田憲正(オフィス YOSHID
    • これら3件の発表についての発表概要は、今月(2020年11月)のブログに載せておきます。3件の発表とも、面白く興味深い内容でした。このWebサイトでも時々述べていますが、査読や司会をすると、論文をしっかり読むことにな りますので、発表を聴いた時の理解度が一段上がるような気がします。これからも、機会があれば積極的に対応したいとあらためて思いました。
  • 2020年11月6日(金) 発表奨励賞受賞!
    • 国際P2M学会主催の2020年度秋季研究発表大会で、小笠原研究室の今野さん(博士課程)が「P2Mを活用したプロセス改善活動推進フレームワークの提案」という論文を発表しました。
    • これは、私の論文「大規模組織におけるソフトウェアプロセス改善活動の適用評価 — 10年間の実践に基づく考察」などいくつかの論文をベースとして、ソフトウェアプロセス改善活動における現状と課題を整理したうえで、P2M(Project and Program Management)の考え方を活用したプロセス改善推進のためのフレームワークの作り方と使い方を提案したものです。
    • 夏休みの期間、今野さんと毎週議論を重ねて書き上げたものでした。嬉しいことに、発表奨励賞受賞者を受賞しました!以下は、Webサイトからの抜粋したものです。素直に嬉しいです。03-企画/R&D系で受賞された関口さんの論文は、学会やJASPICで一緒に活動をさせてもらっている東京都市大学の岡田先生が共著です。岡田先生の積極的な活動と成果は刺激になります。これからも、頑張っていこうと思います。

    • 「第30回 国際P2M学会秋季研究発表大会」発表奨励賞受賞者のお知らせ
      研究発表審査の結果、下記3名の方が受賞されました。おめでとうございます。
      ・03-企画/R&D系
      関口幸治 様「半導体企業におけるプロジェクトマネジメント強化活動の振返り -プログラムマネジメント及びビジネスエコシステムの視点の重要性-」
      ・04-ICT系
      今野裕紀 様「P2Mを活用したプロセス改善活動推進フレームワークの提案」
      ・04-ICT系
      東海林伸篤 様「官民連携による公共空間の整備・運営に関する研究 -市民参加の視点を踏まえた事業プロセスモデルの類型化と分析 -」

  • 2020年10月31日(土) 5th長崎ODGに参加
    • 5th長崎QDG(5th 長崎 Software Quality and Development Gathering)に参加してきました。実行委員なので参加ではなく開催なのかもしれませが、当日の運営は実行委員長の池田さんと地元の実行委員の方々が担当してくれたので、参加という感じです。一応、実行委員としての仕事として、午後の司会を担当しました。
    • 2016年に開催した長崎ODG2016に参加して以来、久しぶりの参加でした。長崎QDGが立ち上がってちょうど5年目だと思いますが、地元の方々で作り上げているという感じがして、とても良いイベントになっていると感じました。内容も充実していて、来年以降も何らかの関与をしながら、毎年参加したいと思いました。来年も楽しみです!
    • ほんと、久しぶりに飛行機を使った出張でした。オンラインのイベントも何回か開催したこともありますし、オンラインの良さもあるのは分かってますが、でも、やっぱり、人が集まってワイワイやるのは楽しいですね。これから、このような機会が増えることを願ってます。
  • 2020年10月17日(土) 国際P2M学会 2020年度秋季研究発表大会
    • 国際P2M学会主催の2020年度秋季研究発表大会に参加してきました。今回は、オンラインでの開催でしたが、当日午後の基調講演とパネルディスカッションは早稲田大学121号館キャンパスに講演者が集まり、そこから配信するという形式を取りました。私は、大会企画副委員長でしたので(今回は見習いということで、実質的な作業はありませんでした)、当日は早稲田大学まで出向いて参加してきました。
    • 基調講演とパネルディスカッションのプログラムは次のとおりです。池上先生の講演は経験に基づいた内容で、今、世界はどうなっているのかということが分かる内容でした。パネリストからの講演とパネルディスカッションの内容もとても濃密なものでした。国際P2M学会からレポートが発行されたら、このサイトから参照できるようにしたいと思います。

    • 13:20-14:20
      基調講演「グローバルヘルスの考え方」~世界での経験から~」
      池上清子氏(長崎大学 熱帯医学・グローバルヘルス研究科 教授)
      14:20-14:30
      休憩
      14:30-16:40
      パネルディスカッション「危機を乗り越えるP2M」
      モデレータ:
      岡田久典氏(早稲田大学 環境総合研究センター 上級研究員)
      パネリスト(順不同):
      池上清子氏(長崎大学 教授)
      白井久美子氏(日本ユニシス(株) 執行役員)
      吉川成美氏(県立広島大学大学院経営管理研究科 教授)
      島岡未来子氏(早稲田大学 教授、神奈川県立保健福祉大学 教授)

  • 2020年10月13日(火) 講師「ソフトウェア品質技術者初級セミナー」
  • 2020年9月17日(木) 組込み適塾
    • 第13回組込み適塾で、「組込みシステム開発管理の実践技法」という講義を担当してきました。
    • 今年は、Zoomミーティングを使ったオンラインでの開催でした。昨年に引き続き2回目の講義でした。昨年のアンケートで、タイトルと内容にギャップがあるというコメントをいただいたので、しっかり見直そうと思ったのですが、いろいろと考えているうちにあっという間に時間が過ぎてしまい、今回もまた、タイトルとは少しギャップがあるような内容になってしまいました。
    • 内容は、昨年とは大きく変更し、プロジェクト管理を実践するための技法と派生開発プロセスXDDPの説明の2つを主要なテーマとしました。プロジェクト管理の実践のためには、「スコープマネジメント」「チームマネジメント」「セルフケア」の3つが大切ということを説明し、演習や議論をとおして理解を深めてもらいました。質問も多く、良い議論が出来たと思いますが、タイトルと合致していたかというと、今一歩という気もします。来年に向けてもう一度見直してみたいと思います。
  • 2020年9月8日(火) 講演「経験から語るSEPGに送る七つのメッセージ」
    • ソフトウェアプロセス改善に関連した社内セミナーの基調講演に招待され講演をしてきました。今回はオンラインでの講演でした。講演テーマは「経験から語るSEPGに送る七つのメッセージ」としました。奈良さんが JaSST09 Tokyo で講演した時のタイトル「経験論的ソフトウェア品質保証論 ~定義と変遷、その測定~」を参考にさせてもらいました(^^)
    • 時間配分がうまくいかず、最後の方が駆け足になってしまいました。聞いてくださっている方々の反応が分かりづらいので、ちょっと不安は残りますが、通信のトラブルなどはなく無事に終わって良かったです。
    • 講演資料の目次は次のとおりです。
      1. プロセスとは
      2. SEPGに送る七つのメッセージ
        • SEPGの必要性
        • 力を合わせる(仲間内で議論する、勉強する、レビューする)
        • SEPGの厳しさと楽しさ
        • ツールを活用する(ツールに頼らない、でもツールは大切)
        • 専門性を高める
        • 外に出よう、発表しよう!
        • 上司のみなさまへのお願い
      3. これからのソフトウェア開発
      4. おわりに
    • よい機会を与えてくださったみなさまに感謝してます。今回の資料はどこかで活用できることもあると思うので、もう一度見直して内容を洗練しておきたいと思っています。
  • 2020年8月29日(土) SEA関西プロセス分科会「ソフトウェアの検証・テストにおける理論と実践」
    • 第72回 SEA関西プロセス分科会主催のフォーラム「ソフトウェアの検証・テストにおける理論と実践」に参加しました。今回の講演者は、大阪大学の土屋先生でした。残念ながら、途中からの参加で、最後の30~40分程度しか参加できませんでしたが、講演後の質疑応答も活発で面白かったです。参加者に資料は配付されたので、講演内容もあとから確認できて良かったです!
    • 講演の内容です(↓):
       1. アカデミアでの技術
        1. ミューテーションテスト
        2. モデル検査
        3. 動的記号実行
        4. メタモルフィックテスト
       2. 理論と実践
        1. 応用への障壁
        2. 可能なアプローチとは
       3. おわりに
  • 2020年8月16日(日) 国際P2M学会 春季研究発表大会「大会顛末記」
    • 2020年5月のブログ「国際P2M学会 春季研究発表大会 大会開催の中止」でもお知らせしたとおり、春の研究発表大会の開催は中止となりましたが、論文投稿は受け付け、プロシーディングスを発行しました。開催中止に至るまでの経緯を中心に「大会顛末記」を学会誌に寄稿しました。このような記録を残しておくのも大切な事だと思い、大会顛末記に時間の経過に合わせて、その時の状況とその時々の検討内容などを記載しました。
    • 大会顛末記が載っている学会誌「P2Mマガジン【第9号(FREE)】 (発行:2020/08/15)」の内容も充実していますので、興味のある方はぜひ参考にしてください。
  • 2020年8月8日(土) SEAフォーラム:「仕様」の「形式化」を探る ~ UML記述と形式仕様記述を比較する ~
    • ソフトウェア技術者協会(SEA)主催のフォーラム(SEA Forum in Aug. 2020 [online & offline])を開催しました。今回のテーマは、「仕様」の「形式化」を探る ~ UML記述と形式仕様記述を比較する ~ でした。講師は南山大学の張先生です。
    • 講演の冒頭、裏の主題として次の3つが提示されました。
      • コミュニケーションが大事!
        • 外との対話
        • 外から自分を見つめる
        • 新たな発見
      • 理念が大事
      • 道具が大事
    • 上記の内容を含む「はじめに」から始まり、「形式仕様とは何か?」「仕様の構造」、「仕様の表現」、「仕様間の構造」、「おわりに」という構成でした。「仕様間の表現」と「仕様間の構造」のところで、UMLで記述した仕様を形式仕様記述(VDM-SL記述)にすることで、事前条件・事後条件が明確になり、仕様がより厳密に記述できていることが示されました。形式仕様記述をすることで、厳密に記述するということが自然に出来るということでした(そのとおりだと思います)。UML による記述にもいくつかのモデル(仕様モデル、設計モデル)がありますが、それぞれのモデルで、形式仕様を取り入れることで、仕様の曖昧さが排除できると思います。VDM による形式仕様記述を勉強してみようかな、と思いました。
    • 張先生の思いのこもった良い講演でした!
  • 2020年7月16日(木) 「第87回 品質管理セミナー入門講座」の講師を担当
    • 日本規格協会主催の「第87回 品質管理セミナー入門講座(6日間)」の講師を担当しました。この講座は6日間のコースです(詳細はリンクのセミナーコース詳細を参照してください)。私が担当したのはセミナー3日目の「統計的検定・推定」でした。統計的検定・推定の内容を1日で伝えるのは大変なのですが、教科書はすべて網羅するという方針で臨みました。
    • すべて網羅するには、考え方や計算式を一つ一つ説明していると時間が足りなくなるので、詳細な内容は教科書を読んでもらうことにして、検定・推定のパターンを「平均値の検定・推定」、「分散の検定・推定」に大きくわけ、それが「基準値との比較(一つの母集団)」が対象なのか、「二つの母集団の比較」なのかに場合分けをしました。分類内容の詳細は、以下の検定統計量を参考にしてください。
    • 検定統計量
    • 受講生は少なかったのですが、アンケート結果はとても良かったです。以下は受講生からのコメントです。次回も担当することになると思うので、受講生の立場に立ち(私は、今でも統計的検定・推定を理解するのに苦戦していますので)、分かりやすい講義を心掛けたいと思います。
      • 限られた時間の中で、大変と言われている「統計的検定・推定」を予定時間より早く終了し、かつ説明がわかりやすく最高でした。
      • 複雑な計算は既にすんでいる状態での演習だったので、内容を理解しやすかった。
      • 昨日の復習から入っていただいたため、理解を深めることができました。
      • 内容は難しかったが、ポイントを丁寧に説明していただけたので、大まかな理解ができた。
      • 前月の復習から導入してもらえたので、理解しやすかった。
  • 2020年6月26日(金) 講演「ソフトウェア品質をめぐる諸問題とプロセス改善」
    • 日本ファンクションポイントユーザ会(JFPUG)に招待され、JFPUG 2020年度 第1回会合(総会)で講演をしてきました。
    • 講演のタイトルは「ソフトウェア品質をめぐる諸問題とプロセス改善」としました。講演の概要と目次を以下に示します。
    • 概要
      • ソフトウェアは、さまざまな製品やサービスの中核をなすものとなり、現代社会の大切な支柱として急速に重要性を高めてきた。さらに昨今の企業活動においては、新しいデジタル技術によって既存のビジネスから脱却し、新たな価値を生み出すためのデジタル・トランスフォーメーション(DX)の取り組みが加速している。
      • 本講演では、このような状況の中、ソフトウェア品質をめぐってどのような問題があるのかを俯瞰してみる。その後、新たな開発手法やプロセスに取り組む必要があるソフトウェア開発の中で、プロセス改善活動をどのように進めればよいのかを考察する。
    • 目次
      1. ソフトウェア製品をめぐる周辺的な傾向と対策
      2. DXとは何か?
      3. いつか来た道 ~SPI活動~
      4. DXとSPIの類似点
      5. 変革を支える
      6. どのように立ち向かえばよいか?
      7. おわりに
  • 2020年6月24日(水) SEAフォーラム「日本企業のDX実現に向けて」
    • SEA Forum in June 2020[日本企業のDX実現に向けて]を開催しました。
    • 山本先生には名古屋から東京まで来ていただき、講演をしていただきました。山本先生の経験と見識に深く感銘しました。
    • 新型コロナウィルス感染の影響で、大学の授業もすべてオンラインになりました。必然的に、講義の内容も再検討する必要がありました。大学では数年前から manaba という、クラウド型支援サービスを導入していたのですが、私は使ったことがありませんでした。しかし、使わざるを得ない状況になってしまいました。使ってみると、これが思った以上にいいのです。講義資料のアップやレポートの管理・採点は当然できるとして、それ以外にも、小テスト、アンケート、プロジェクト(グループワークをサポートする仕組み)などもあり、使わない手はない、という感じなのです。
    • 何を言いたいかというと、多くの人々は、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する必要があるのは分かっていても、なかなか踏み込めないという現状があるのだろうな、ということです。人は基本的に保守的だと思うので、新しいものを取り込む、取り入れるのはそう簡単ではないと思います。今回のように劇的に環境が変わったりすると何かを変えるきっかけになるということを実感しました。また、この劇的な環境の変化の中で一番大切なことは、“何かを変えるのは誰のためか、何のためか”、という視点だと思いました。自分のためでもあるのですが、学生に対する授業の質をより高める、オンラインでも受講したいと思わせる講義を提供する、というこの点を忘れてはいけないということだと思いました(書いてしまうと当たり前ですが…)。
  • 2020年6月24日(水) ソフトウェア技術者協会 総会
    • SEAフォーラムの開催前に、ソフトウェア技術者協会総会を開催しました。5つの議案(2019年度事業報告、2019年度決算報告、2020年度事業計画、2020年度予算審議、役員改選)も承認を得られました。今年は、オンラインでのイベントを積極的に開催していきたいと思います。今年度も代表幹事を務めることになりました。幹事・会員のみなさまと協力して、より良い活動ができるように頑張りたいと思います。
  • 2020年6月17日(水)~19日(金) ソフトウェア・シンポジウム2020
    • ソフトウェア・シンポジウム2020(SS2020)を開催しました。すべて Zoom を使ったオンラインで開催しました。
    • 始める前は本当にうまくいくのか不安もありましたが、大きなトラブルもなく(小さなトラブルは多数発生しましたが…)、無事終えることができました。
    • 基調講演をお願いした長谷山美紀教授(北海道大学)山本玲子さん(啄木ソムリエ)の講演もとても良かったです。長谷山先生の札幌人図鑑(YouTube)も楽しいです!
    • 山本さんの講演は、16時30分からでしたので、大学の研究室でビールを飲みながら聴講しました。啄木の歌(短歌)にしみじみとしてしまいました。
      • 東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる
      • たはむれに母を背負ひて そのあまり軽きに泣きて 三歩あゆまず
      • 岩手山 秋はふもとの三方の 野に満つる虫を何と聴く
      • 神無月 岩手の山の 初雪の眉にせまりし朝を思ひぬ
      • ふるさとに入りて先づ心傷むかな 道広くなり 橋もあたらし
      • 不来方のお城の草に寝ころびて 空に吸はれし 十五の心
      • ふるさとを出でて五年、病をえて、かの閑古鳥を夢にきけるかな。
      • 今日もまた胸に痛みあり。死ぬならば ふるさとに行きて死なむと思ふ。
  • 2020年5月23日(土) SEAフォーラム「放送大学の中谷教授が語る今すぐ役立つ放送授業の作り方」
  • 2020年4月5日(日)~2020年6月14日(日) SEA関連の会議
    • ソフトウェア・シンポジウム2020(SS2020)がオンライン開催となったため、Zoom を使った実行委員会を定期的に開催しました。毎回、10名前後が参加してくれました。実行委員は日本各地に分散しているので、各地域の近況報告も含めて、毎回楽しく開催できました。
    • 開催した会議(プログラム委員会、SEA幹事会も含む)の概要は次のとおりです。
      • 4/5(日) 7:00-8:00 SS実行員会
      • 4/10(金) 14:00-16:30 プログラム委員会
      • 4/30(木) 20:00-21:00 SEA幹事会
      • 5/9(土) 9:00-10:00 SS実行委員会
      • 5/15(金) 20:00-21:00 SEA幹事会
      • 5/30(土) 9:00-10:00 SS実行委員会
      • 6/14(土) 9:00-10:00 SS実行委員会
    • ソフトウェア・シンポジウムは、初めてのオンライン開催でしたが、事前の準備も比較的スムーズに進み、何とか無事終わりました。ややこしかったのは、Zoom の契約と設定でした。ワーキング・チュートリアル用に8つ、発表用に1つのホストを追加契約し、発表用のホストは500人まで参加できるタイプをアドインしました。いろいろとノウハウを蓄積できたので、来年は、もっとうまくできそうです(^^)
  • 2020年4月4日(土) 奈良さんの自宅へ訪問
    • 久しぶりの外出でした。いつもお世話になっている奈良さんの自宅(神奈川県逗子市)を訪問してきました。自宅の本を整理したいということだったので、池田さんと一緒にお伺いしました。それぞれ、段ボール5箱の本をいただきました。1971年に発行された「人間性と創造性の開発」といった図書から、ビットコインなど最近の話題を取り扱った図書、品質関連の記事が載っている学会誌などをいただきました。これで、大学の私の部屋の本棚がかなり充実します!
    • 人間性と創造性の開発」に付いている帯には「西堀栄三郎・茅野健・小林茂・川喜田二郎・唐津一氏ら第一人者と、各企業の俊英実務家とが共同研究した実践的テキスト」とありました。大学時代、菅野先生からよく聞かせれた方々の名前でした。
    • いただいた本を大学に発送したあと、逗子駅近くのイタリアンレストランに行き、ご馳走していただきました。美味しかったです。
  • 2020年2月14日(金)~2020年4月3日(金) 外出自粛期間
    • 新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、この期間に予定していた学外のすべてのイベントが中止となりました。この期間は、自宅と大学の往復だけで、打合せやイベント参加のための外出がまったくありませんでした。
    • 2/7(金)の卒業研究発表は開催できましたが、3月の卒業式と謝恩会は開催中止となってしまいました。卒業式と謝恩会は3/22(日)の予定でしたが、大学で学位授与式を開催することしかできませんでした(それも、時間をずらして個人で受け取るという形式でした)。4年生にとっての最後のイベントが実施できずに残念でした。学位授与式のあと、4年生が研究室に残っていてくれたので、最後の飲み会を開催しました。楽しかったです! みんな、頑張れ。
  • 2020年2月13日(火) 講師「ソフトウェア品質技術者初級セミナー」
    • 日本科学技術連盟(日科技連と呼んでます)のSQiP(日本科学技術連盟の下に設置されたソフトウェア品質向上のための活動)で主催するセミナー「ソフトウェア品質技術者初級セミナー」の講師をしてきました(今年度2回目)。私の担当部分は、“ソフトウェア品質マネジメント概論”と“レビュー技法”の2つでした。

  • 2020年2月7日(金) SEAフォーラム「IoT時代のアプリ開発」
  • 2020年2月6日(木) 国際P2M学会 ビギナーズ・セミナー
    • 千葉工業大学 津田沼キャンパスで開催された国際P2M学会 ビギナーズ・セミナーに参加しました。これは、P2M(Project & Program Management)及び研究論文執筆の初学者を対象としたセミナーです。18:30~21:00という短い時間でしたが、内容の濃い充実したセミナーでした。内容は以下のとおりです。
      • 論文の書き方(講師:千葉工業大学 田隈広紀)
      • P2Mの基礎知識(講師:中央大学 山本秀男)
      • P2Mの適用事例(講師:東京農工大学 亀山秀雄)
    • 4/25(土)に、千葉工業大学 津田沼キャンパスで開催される春季研究発表大会には投稿できなかったので、秋の研究発表大会にはぜひ投稿したいと思っています。
    • ビギナーズ・セミナーの開催前に、春季研究発表大会で予定されているパネルディスカッションの打合せをしました。出席者は、大会企画委員長の久保先生(千葉工業大学)、大会実行委員長の関先生(千葉工業大学)、パネラーの上條英樹氏(TDCソフト(株)執行役員)と小笠原(パネルディスカッションのモデレーター)の4名でした。今回のテーマは「DXにおけるP2Mとは」です。それぞれのパネラーにどのような観点で発表してもらい、どのような議論をするかという議論ができました。当日の進め方のイメージがまとまってきたました。
  • 2020年1月24日(金) SS2020ロケハン@盛岡
  • 2019年12月26日(木) SS2020実行委員会&SEA幹事会
    • ソフトウェア技術者協会(SEA)ソフトウェアシンポジウム(SS2020)実行委員会と幹事会を開催しました。出席者はWebミーティングの参加者も含め9名でした。SS2020のプログラム委員長の河野(ディー・エヌ・エー)さんも今回から参加です!シンポジウムのプログラムなどに関する議論、SEA主催の国際交流に関する議論など、どちらの会議も中身の濃いものでした。
    • 幹事会のあとは、年末恒例の忘年会を開催しました。今年は、大崎駅近くの萬寿野でしゃぶしゃぶを食べました。美味しかったです! そのあと、落水先生と築地にある熊ごろうまで行き、美味しいお酒をいただきました!
  • 2019年12月14日(土)~15日(日) ソフトウェア信頼性研究会 第15回ワークショップ
  • 2019年12月6日(金) SEAフォーラム in 札幌
    • ソフトウェア技術者協会(SEA)北海道支部主催のフォーラムに参加してきました。今回のテーマは、「コミュニティの継続とグラフィックで伝える・伝わる」でした。
    • 第一部は、「オープンソースの魅力とNPO法人オープンソースソフトウェア協会の継続的活動」でした。湯澤さん、橋本さんの発表では、オープンソースという考え方が出てきた背景とその歴史、日本におけるオープンソースに関する取り組みの状況がよく分かり、勉強になりました。また、最後のディスカッションでもいろいろな観点からの議論ができて、面白かったです。
    • 第二部は、「やってみよう!ファシリテーション・グラフィック ~情報可視化について、知って、試して、考える~」でした。玉城さんの企画・設計した流れにしたがって、実際にグラフィック・レコーディングを作るワークショップでした。途中、イラストの描き方の部分は、小楠さんが講師をしてくれました。楽しくて、あっという間に3時間が過ぎてしまいました。イラストはそれほど難しくないということ(ちゃんと練習をすれば、ですが)、グラフィック・レコーディングにもいろいろなバリエーションがあるということが分かりました。活用できそうな場面で、ちょこっとずつ使ってみようかなと思いました。
    • フォーラムのあとは、北海道の美味しい食べ物を堪能しました! 一軒目は「家庭料理 まさき」、二軒目は「士別バーベキュー」でした。士別バーベキューのすぐ近くのお店でジェラートを食べてお開きにしました。美味しくて、楽しい時間を過ごせました。
    • 北海道支部世話人の林さん、本多さん、安達さん、今回もありがとうございました。次回は、ゴールデンウィーク前の4月末ですね! 楽しみにしています(^^)
  • 2019年11月27日(水) SS2020実行委員会&SEA幹事会
    • ソフトウェア技術者協会(SEA)ソフトウェアシンポジウム実行委員会と幹事会を開催しました。会場に集まったメンバは7名で、Webミーティングでの参加者は4名でした。SS2020の実行委員長である漆原さんも参加してくださいました。どちらの会合ともに時間は短かったのですが、濃い議論ができたと思います。幹事会のあとは、恒例の懇親会に行きました。漆原さん、落水先生、端山さん、ひろのぶさん、私の5名で、大盛り上がりでした!。
  • 2019年11月22日(金) 派生開発問題解決セミナー2019
  • 2019年11月13日(水)~15日(金) ProMAC2019
    • ミャンマーのヤンゴンで開催された ProMAC2019 (13th International Conference on Project Management) に参加してきました。
    • 昨年に続き2回目の参加でした。また、初めてのミャンマーでした。今回もセッションチェア(座長)と発表があったので、ちょっと大変でしたが、楽しい3日間でした。会場と宿泊場所が一緒のホテルなので、時間的には結構余裕があるのですが、セッションチェアは初日と3日目、発表は2日目だったので、何となく心が休まらないという感じの3日間でした。
    • 今回は、行事委員として初めての参加でした。前日の準備や、当日の朝会などに参加し、運営側の苦労もよく分かりました。多くの方々の献身的な努力があるというのは、本当に素晴らしいと思います。
    • 今回も、企業の方も含め、いろいろな方々と議論ができました。また、千葉工業大学の先生方ともたくさん話ができ、学内のネットワークも広がりました。特に、山崎先生久保先生には、セッションで質疑応答のサポートをしてもらったり、晩ご飯に連れて行ってもらったりと、大変お世話になりました。博士課程の事もよくわかりました
    • ProMACは、日本からの参加者が圧倒的に多いのですが、内容はしっかりしていて、実践的で役に立つ論文・発表が多いと思います。来年は、2020年11月17日~21日に、スペインのバレンシアで開催です。
    • ProMAC2019(1) ProMAC2019(2) ProMAC2019(3) ProMAC2019(4) ProMAC2019(5)
  • 2019年11月7日(木) 講演「テスト自動化の普及・展開に向けた取り組み」
    • ソフトウェア・メインテナンス研究会(SERC)主催の「フトウェアの進化と メインテナンスに関するシンポジウム2019(SEMS2019)」で、基調講演をさせていただきました。タイトルは、「システムテスト自動化の普及・展開に向けた取り組み」にしました。SERC代表幹事の増井さんとは、事前に保守に関する議論をさせていただきました。保守に関する理解も深まり、とてもよい機会を与えていただき感謝しています。
  • 2019年10月28日(月) 講演「プロジェクト管理、うまくいってますか?」
    • 株式会社やまびこの横須賀事業所/生産技術部で、「プロジェクト管理、うまくいってますか?」という講演をしてきました(質疑応答込みで1時間半程度)。私の友人がこの事 業所の管理職で、生産技術の改善・改革を推進しています。解決すべき課題や改革テーマ毎にプロジェクトを組んで進めています。これのプロジェクトを、より効果的・効率的に進めるためにはどうしたらよいか、ということに焦点を当てた内容にしました。
    • 構成は以下のとおりです。
      1. プロジェクトとは
      2. プロジェクト管理とは
      3. プロジェクトの診断
      4. 開発プロセス
      5. 開発プロPMBOKの概要
      6. プロセス改善活動の基本
      7. おわりに
    • 講演の序盤には、プロジェクトを進めるうえでの問題点をポストイットに書き出してもらい、みんなでグルーピングを行い、どのような問題があるのかを確認するといったワークも入れました。そして、PMBOKの5つのプロセス群と10個の知識エリアが具体的にはどのような場面につながっているのか、うまく活用するにはどうすればよいか、といったことを中心に友人と一緒に説明しました。
    • 質問もたくさん出て、また、質問をベースとしてよい議論もできたと思います。当日は現場(製造ライン)も見学させていただきました。やっぱり「現場」は面白いですね。改善の宝の山ということを再認識しました。改善・改革が進むことを期待してます!
  • 2019年10月22日(火) SS2020実行委員会&SEA幹事会
    • ソフトウェア技術者協会(SEA)ソフトウェアシンポジウム実行委員会と幹事会を開催しました。今日は祝日だったので、会場に集まったメンバは4名で、Webミーティングでの参加者は4名でした。中谷先生もWebから参加してくださり、ソフトウェア・シンポジウム2020の基調講演者の候補を提案していただきました。ありがたかったです! どちらの会合ともに時間は短かったのですが、濃い議論ができたと思います。幹事会のあとは、恒例の懇親会に行きました。野村さん、奈良さんと楽しい時間を過ごしました。野村さんが途中で退席されたので、途中からは奈良さんと二人だけでした。二人だけで飲むのも良いですね。じっくりと話ができました。

  • 2019年10月21日(月) QuaSTom例会「対話の中で品質を考える」
  • 2019年10月18日(金) PM学会西支部主催「2019年度秋期シンポジウム」
    • プロジェクトマネジメント学会関西支部主催の「2019年度秋期シンポジウム」で講演をしてきました。現在、関西支部支部長楠本先生(大阪大学)から依頼があり、とても良い機会なのでぜひお願いしますと返信させていただきました。
    • タイトルは、「レビューの基本と効果的な実践方法」です。同僚(仲間)で行うウォークスルーの基本とその進め方に関する内容にしました。私の次の講演者は、神庭さん(PMI日本理事 監事)でした。神庭さんの講演は、刺激的でとても面白い内容でした。神庭さんには、2017年9月にSPIトワイライトフォーラムでも講演していただきました。今回の発表と重なる部分もあるので、興味のある方は参考にしてください。講演のあとの懇親会のスピーチで、神庭さんに「品質作り込みにはレビューが必須であるが、レビューに関する教育や実践が不足していると思っていた。今回の発表は参考になと思う。ぜひ活用して欲しい」と言っていただいたことがとても嬉しかったです。この一言が本当に嬉しかったです。
    • 出会いというのは大切ということを感じた一日でした。これからも、このような機会を大切にして、自分自身の幅を広げられるように頑張ろうと思いました。
  • 2019年10月9日(水) SPI Japan 2019
    • SPI Japan 2019 に参加してきました。3日間のイベントですが、2日目、3日目に予定が入ってしまったため、初日だけの参加でした。10/9(水)の初日に参加し、その晩、パナソニック、オムロン、ソニー、NEC、東芝などの現会員とOBが集まる飲み会に参加してきました。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうもので、21時半過ぎに東京行きの新幹線に乗るために、お店を出ました(お店は京都駅前でした)。しかし、時間を間違えていて、東京行き最終の新幹線に乗り過ごしてしまいました… 中央線や総武線快速ではよくやってしまうのですが、まさか、新幹線で出発時間の勘違いをしてしまうとは思いませんでした。
    • 乗り過ごしてしまったことはどうにもならないので、気持ちを切り替えて、もう一度みんなが飲んでいるお店に戻りました。そのあと、みんなでカラオケに行きました。楽しかったです! 幸い、京都駅前のホテルの予約が出来ました。翌日は、6時半過ぎの新幹線に乗り、10時からの打合せに無事たどり着きました。
    • 結果オーライ的な行動はいかん、と反省をした出張になりました。
  • 2019年10月6日(日) 国際P2M学会 2019年度秋季研究発表大会
    • 国際P2M学会2019年度秋季研究発表大会に参加してきました。今回は、慶応大学の三田キャンパスでの開催でした。
    • 午前中は研究発表、午後は基調講演とパネル討論という構成です。御前中は、人材育成のセッションに参加し、6件の発表を聴講しました。スケールの大きな発表が多く面白かったです。セッションの参加者数は10数名だったので、本音ベースでの質疑応答もできたと思います。セッションの発表は次のとおりです。
      1. C-1:門田由貴子、高野研一:P2M「統合マネジメント6知識」を応用した組織診断手法の開発
      2. C-2:市田明子、高野研一:国家公務員の活性化に向けた組織の文化とリーダーシップの影響
      3. C-3:山本洋平、飯島美帆、小関菜月、関研一:人の気持ちの些細な変化を察する能力の測定方法に関する検討―採用スクリーニング手法として応用可能なコミュニケーション能力因子の模索―
      4. C-4:中村明、細矢ひかる:開発プログラムにおけるジェンダー平等の視点に関する考察~カンボジアでの社会調査から~
      5. C-5:小島由美、宝田恭之:低炭素社会構築に向けた未来創生塾(感性を育むプログラム)のロジックモデル検討
      6. C-6:鈴木羽留香:学術領域における体系化の試みの実施単位と参考論点大規模学術プロジェクトの全体俯瞰とシステム化の理論化
    • 基調講演は、慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 中野冠教授の「空飛ぶクルマのシステムデザイン」でした。空飛ぶクルマを実現するためには、さまざまな事柄を考慮し、全体をシステムとして捉えな いといけないということがよく分かりました。空飛ぶクルマ研究ラボにいろいろな情報が載ってます。システムズエンジニアリングの事例として分かりやすいと思います。
    • プログラム終了後、懇親会に参加してきました。中野先生、中村先生、小原先生など、多くの先生方とも話をさせていただきました。とても参考になりました。
    • 来年の春季研究発表大会は、2020年4月25日(土)に千葉工業大学で開催します。PM学科の関先生が実行委員長で、私は副実行委員長です。参加者の方々が「良かった」と思えるようなイベントになるように頑張ります。
    • 慶応大学(1) 慶応大学(2)
  • 2019年9月27日(金) SPIトワイライトフォーラム「自動車サイバーセキュリティ法規対応に求められるプロセスと分析技術」
    • 日本SPIコンソーシアム(JASPIC)主催のSPIトワイライトフォーラムを開催しました。今回は、DNV GLビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社の松並 勝さんから“自動車サイバーセキュリティ法規対応に求められるプロセスと分析技術”というテーマで講演をしていただきました。
    • 松並さんは、以前、東芝の複合機の組込みソフトウェア技術者でした。技術者として充実していたのですが、ある事件をきっかけにセキュリティの世界に入ってきたそうです。そのいきさつは、講演資料を見ていただくと分かります。この講演資料は、内容の濃い、とても参考になる資料ですので、ぜひ有効活用してください。
  • 2019年9月18日(水)~20日(日) EuroAsiaSPI2019
    • 5年ぶりに、EuroAsiaSPI2019に参加してきました。今年の開催場所は、スコットランドのエジンバラでした。飛行機の予約が遅くなり、少し時間がかかるルートになってしまいました。今回は、成田空港からドーハ空港経由でエジンバラ空港に到着しました。所要時間はそれぞれ7時間半、11時間半ですので、ドーハでの待ち時間も含めると、行きは約23時間、帰りは約19時間でした。結構疲れましたが、ドーハとエジンバラ間は結構空いていたので、思ったより楽でした。映画も沢山観ました。
    • 今回投稿して採択された論文のタイトルは、"Historical Significance and Suggestions on Future Works of Software Process Improvement in Japan"です。詳細は、ブログ「EuroSPI2019 (9/18-20) に行ってきました」を参照してください。
  • 2019年9月7日(土)~8日(日) 千葉工業大学 PPA(保護者と教職員の会)
    • 大学の業務ですが、土曜日と日曜日の2日間、水戸と土浦に出張して、地区懇談会に参加してきたので、簡単に報告したいと思います。
    • 千葉工業大学では、PPA(保護者と教職員の会)という組織があり、毎年、全国各地で懇談会を開催しています(もちろん、津田沼や新習志野校舎でも開催しています)。今回、私は水戸と土浦を担当することになり、職員、先生方と出張してきました。懇談会では、大学の状況を紹介・説明し、個別面談を行います。
    • この懇談会に会わせて、同窓会が開催されることが多いようです。同窓会は、地域支部と職域支部があります(現在、59の支部が活動しています)。今回は、職域支部の茨城日立支部の同窓会に招待され、みなさんと楽しい時間を過ごすことができました。この同窓会は、日立グループの方々が中心に構成されています。支部の歴史と連帯感の強さがよく分かる、素晴らしい同窓会でした。このような活動をとおして、大学と地域、大学と企業との連携をより深めていきたいと思いました。
      水戸黄門
  • 2019年9月6日(金) 組込み適塾
    • 第12回組込み適塾で、「組込みシステム開発管理の実践技法」という講義を担当してきました。
    • 会場は、グランフロント大阪でした。大阪駅からすぐのところにあり、とても素晴らしい会場でした。
    • 組込み適塾では初めての講義だったので少し緊張しました。タイトルと内容にギャップがあるというコメントもあり、次回以降(次回以降もあればですが…)に見直しをしたいと思います。やっぱり、もっとしっかり準備をしないといかんと反省してます。あ、しかし、検討時間が短くなってしまいましたが、それなりに準備はしたつもりでした。
  • 2019年8月29日(木)~30日(金) PM学会秋期研究発表大会
  • 2019年8月27日(火) SQuBOK V3 プロセス改善に関する検討会
    • 艸薙さん、古畑さん、安達さんと久しぶりの打合せです。いつものように、東芝 スマートコミュニティセンターで開催しました。艸薙さん、会議室の予約いつもありがとうございます。EuroAsiaSPI2019に投稿した論文が採択されたので、その発表内容について議論しました。論文のタイトルは、"Historical Significance and Suggestions on Future Works of Software Process Improvement in Japan" です。内容の詳細とEuroAsiaSPIで議論された事については、イベント終了後、このページかブログで報告したいと思います。
      20190827

  • 2019年8月26日(月) SS2020実行委員会&SEA幹事会
  • 2019年8月22日(木) JASPIC IDEAL分科会&アジャイル分科会 合同分科会
    • 日本SPIコンソーシアム(JASPIC)のIDEAL分科会とアジャイル分科会の合同分会会を、千葉工業大学で開催しました。約10名の参加者でした。これだけたくさんの方々に来ていただき、本当に感謝です。14時から開始で、16時頃からはお酒を飲みながらの議論になりましたが、IDEALモデルの進化形についてたくさんの議論ができて楽しかったです。ざっくばらんに話ができるのは本当に楽しです。17時過ぎからは、居酒屋に場所を移して盛り上がりました。来年も開催しましょうね!

  • 2019年7月29日(月)~31日(水) TCSE2019 JAPAN TRACK
    • TCSE2019 JAPAN TRACKを千葉工業大学で開催しました。TCSE とは、Taiwan Conference of Software Engineering, Taiwan の略です。2019年の今年、15周年を記念して、日本の2つの団体(日本SPIコンソーシアム(JASPIC)とソフトウェア技術者協会(SEA))とのジョイント・カンファレンスという形態で開催しました。
    • 詳細は、ブログ「12. TCSE2018 JAPAN Track (7/29-31) を終えて」を参照してください。
  • 2019年7月23日(火)~25日(木) 第85回 品質管理セミナー 入門講座
    • 日本規格協会主催の「第85回 品質管理セミナー 入門講座」を、次回以降の講師候補として聴講させていただきました。このセミナーは、合計で6日間という長丁場のセミナーで、品質管理の基本を学ぶことができます。
    • 定員(60名)を上回る数の受講生が参加してました。また、全体的に若い方が多かったです。セミナー冒頭に講師が受講理由を確認したところ、品質管理検定の2級、3級を受講予定という方が多かったです。
    • 今回は、「TQMとその進め方」、「データのまとめ方と適用(QC七つ道具と新QC七つ道具)」、「統計的検定・推定」、「実験計画法・信頼性工学」の講義がありました。残りの講義は、8月後半に実施の予定で、「相関・回帰分析」、「管理図の作り方と活用」、「社内標準化とその進め方」、「サンプリングと 抜取検査」、「プロセス品質保証とその進め方」、「管理・改善とその進め方」という講義があります。
    • 私にとっては、品質管理の基本を再学習するよい機会となりました。後半の講義は聴講できないのですが、どこかのタイミングで聴講させていただき、講師として対応できる準備をしておこうと思っています。次回以降のセミナーで、いくつかの講義を担当することになりそうす。
  • 2019年7月18日(木) 講師「ソフトウェア品質技術者初級セミナー」
    • 日本科学技術連盟(日科技連と呼んでます)のSQiP(日本科学技術連盟の下に設置されたソフトウェア品質向上のための活動)で主催するセミナー「ソフトウェア品質技術者初級セミナー」の講師をしてきました。私の担当部分は、“ソフトウェア品質マネジメント概論”と“レビュー技法”の2つでした。

  • 2019年7月3日(水) SPIトワイライトフォーラム「アジャイル開発を支援するための“アジャイル開発スタートアップキット”」
    • 日本SPIコンソーシアム(JASPIC)主催のSPIトワイライトフォーラムを開催しました。今回は、JASPIC アジャイル分科会から“アジャイル開発を支援するための「アジャイル開発スタートアップキット」”というテーマで講演をしていただきました。
    • アジャイル開発を活用してその効果を得るためには、どのような点に留意したら良いか。アジャイルで開発したいという現場の悩みにSEPG(Software Engineering Process Group)はどのようにガイドしたら良いか。これらの課題解決に向け、アジャイル分科会で開発した「アジャイル開発スタートアップキッ ト」の紹介のあと、実際にこのキットを使った演習を行いました。アジャイル開発に関連するさまざまな議論ができ、参加者からも高い評価を得ることができました。
  • 2019年7月2日(火) システムテスト自動化ワークショップ
  • 2019年6月18日(火) 講演「レビュープロセスの基本とレビューの効果的な実践と改善」
    • デンソークリエイトから販売されているLighting Reviewというツールの製品紹介セミナーで、講演をさせていただきました。テーマは、「レビュープロセスの基本とレビューの効果的な実践と改善」です。
    • 当日は、定員(25名)を超える方々に集まっていただけました。講演の内容は、図書「ソフトウェアインスペクション」「ピアレビュー」をベースに、ソフトウェア品質シンポジウム(SQiPシンポジウム)、ソフトウェアテストシンポジウム(JaSST Tokyo)、ソフトウェアプロセス改善シンポジウム(SPI Japan)などで発表されている内容などを加味したものしました。
    • 私の講演に対しては、それほど多くの質問はありませんでしたが、講演後に実施した Lightning Review の紹介セッションでは、たくさんの質問が出ていました。レビューに対する関心の高さがよく伝わってきました。
    • 紹介セミナーの終了後、デンソークリエイトの山路さん、竹下さん、イオタクラフトの塩谷さんと、一緒に飲みに行きました。とても楽しい時間を過ごせました。こういったつながりが本当に嬉しいですね。

  • 2019年6月5日(水)~7日(金) ソフトウェア・シンポジウム2019
    • 6/5(水)~7(金)の3日間、熊本でソフトウェア・シンポジウム2019を開催してきました。ソフトウェア・シンポジウムも今年で39回目となりました。
    • 今年は、実行委員長の荒木先生 (熊本高等専門学校) と富松さん (電盛社)が地元の方々とのネットワークをいかして、QUEST九州IT融合システム協議会くまもと技術革新・融合研究会熊本県情報サービス産業協会など、多くの団体から協賛をいただけたこともあり、150名を超える参加者となりました。150名を超える参加者が集まったのは、2005年の富山以来でした。
    • キーノート、発表、ワーキンググループ/チュートリアルでは、議論も活発に行われ、参加者の方々には満足していただけたと思います。
    • 来年は、2020年6月17日(水)~19日(金)の3日間、盛岡で開催します!

  • 2019年5月25日(土) TSPIC年次大会
    • 5月25日(土)に、TSPIC(Taiwan Software Process Improvement Consortium)の年次大会に参加してきました。JASPICからTSPICの年次大会には、2016年から毎年参加しています。今年は、TSPICからの要望もあり、“派生開発手法XDDP”の説明をしてきました。XDDP(eXtreme Derivative Development Process)は、SPI Japan 2011 の基調講演、SPI Japan 2017 のパネル討論やチュートリアルなど、SPI Japan で何度も講演をしてくださった故清水吉男氏が開発した「派生開発の要求に合った開発プロセス」です。今では、この手法は日本国内では幅広く浸透し、多くの企業やプロジェクトで活用されています。その活用事例は、毎年初夏に開催される派生開発カンファレンスでも多数公開されています。
    • 詳細は、ブログ「10. プロセス改善の輪を広げる:TSPIC(台湾)との交流」を参照してください。
  • 2019年5月18日(土) 国際P2M学会 春季研究発表大会
    • 今日は、国際P2M学会の春季研究発表大会に参加してます。会場は、早稲田大学です。午前中の発表は面白く、興味深い発表が多かったです。
    • 東京都市大学 岡田先生の「プロジェクトマネジメント行動ルールに関する機械学習エージェントの構築を通じて得られた知見」は、分かりやすくて、参考になりました。今年研究室に入ってきた3年生に機械学習を研究してみたいという学生がいるので、岡田先生の論文やソフトウェア・シンポジウムで発表されている論文などを読んでもらおうかなと思ってます。
    • My Facebook
  • 2019年4月18日(木) SEAフォーラム「自動文書検査ツールRedPen -ツール開発の目的と実践事例の紹介-」
    • ソフトウェア技術者協会(SEA)主催のSEAフォーラムを開催しました。今回は、RedPenの開発者であるクックパッドの伊藤さんとインテックの新森さんに、「自動文書検査ツールRedPen -ツール開発の目的と実践事例の紹介-」というテーマで講演をお願いしました。
    • 伊藤さんからは、RedPen 開発の背景や目的と機能について説明してもらいました。プログラミング技術の習得と経験のためには、OSSの開発が適しているといった話も含めて、いままでの講演では話していない内容も含めて、中身の濃い面白い発表でした。
    • 新森さんからは、上流工程文書の記述曖昧性チェックを主目的として、「日本語文チェックツール」を開発し、社内で広く運用をしている事例について紹介していただきました。ツールや概要や活動内容については、SPI Japan 2018 の発表資料“上流工程文書の記述曖昧性チェックを主目的とした「日本語文チェックツール」の開発と運用”を参照してください。
    • 議論の後半は、ディープラーニングが使えないかという議論で盛り上がりました。文書を記述するための技術、ディープラーニングの性能に関する技術的な課題、文書を検査するための基本的な考え方について、それぞれ示唆に富んだコメントがあり、いろいろと思いを巡らせることができました。
    • 新森さんから紹介のあった以下の内容が心に残りました。
      • 1950年代、von NeumanやAlan Turingは、symbolic AIを信じていなかった。彼らはむしろ、脳から着想を得ていた。が、残念ながら彼らは若くして亡くなってしまったので、彼らの声は世間に届かなかった。その後、AIの黎明期には、知能を表現するにはsymbolic expressionが必要だと 信じられた。知能の本質は、reasoningだと信じられていた。
      • 今日の見方は、それとは全く異なるものである。すなわち、「思考は神経活動の巨大なベクトルにすぎない(A thought is just a great big vector of neural activity.) 」というものである。「思考はsymbolic expressionである」と考えていた人々は大きな間違いを犯していたと思う。
      • 単語の並びが入力され、単語の並びが出力される。だから、その中間にあるものは、単語の並びに違いないと人々は考えてきた。それは、・・・愚かな考えである。
      • 今日のAIはこうした新しい見方に到達している。
      • by Geoffrey Hinton (2018 ACM Turing賞受賞者、Cousera “Neural Networks and Deep Learning”のインタビューより)
    • 講演のあとは、恒例の懇親会に行きました。今回の参加者は私を含めて4名と少人数でしたが、美味しいお酒と料理を楽しみ、たくさん話ができました(^^)

  • 2019年3月26日(火) SPIトワイライトフォーラム「テスト自動化の基本的な考え方とNTTにおける研究開発の紹介」
    • 日本SPIコンソーシアム(JASPIC)主催のSPIトワイライトフォーラムを開催しました。今回は、NTT研究所の丹野さんに「テスト自動化の基本的な考え方とNTTにおける研究開発の紹介」というテーマで講演をしていただきました。第一部では、主要な論文のサーベイをもとに、テスト自動化技術の動向について、以下の項目の説明がありました。具体例を交えた分かりやすい説明でした。参考文献もしっかり載っていますので、資料としての価値も非常に高いです。ぜひ参考にしてください。資料は、講演タイトルのリンクからダウンロードできます。
    • テスト自動化技術の動向:
      • テストケース生成(テスト入力値生成、テスト期待結果生成)
      • 回帰テスト(テストスイートの最小化、テストケースの選択、優先度付)
      • テスト実行ツール
      • テストスクリプティング
    • 第二部では、NTTにおける研究開発の紹介として、(1)回帰テストの自動化を支援する技術と(2)NTTグループにおける普及展開活動の2つの説明がありました。技術としては、“テスト設計/実装の支援:Regumo”と“テスト結果確認の支援:ULTDiff”をデモを交えながら紹介していただきました。どちらの技術(ツール)ともに、開発者のニーズに基づいた実践的な技術(ツール)でした。いかに開発の現場で活用できるか、役に立つか、という視点を持った技術開発でありとても参考になりました。普及展開と技術開発(論文もしっかり投稿し採択されています)を両輪とした活動であり、企業の研究所としてとてもうまく機能していると思いました。
    • 講演のあとは、恒例の懇親会に行きました。今回の参加者は私を含めて9名でした。21時~22時半と短い時間でしたが、たくさん飲み、たくさん食べ、たくさん話ができました(^^)

  • 2019年3月14日(木)-15日(金) PM学会 2019年度春期研究発表大会
    • プロジェクトマネジメント学会主催の2019年度春期研究発表大会に参加してきました。2018年度秋期研究発表大会ProMAC2018に引き続き、プロジェクトマネジメント学会主催の主要なイベントに3回連続の参加です。今回は、セッションの司会と学生発表の評価という2つの役割がありました。私が担当したセッションでは、次の3つの発表がありました。
    • 司会を担当したセッション:
      • ポスト紛争期の復興支援プロジェクトにおけるプロジェクトマネジメントの役割 ―ソロモン諸島における開発援助プロジェクト(IDP)を事例として―
        高橋麻奈(名古屋大学)
      • 多国籍IT サービス・プロジェクト・マネージャの価値観分析に基づく考察
        遠藤 洋之(NTTデータ)、内平 直志(北陸先端科学技術大学院大学)
      • IT 紛争のケースをプロジェクトマネジメントの観点でひも解く(続編) ~ビジネスアナリシス・スキルを磨く~
        永谷 裕子(アスカプランニング)
    • 3件の発表ともに、内容の濃い、聞いていて面白い発表でした。特に、最初の講演者である高橋さんの発表は、ソロモン諸島における開発援助プロジェクトの話で、開発援助プロジェクトとはどのようなものなのかを知ることができました。また、企業に在籍していた頃に全社的に推進した「ソフトウェアプロセス改善活動」と重なるところも多くある、ということも分かりました。
    • 司会が割り当たると、論文をちゃんと読む事になるので(当たり前ですが)、自分の研究領域とは違う論文を読むことができてとても良いです。これからも、積極的に司会を引き受けるようにしたいと思いました!
    • 学生の論文を7件評価しましたが、しっかりしたものが多かったです。東京都市大学の岡田研究室に所属している林努君の論文「機械学習エージェントを用いた量産販売型製品開発プロジェクトのシミュレーション」が、学生研究発表賞 最優秀賞を受賞しました。おめでとうございます!
    • 4年生でこれだけの論文を書けて発表ができるのだなぁ、と驚きました。私のところの学生(来年の3月に、第1期の卒業生が誕生です)にも、今年の秋期研究発表大会や来年の春期研究発表大会で発表することを勧めようと思いました。

  • 2019年3月8日(金) 国際P2M学会 ビギナーズ・セミナー
    • 国際P2M学会主催のビギナーズ・セミナーに参加してきました。このセミナーは、P2M及び研究論文執筆の初学者を対象としたセミナーで、次の3つの講演から構成されていました。
    • ビギナーズ・セミナーの構成;
      • 18:30-19:15 論文の書き方 講師:千葉工業大学 田隈広紀
      • 19:15-20:00 P2Mの基礎知識 講師:中央大学 山本秀男
      • 20:00-20:45 P2Mの適用事例 講師:東京農工大学 亀山秀雄
    • 同じ学科の田隈先生の講演もありました(^^) どの講演も分かりやすく参考になることが多かったです。P2M理論をきちんと勉強して理解しよう、と思いました。
    • 参加者には、図書「イノベーションを確実に遂行する 実践プログラムマネジメント」も配布されました。ありがたいです。読んでみよっと!

  • 2019年3月7日(木) SEAフォーラム「ブロックチェーンは社会基盤となるか」
    • ソフトウェア技術者協会主催のSEA Forum in March 2019に参加してきました。今回のテーマは、「ブロックチェーンは社会基盤となるか」でした。講師は、「ブロックチェーン 仕組みと理論 サンプルで学ぶFinTechのコア技術」の著者でもあるNTTデータの赤羽さん、愛敬さん、稲葉さんの3名です。運営主体がない分散型ネットワークながら情報の変更履歴を公開検証することができ、悪意ある改ざんを防げる技術のブロックチェーン。金融の世界のみならず、新しい社会基盤となり得る大きな可能性を秘めています。どのように使えるのか、これからどのように発展しそうなのか、という事を中心に活発な質疑応答が繰り広げられました。私は、ブロックチェーンの事はよく知りませんでしたが、今回の講演を聞いて、を正しく理解できたと思います。
    • ブロックチェーンに関する勉強や研究をしてみたいという学生がいれば、やらせてみるのも面白いかなと思いました。
  • 2019年2月9日(土) SEA関西プロセス分科会「Nodeから手が出るNode-RED」
    • SEA関西プロセス分科会主催のイベントNodeから手が出るNode-REDに参加してきました。この日は娘の大学受験の日だったので、朝、金町まで見送ったあと、大学(津田沼)まで戻り、修士の学生の発表会に参加したあと、東京から名古屋に向かいました。新幹線が1時間半遅れるというトラブルもあったので到着が遅れてしまいましたが、2時間程度は参加できました。2次会、3次会にはフル参加できました(^^)
    • Node-REDはブラウザ上で操作できるビジュアル開発ツールです。ノードと呼ばれる部品をつなぎ合わせて実装を行い、それらをフローと呼びます。操作は直感的でプログラミング入門者にも優しく、実装したフローは可視化されるのでソースコードに比べて処理の流れを把握しやすくなります。参考:Node-RED日本ユーザ会
    • 今後、ソフトウェアのテストを行う際のドライバスタブを開発するための研究に活用したいと思っています。
  • 2019年2月1日(金) 日本ファンクションポイントユーザ会(JFPUG) 20周年特別会合
    • 日本ファンクションポイントユーザ会(JFPUG)の20周年特別会合に参加してきました。JFPUGと交流のある団体として、ソフトウェア技術者協会(SEA)もご招待していただきました。今回は、SEAの代表幹事として参加してきました。
    • JFPUG25周年特別会合として、特別講演3件と、JFPUG会長 藤貫美佐さんから「JFPUG25年の歩みと今後の中期計画」の発表がありました。この特別会合は、JFPUG会員と招待者限定なので、詳細は話せませんが、すべての講演と発表はとても面白く、勉強になりました。
    • 懇親会の司会をしていたJFPUG 事務局長の倉重さんともいろいろと話をさせていただきました。東芝時代の同僚と大学時代に同級生ということで、その同僚を介して紹介していただきました。懇親会の司会者でしたが、場を盛り上げるのが上手で、歌も上手でした! FPの専門家で、CFPS(Certified Function Point Specialist、FP技術者認定の国際資格)の Fellow(CFPS の上位資格、日本/アジア初取得)という肩書きを持ってました。このような方が日本にいるということも分かり、知り合えてとてもよかったです。
    • 料理、お酒ともに美味しくて、とても楽しい懇親会でした。
  • 2019年1月22日(火) 組込み適塾 講師会と懇親会
    • 組込み適塾の講師会と懇親会に参加してきました。2019年度から「組込みシステム開発マネジメントの基本と演習」を担当することになりました。勉強不足で申し訳ないのですが、組込み適塾を初めて知りました。来年度は第11回なので、すでに10年以上の実績のある活動です。
    • コース及びカリキュラムですが、IPAが提唱するETSSを発展させた組込み技術者向けキャリアガイドに基づく3つのコースが設けられています。
    • 歴史のある組込み適塾の講師を出来ることはとても嬉しいことです。受講者の方々に満足してもらえるように準備をしっかりしたいと思ってます。
    • そうそう、この日の一番の楽しみは、懇親会でした。思ったとおり、講師の方々とたくさん話ができてとても楽しかったです。パナソニックの梶本さん、東陽テクニカの二上さん、ビースラッシュの山田さんと久しぶりに会いました。三人とも、相変わらず元気でパワー全開でした。タイムエンジニアリングの阿部さん、イオタクラフトの塩谷さん、サイバー大学の清尾先生、慶応大学の西村先生と初めてお話しをさせていただきました。ほんと、楽しかったです!
  • 2018年12月15日(土)~16日(日) ソフトウェア信頼性研究会 第14回ワークショップ
    • 千葉工業大学でソフトウェア信頼性研究会 第14回ワークショップを開催しました。
    • 週末の休みの日にも関わらず、20名の方に参加していただき、充実した2日間を過ごせました。今回は、大学関係者8名、学生6名、企業からの参加者6名という構成で、とてもバランスが良く、活発な議論ができました。私は一応大学側ということで(^^;)
    • 日本大学理工学部応用情報工学科の松野先生から、「合意形成手法D-Caseの研究および普及活動 -研究室の立ち上げからこれまでの4年間の活動を通して-」というタイトルで基調講演をしていただきました。D-Caseの歴史や狙い、その構造などが良く分かりました。
    • 発表は11件、すべての発表で活発が議論がありました。私にとってすべて興味深いものでしたが、特に、次の2つの論文は面白いと思いました。
      ・「変数名の紛らわしさが及ぼす影響に関する考察」
       阿萬 裕久(愛媛大学)
      ・「ソースコード要約におけるメソッドの抽出的要約手法の提案」
       小林勇揮、水野修(京都工芸繊維大学)
    • 1年先の話ですが、来年もこの時期に伊勢で開催する予定です。ちょっと遠いですが、観光も交えながら計画をたてるのもよいと思います。興味のある方はぜひお越し下さい。来年は、私も発表したいと思ってます(研究ちゃんとします)!
    • Facebookの投稿
  • 2018年12月7日(金) SEAフォーラム@札幌
    • SEAフォーラム@札幌に参加してきました。今回のテーマは、「コミュニティの講演・個人の応援」でした。毎年、12月のこの時期に札幌でフォーラムを開催するようになって、今年で4年目です(確か)。昨年も大雪でしたが、今年も激しい雪でした(^o^) みんなで、スープカレーのお店でお昼ご飯を食べたあと、会場まで向かったのですが、かなり大変でした。本多さん(SEAの幹事でSEA北海道支部のリーダ)の「すぐ近くですよ」という言葉は、私達の感覚では遠いということだと分かりました。
    • フォーラムは、2部構成になっていて、第1部は、地元札幌の団体「一般社団法人 LOCAL」で活動している佐々木伸幸さん、三谷公美から、『コミュニティの自律から継続活動ための応援』というタイトルの講演でした。第2部は、心といのちのケア専門家 (オカン)である岡山ミサ子さんのワークショップでした。岡山さんは、名古屋の新生会第一病院看護部長であると同時に、NPO法人ビフレンダーズあいち自殺防止センターディレクターでもあります。
    • 1部、2部ともに、内容が濃く、いろいろなことを知ると共に、いろいろなことを考えるきっかけになった講演とワークショップでした。
    • 来年も同じ時期に札幌でフォーラムを開催する予定です! 美味しいものを食べて、飲んで、議論できる最高の場ですので、興味のある方はぜひお越し下さい。
    • Facebookの投稿
  • 2018年11月27日(火)~12/1(土) ProMAC2018
    • タイのバンコクで開催された ProMAC2018 (12th International Conference on Project Management) に参加してきました。
    • 初めての ProMAC、初めてのバンコクでした。今回はセッションチェア(座長)と発表があったので、ちょっと大変でしたが、楽しい3日間でした。日本からの参加者が圧倒的に多いのですが、実践的で役に立つ論文・発表が多かったと思います。企業の方々とも、いろいろと議論ができました。千葉工業大学からは、先生と学生を合わせると25名くらいの参加だったと思います。期間中、たくさん話ができて、とても良かったです。また、よく知っている他大学の先生方も数名参加していました。この先生方とも今後の研究の事などで意見交換もできて、とても有意義な3日間でした。
    • 来年 ProMAC2019 は、ミャンマーのヤンゴンで開催です。期間は、2019/11/12(火)~11/16(土)です。興味のある方、ぜひ、一緒に参加しませんか! 面白いですよ(^^)
  • 2018年11月19日(月) SEAフォーラム「ミャンマーの研究者との対話」
    • SEA Forum in November 2018に参加してきました。今回のテーマは、「ミャンマーの研究者との対話」でした。
    • ソフトウェア技術者協会(SEA) では、本年3月にミャンマー UIT(University of Information Technology) と共同でシンポジウムを開催しました。UIT の学生さんが、日本の団体の主催するアプリコンテストで、最高賞を受賞され来日したのと、先のシンポジウムでは大変にお世話になり、今回指導をなさった Swe Zin Hlaing 教授が来日したので、このような場を設定しました。
    • 学生の方々からは、受賞されたアプリの紹介を、Swe Zin Hlaing 教授からは、ミャンマの Academia の状況や、ご自身の研究内容について話していただきました。受賞したアプリは、病院など、待ち時間のあるところで使うための予約申込みと時間になったら呼び出しをしてくれるアプリケーションでした。質疑応答では、予約時間の精度に関する議論などでり上がりました。
    • フォーラムのあとはレストランに移動して、懇親会を開催しました。とても楽しく、あっという間に時間が過ぎました。
  • 2018年11月15日(木)~17(土) ソフトウェア工学の基礎ワークショップ
    • 第25回 ソフトウェア工学の基礎ワークショップ(FOSE2018)に参加してきました。今回の開催場所は、北海道・函館の湯の川温泉でした。私は、開催場所とは違う湯の川温プリンスホテル渚亭に泊まったのですが、温泉の目の前に海岸があり、とても素晴らしい景観でした。温泉も最高に良かったです! 2泊3日で、7回入ってきました(サウナも毎回入りました(^^))。
    • 今回は、投稿された論文が少ないということもあり、1トラックだったのですが、逆にそれが良かったかなとも思います。複数トラックがあったら聞かなかったような発表が聞けて、とても参考になりました。
    • 学生の方からの発表は、先生方の指導が良いということに尽きると思いますが、とても良い発表が多かったです。また、企業からの発表も複数ありましたが、こちらは実践的な内容で、これもまたとても参考になりました。
    • ライブ論文では、東芝 ソフトウェア技術センターの晏さんが、以下のポスターを発表していました。3月まで私がやっていた仕事を引き継いでくれた内容です(引継ぎというより、押しつけられたという感じだと思いますが…)。とても分かりやすくて、好評だったと思います。私も少しだけ説明しました。晏さんともたくさん話ができて、嬉しかったです。
      ・[L02] 保守性を考慮した自動テストの実装手法の検討
       晏 リョウ、中野 隆司、佐々木 愛美、Sam Duc Vu(東芝)
    • 来年は、私もぜひフルペーパーを投稿したいと思いながら、帰路につきました。
  • 2018年10月26日(金) ソフトウェア・シンポジウム2019(SS2019) ロケハン
    • ソフトウェア・シンポジウム2019(SS2019)の開催場所である熊本に、SS2019のロケハンとして行ってきました。来年の会場である熊本市国際交流会館の下見、プログラムの企画検討、地元で協力をしてくださる方々との交流、懇親会(もちろん、2次会、3次会まであり)が目的です。それぞれの目的を十分に達成することができました!
    • ソフトウェア・シンポジウムの実行委員会に入ると、ロケハン(前年の秋)、プログラム委員会(開催年の4月)、イベント当日(6月の3日間)と3回訪れることができるので、楽しみ方や楽しむ場所が来るたびに膨らんでくるのが嬉しいです。こういったイベントの企画や運営をしてみたいという方、大歓迎しますので、興味のある方は声をかけてください(^^)
    • Facebookの投稿
  • 2018年10月20日(土) SEAフォーラム「言語技術を学ぶ」
    • SEAフォーラム「言語技術を学ぶ」に参加してきました。とても勉強になり、かつ刺激を受けた内容でした。講師は、三森ゆかりさんです。私の感想を述べるより、フォーラム案内に記載されていた【講師から】と【講師紹介】を載せた方が良いと思いますので、以下にその2つを載せておきます。
    • 【講師から】
      日本ではグローバルスタンダートという観点からみて、ある意味特殊な母語教育「国語」が実施されている。それは、言語運用に不可欠な「読み/書き/話す/聞く」ための方法論が十分に指導されないまま12年間の学習期間が終了するという点である。世界各国で母語教育として実施されている「言語技術」を日本語で学習することは、多言語への応用の利く母語力を獲得するために必要不可欠である。ここでは、言語技術概要・対話・物語・説明・分析を扱う。
    • 【講師紹介】
      三森 ゆりか ((有)つくば言語技術教育研究所所長)
      中高時代の西ドイツ滞在経験、総合商社勤務経験を生かし、欧米で一般的に実施されている「言語技術」(Language arts)と読書技術教育の研究と指導をしています。自立してクリティカル・シンキングができ、自分の考えを自在に表現できる子供を育てることを目標に、読書と議論、作文を中心とした指導をしています。指導対象は、幼児から大人まで。近年は、教育機関からの研修依頼に並び、企業からの研修依頼が増加中。また、日本サッカー協会、オリンピック協会、テニス協会、ラグビー協会などのスポーツ団体で、コーチングの基本となる言語技術の指導を定期的に実施。著書:「論理的に考える力を引き出す」「絵本で育てる情報分析力」(2002 一声社)「外国語を身につけるための日本語レッスン」(2003 白水社)「外国語で発想するための日本語レッスン」(2006 白水社)「大学生・社会人のための言語技術トレーニング」(2013 大修館)他。趣味は絵本収集。
    • つくば言語技術教育研究所
      大学生・社会人のための言語技術トレーニング(amazon.co.jp)
  • 2018年10月11日(木)PM講演「プロセス改善活動の基本と実践」
  • 2018年10月10日(水)-11日(木)AMソフトウェアプロセス改善シンポジウム2018
    • ソフトウェアプロセス改善シンポジウム2018(SPI Japan 2018)に参加してきました。3日間のイベントなのですが、いくかの用事と重なってしまい、最初の1.5日間だけの参加になってしまいました(-_-)
    • 今回は、「エンジニアリング改善(要求・設計)」と「プロセス改善②」の2つのセッションを聞いてきました。どちらのセッションも面白い発表が多く、参考になることが多かったです! プロセス改善②のセッションでは、新森さん(インテック)による「上流工程文書の記述曖昧性チェックを主目的とした「日本語文チェックツール」の開発と運用」という発表がありました。これは、社内で「日本語文チェックツール」サイトを作り多くのユーザに使ってもらっているという発表でした。チェックツールは、OSSを最大限に利用して構築していました。私は初めて知ったのですが、REDPENという、自然言語で記述された入力文書をチェックするツールを活用していました。
    • REDPEN+事例発表(新森さん)という構成で、SEAフォーラムでの企画を検討したいと思っています!
  • 2018年9月12日(水) チュートリアル「プロセス改善活動の基本と実践」
    • ソフトウェア品質シンポジウム2018(SQiPシンポジム2018)の併設チュートリアルの講師をしてきました。チュートリアルのタイトルは、「プロセス改善活動の基本と実践~これからのソフトウェア開発をより良くするために~」です。ありがたいことに、41名の方に参加していただきました。
    • 内容は、
      ・第一部 プロセス改善活動の基本的な考え方
      ・第二部 プロセス改善活動の進め方
      ・第三部 ツールや技術の導入と活用
      という構成にして、演習を交えながら行いました。チュートリアルの冒頭に、SEPGやSQAGといった聞き慣れない用語を説明したので、少し戸惑ったところもあったと思いますが、内容についてはだいぶ理解してくれたと思っています。質問もたくさん出て、ありがたかったです。
    • 「CMMIをよく知っている方?」と聞いたところ、手が挙がったのは数名(2割弱)でした。いわゆるブームだった頃(1990年後半~2010年頃まで)と比べるとだいぶ変わってきたという印象を持ちました。モデルを知り活用できるようになると、それは自分にとっての強みになると思うので、モデルの大切さや意義は伝えていきたいと思いました。
    • チュートリアル開始前の控え室で、永田さん秋山さん町田さん小池さんと少しだけですが、話をしました。楽しかったです。
    • 後日、事務局からアンケート結果(自由記述のコメント欄に記載された内容)が届きました。このようなコメントを頂けると励みになりますね(^^)
      • 演習を交えているので、手を動かして自分も改善活動に取り組むことができました。
      • 他社の事例が参考になりました。
      • 具体的な事例の話が多くあり、大変参考になりました。
      • 人もプロセスの一部です。という言葉が印象に残りました。
      • 演習を行いながら進んだのでわかり易かったです。
      • SPI活動の三権分立が参考になりました。
      • プロセスの重要性を再確認しました。
      • 知らなかったダイヤグラムを知ることができ、良かったです。
      • モデルベースアプローチと課題ベースアプローチが参考になりました。
      • 長期間の多くの経験をもとに話をして頂き有効でした。
      • SEPGの存在、概念そのものが参考になりました。
      • 楽しく覚えることができました。
      • 課題の分析にモデルベースアプローチと課題ベースアプローチがあるという点が2つのチームで両方のやり方で取り組んでいるのでそういうことかと納得できました。
      • SPI活動の実践において、時には「継続が目的」と言ってしまっていい時期はあると述べられていたことが印象に残りました。勇気づけられた感があります。
      • プロセス改善とは、人・ツール・手順がセットだということ、ツールは道具でしかなくて軽視しがちだったが積極的に活用のことを考えたいです。
      • 丁寧に質問にお答えいただきありがとうございました。
  • 2018年8月30日(木)-31日(金) PM学会 2018年秋期研究発表大会
    • プロジェクトマネジメント学会2018年度秋期研究発表大会に参加してきました。「ソフトウェア開発におけるテストチームの設置に関する一考察」というタイトルで発表もしました。プロジェクトマネジメント学会では、春と秋に研究発表大会を開催していますが、初めての参加でした。学生の発表も多く、テーマも多岐にわたり、とても刺激的で参考になる発表が多かったです。毎回恒例になっているそうなのですが、ネットワーキング(意見交換会)では、その地域ならではの出し物とカクテルが提供されていました。楽しかったです!
    • NTTデータの町田さん、東京都市大学の岡田先生とも話ができて良かったです。お二人とも、発表もしてました。
  • 2018年8月29日(水) PIトワイライトフォーラム「レビューで欠陥をみつける方針を考えてみませんか?」
    • JASPIC主催のSPIトワイライトフォーラムを企画し、開催してきました。今回のテーマは、「レビューで欠陥をみつける方針を考えてみませんか?」でした。講演は、名古屋大学の森崎先生にお願いしました。レビューの観点を用いて、仕様書のレビューを行うといった演習も含まれていました。実践的でとても役に立つ内容でした。議論も懇親会も盛り上がりました!
  • 2018年8月10日(金) SEAフォーラム「IoTセキュリティと企業の取り組み — 現場の第一線で活躍するエンジニアを交えて —」
    • SEA Forum in August 2018に参加してきました。今回のテーマは、「IoTセキュリティと企業の取り組み — 現場の第一線で活躍するエンジニアを交えて —」で、講演者は、パナソニック(株) 製品セキュリティセンターの中野学さんでした。
    • 以下のような話を含めて、実践に裏打ちされ、示唆に富んだ内容でした。残念ながら参加者が少なかったのですが、逆に、遠慮することなしに、いろいろな事が聞けて良かったです!
      • 例えば、ある国で製品を開発しようとすると、ネットワーク接続が必須なので、「このWiFiモジュールを使うこと」と言われて、提供されることもある。しかし、このモジュールに脆弱性があるかどうかの判断は自分達ではやりきれない。
      • アクセルを踏んだ回数で、保険料が高くなったり、低くなったりするという世界がすでに出てきている。
  • 2018年7月10日(月) 講師「ソフトウェア品質技術者初級セミナー」
    • 日本科学技術連盟(日科技連と呼んでます)のSQiP(日本科学技術連盟の下に設置されたソフトウェア品質向上のための活動)で主催するセミナー「ソフトウェア品質技術者初級セミナー」の講師をしてきました。私の担当部分は、“ソフトウェア品質マネジメント概論”と“レビュー技法”の2つでした。
  • 2018年6月29日(金) SEAフォーラム「「SQAのいま — 受託系ソフトウェアの実務—」
    • SEA Forum in June 2018に参加してきました。今回のテーマは、「SQAのいま — 受託系ソフトウェアの実務—」で、講演者は、(株)日立ソリューションズ 品質保証統括本部 主任技師の下山一樹さんでした。
    • 参加者募集の案内文の中に、「ソフトウェア品質保証は、永遠の課題です。情報システムの複雑性の増加・規模の増大・新しいタイプのソフトウェアの出現に伴い、SQA も進化していく必要があります。」とありました。今回の発表では、進化し続けるSQAの話を聞くことができました。徹底することで、大きな価値を生みだし、強みとなっていることが分かりました。
  • 2018年6月6日(水)~6月8日(金) ソフトウェア・シンポジウム2018
    • ソフトウェア・シンポジウム2018 in 札幌に参加してきました。今年は、実行委員長、プログラム委員長という大役は外れて、実行委員・プログラム委員という立場で参加しました。
    • 毎年、面白くて楽しい3日間なのですが、今年も、十分に堪能しました。特に、キーノートは、北海道ならではの話題と講演者が揃っていました。1つのイベントで、こんなに素晴らしい講演に3つも出会えるとは、本当に幸せです。
    • 実行委員長の本多さん、中野先生、プログラム委員長の安達さん、落水先生、お疲れさまでした。今回もいろいろな事を学びました。
  • 2018年5月22日(火) SPIトワイライトフォーラム「人工知能の品質保証」
    • JASPIC主催のSPIトワイライトフォーラムに参加してきました。今回のテーマは、「人工知能の品質保証」で、講演者は、日本アイビーエム(株)の細川 宣啓さんでした。
    • AIの品質メトリクスとは何か(機能性の品質特性は一部にすぎず、それ以外はまだ明確に確立されていない)、ブラックボックスである、トレースバックが難しい、PoCをやってみるがそこから抜け出せない(PoC地獄、PoC貧乏)などの興味深い話がありました。
  • 2018年4月21日(土) 国際P2M学会 春季研究発表大会
    • 国際P2M学会主催の第25回国際P2M学会研究発表大会に参加してきました。国際P2M学会のP2は、実践分野では既に定着しているプロジェクトプログラムの2つのPを意味しています。P2Mタワー(リンク先のページの末尾に載ってます)の構造は、企業で働いている方々にとっては、親和性の高い構造だと思いました。これから、P2Mタワーについてしっかりと学びたいと思います。
    • 国際P2M学会名誉会長、東京大学名誉教授である吉田邦夫先生の「ポスト平成に向かう社会と技術の展開」という講演は、幅広く、かつ奥が深く、再確認できた事とこれから立ち向かわなければいけない事を再認識できて、とても良かったです。
Last Update:2024/07/22